表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

エピソード1

春・・それは時に出会いの季節である。そして、別れの季節でも・・・


ここに一軒の古びた店がある。書斎のごとく本が大量に積み重なり、その中に丁寧に置かれた置き鏡が一つ。縁結び相談所。そこに、ときおり訪れる相談者のお話です。


「カランコロン」

ドアを開ける音が鳴り響く。


今日のお客様だ。

「いらっしゃい!」

店主の掛け声は、いつも通り陽気だ。

「あの・・・縁結びをしてくださるお店はここですか?」

おどおどした声のお客様が扉の前で立っている。

「はい!そうですぜ!」

相変わらず陽気な声で答える店主。


「あの・・・縁結びをお願いしたくて、どんな方でも大丈夫ですか?」





意味深な質問だ。


「大丈夫だよ!」

「そうですか・・安心しました。実は・・・」

ここにくるお客様は人間のみとは限らない。今回のお客様も訳ありではあるが神様だ。

とある人間との縁結びを希望してここにきている。


「実はかれこれ生まれてからずっと、守護神として働いてきたのですが、人間との縁結びをお願いしたくてですね」

矢継ぎ早に話す彼女は守護神だという。

「ほう?それはまたどうして・・・」

店主は聞く。

実をいうと守護神と人間との縁結びは、滅多になく『禁忌』に近いものでもあるからだ。

「はい・・なんといいますか」

頬を赤らめて彼女は答える。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ