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First Contact 〜未知との遭遇〜

タイトルは「ロシデレ」リスペクトしてます。

内容はもはや原型がありません。

              『こんな惑星滅ぼしてやるっっ!!』


     私は男の高い声に聞こえるその声をキャッチした。

     (やった、実験は成功だ!!ついに、火星人を見つけたぞ!) 




 ______________________________________________




   私の名前は下村はやこ、人呼んで謎多きマッドサイエンティストしもちゃん。

   よく独り言を呟いている孤高の天才だ。

   県内有数の自称進学校"ヤマニシ学園”に通う高校一年生だ。

   そんな私は、昨晩ついに、長年研究してきたある装置の開発に成功した。

  「その名も火星人発見器!プロトタイプしもしも バージョン2.1!!!!」

  思わず叫んでしまった言葉が部屋でこだまする。 

  この装置は、火星人が出していると考えられる電波をキャッチするものだ。

 つまり、火星人がテレパシーとかを使ったらその電波をこの装置で捉えられるすごものってこと。

  しかも、その電波を使用者の脳内に送ることができる。

  すごい、私って天才。

 ちなみに、火星人が見つかったらいいなという私の願望が装置名に入っているだけで、別に火星人だけを識別できるような装置ではない。

装置の大きさはスマホぐらいで、見た目もほぼスマホで、もはやスマホよりスマホしてるみたいな形だ。


 ということで、早速登下校中に使おうかと思ったが、私は自転車通学でえげつない坂を下ったり登ったりする必要があるので物理的に無理だし、そもそも自転車スマホは危ないからね!スマホじゃないけど。

 てことで、学校で早速実験開始だ。一応動作確認として親の前でこっそり起動してみたけど、まあ、さすがに親が火星人ってことはないから反応はなかった。だから、まあ、んー、これが正常に作動するかはわからんがそこも含めての実験だからね。

 てことで、トリガーオン! ぽちっとな

            

             『こんな惑星滅ぼしてやるっっ!!』


 ______________________________________________

  そして、今に至るってわけだ。

 流石の私もしょっぱなから実験開始0秒で「こいつ!脳内に直接語りかけてやがる!」が体験できるとは思わなかったけど、というか語りかけられてはないけど。

 てか、この火星人だいぶ痛くね?こんな惑星滅ぼしてやるとか、中二病じゃん。

 まあ、それは置いといて発信源を探しますか。

 えーー、この機械は、あ、いや、この装置は、発信源の近くに行くほどそいつの声が大きく聞こえる仕組みになってるから、一旦教室出るか。

 とりあえず、廊下歩いてるけど、もう声聞こえないな。

 まさか、私がさっき中二病って言ったのがバレたから火星人ちゃん黙っちゃった?

 だとしたら、マジワロス、逆に萌えるね。

   

 『まじ、ありえないだろっ!あの店員、俺が手だしてるのにおつり手におかないで募金箱に金ぶち込      

 むとか!!』


 それは草。店員やばすぎだろ。てか声小さくなった気がするな、もとがでかいせいかあまり差を感じないが。てことは、私のクラスのだれかか?ちなみに私は高校1年A組の高等部。

 私がクラスに戻ろうとしていると、


 『いや、確かに俺が募金命!!のTシャツきてましたけども、さすがに無言で1万5000円を募金するのはエグいでしゅ。』

 おっ、やっぱり音量が大きくなったな。募金命のTシャツきてるならしょうがないだろ、

 それにしてもこいつ誰に向かって喋ってるんだ、あと”でしゅ”は

かなりアレだな、まあ、火星人だしそういうもんか。

まだ、火星人かはわからんけど。

 てか、こいつ、独り言を呟く私の同類かと思ったけどちがうわこれ、多分母星と交信とかしてるんだわ、さすがにこの装置じゃ火星からの電波はまだ拾えないか。

 まあ、まだこいつが独り言を喋ってるだけの可能性もなくはないが、そうだとしたらかなり親近感が湧くね、あれこれ考えてるうちに教室だ。


 えーと、けっこう登校してきてるけど、それっぽいのは・・・いないな

 一人一人至近距離まで近づいて音量の差を確かめてみてもいいけど、さすがに骨が折れるし怪しいからやめとこ。そもそも、会話に”でしゅ”を使うようなやつなんだからロクなやつじゃないだろ。


『火星の技術で今日の850の答え教えてくれよ、補習がだるいんだよ』

 

 やった、やっぱり火星人だったぜ。

 ちなみに、 850ってのはヤマニシ学園特有の8時5o分に始まる10分間の小テストのことだ。

 10分間のテストのくせして、補習は30分間あるから、絶対に補習にはかかりたくないとヤマニシ生の誰もが思っている。

 火星の技術だったら、今日の850の答えがわかるのか、できれば私にも教えてほしいがこの声の主がわからん。というか、850のこと研究に没頭しすぎてて忘れてたから勉強しないとまずいな。

私が鞄から勉強道具を取り出すと、

 『ほら!隣のやつもだいぶ焦ってるようにみえるだろ!え?火星からじゃ見えない?、そんなことはわかってるからトニカク答えを教えてくれよ』

 ん? 隣のやつって私のことか? 別に焦ってないが・・・

 てかついに判明したぞ、火星人の正体が、それは私の隣の席にいるこの男。



               確か名前は・・・黒岩幸太郎だ。









次回交信は今週の日曜か、来週のどこかの予定。(ブッチするかも)

なんか誤字とか文章的におかしいとこあったらコメントで教えてください。

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おいいつになったら次回交信が来るんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ 人生の楽しみだったのにぃぃぃぃぃぃぃぃ
マジでクソおもろかった 天才実力派小説家になれると思う
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