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ねえ、『あの噂』知ってる?  作者: ニャン小太郎
2/2

後編

(「すみません。私の質問のせいで。大丈夫ですか?」

はい、・・・大丈夫です。こちらこそ、あの、・・すみません。)


(「いえ、それで申し訳ないのですが、もう少しだけお話よろしいでしょうか?」

えっ!?えっと、・・はぃ・・・

えー!?もういいでしょ!顔色悪すぎ!!ねえ、もう帰ろ?

う、うん。すみません、これ以上は、もう・・・。)


(「いえ、こちらこそすみません。今日はありがとうございました。」

いえ、じゃあ、失礼します。

さよーならー。



あ、あの!気をつけてください。

本当に!危ないかもなので・・・。

だって、その・・・あなただって・・・・。)







《まだ、・・・・・死にたくはないでしょう・・・?》








中間調査報告:『あの噂』について聞いてみたが、有力な情報が中々出てこない。ただ、『あの噂』を知ってる人は皆、何かに怯えているようだ。気をつけるよう何人かに忠告もされた。これ以上何もでなければ、ここで打ち切りか・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今、『あの噂』について有力な情報提供があると連絡があった。今からその人物に会ってこようと思う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。








(ねえ、知ってる?『あの噂』を色々聞いてた人がいたじゃない?

えー!?なにそれ!?その人大丈夫なの?

だ~か~ら~!全然大丈夫じゃないんだって!!今!行方不明らしいよ?

えー!?嘘でしょ!?本当に?

本当、本当!なんかね~誰かに呼ばれて行ってそれっきりらしいよ?

うわ~、それって確実に『あの噂』のせいでしょ?・・・・・・忠告意味なし。

まぁ、だろうね。・・・・・気をつけるよう言ったのに。

私達も、気をつけないとね。・・・・ 二の舞になっちゃう。)









調査結果:・・・調査人不明の為、・・・・・続行不可能とみなし、・・調査を終了、し

ま す。

ここまで読んで頂きありがとうございます。

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