ナンバリング
掲載日:2023/10/07
数字を刻んでいく。
俺はイラストレーターとして働いている。
ついこの前は、小さい会場ではあったものの個展も開かせてもらった。
この数字は俺が作った作品たちに付けている一連の番号だ。
最初にこの番号を付けたものは大学の卒業作品だった。
卒業制作で作ったのはいいものの、全くと作品のタイトルが出てこない。
まあ抽象画に近いものだったからこその名づけの難しさであったが、そこで考えたのが番号だ。
習作ではいくらか番号を付けて管理していたこともあったが、それはあくまでも表には出さないものだ。
だから作品タイトルに、わざわざ作品ナンバーを付けるなんてことを考え付かなかった。
結果として付けたものはよかったといえるだろう。
あとあとはタイトルは考えることができたり、考えられなかったりすることになった。
考えられた場合は、作品ナンバーの後ろに副題として付けることにしている。
そして今もなお、この数字は増え続けている。




