表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
草原演義 付録  作者: 秋田大介
巻四
8/26

巻四 登場人物および関連地図

草原(ミノウル)全土

挿絵(By みてみん)


■ジョルチ部


《フドウ氏》

インジャ……本編の主人公。のちのミノウル・ハーン。数多の盟友(アンダ)とともに草原(ミノウル)を統一する英雄。称して「義君」。敵人からは「亡族の小僧」と呼ばれる。


タンヤン……身の丈八尺の長身。大将旗を護持する。


ムウチ……インジャの母。のちの聖母太后。夢に天王(フルムスタ)に会う。


ハクヒ……インジャの伯父。フウの兄。テクズスの追撃からムウチを守る。ウリャンハタ部との戦でインジャの身代わりになり戦死。


《ジョンシ氏》

ナオル……インジャの最初の盟友(アンダ)。胆力に卓れた智勇兼備の良将。諸将の信頼厚く、山塞では副主。


シャジ……ジョンシの宿将。


ウルゲン……ナオルの兄。ミクケル・カンの援助で族長(ノヤン)になる。


テヨナ……ウルゲンの妻ボドンチャルの侍女。


《キャラハン氏》

セイネン・アビケル……ベルダイ右派に敗れ、インジャに投じてその盟友(アンダ)となる。知謀衆に優れ、神算鬼謀を以てズラベレン氏を降す。隷民軍を指揮する。


《ズラベレン氏》

コヤンサン……ズラベレン三将の筆頭。勇猛にして豪放。神都(カムトタオ)では酒乱の悪癖が禍を招く。


イエテン・セイ……三将の一。寡黙で冷静。


タアバ……三将の一。


《ベルダイ左派》

トシ・チノ……「チノ」の号を持つ若き族長(ノヤン)。ジュレン部に追われ、インジャの山塞に投じる。


チハル・アネク……キハリ家の女将軍。二条の鉄鞭を操る。かつて密偵と誤ってインジャを捕らえる。山塞の戦で勇名を馳せる。


キノフ……医道に通じた娘。「天仙娘」と称される。


サイドゥ……トシ・チノの片腕。知謀の将。


カトラ……左派の先鋒。


タミチ……左派の副先鋒。


ナハンコルジ……左派の将軍。


ノイエン……身の丈九尺の巨漢。


カナッサ……写生に長ける。称して「金写駱(アルタン・テメエン)」。


アンチャイ……キハリ家の娘。野盗に襲われたが、ゴロに助けられる。マシゲル部のギィに嫁ぐ。アステルノに捕らえられたが、チルゲイのはたらきでギィの許に帰った。


《ベルダイ右派》

サルカキタン・ベク……右派の族長(ノヤン)。勇猛なるも短慮にして酷薄非道。称して「大人」。敵からは「野人」と呼ばれる。


トオリル……指揮統率に卓れる良将。献策するも容れられず、出奔してインジャに投じる。


《アイヅム氏》

コニバン……テクズスの子。仁に富む好漢。サノウの計で山塞に降る。



■タロト部


マタージ・ハーン……ジェチェンの第三子。インジャの盟友(アンダ)。ジェチェンに代わって即位。のちの「通天君王」。ウリャンハタ部に敗れ、インジャと行をともにする。


マジカン……マタージの兄。タロト部の右王。


ゴルタ……猛将。インジャの初陣を輔ける。タロト部の左王。


ジェチェン・ハーン……「メンドゥの妖人」と称される。ウリャンハタ部の奇襲で命を落とす。



■カムトタオ(ジュレン部)


ハツチ……身の丈八尺。長髯を靡かせる好漢。「美髯公(ゴア・サハル)」と称される。コヤンサンの酒乱がためにインジャに投じる。


イェリ・サノウ……大興の王族の末裔。人嫌いだが知謀才略は傑出している。セイネンと同窓に学ぶ。招かれて山塞に投じる。


ゴロ・セチェン……神都(カムトタオ)一の富豪。奸計に嵌まりギィを頼る。


ヒスワ・セチェン……ゴロの家宰であったが、これを陥れる。「奸人」と称される。草原(ミノウル)に覇を唱えるため計略を練ったが、山塞に敗れる。その後、セペート部と結んでヒィ・チノの留守を襲う。


サルチン……商人。知謀衆に優れる。山塞の役敗戦後、ホアルンに難を避け、ヒィ、チルゲイらと交わりを結ぶ。


ヘカト……商人。寡黙。コヤンサンと争った。ヒスワを諫めたあと、やはりホアルンに出奔してチルゲイと再会する。


オガサラ・ジュゾウ……身も口も軽いが、異能の主。渾名は「飛生鼠」また「五技鼠」。


トシロル・ベク……役人。ゴロたちと親しい。ヒスワに追われたがクニメイに救われ、山塞に投じる。


カノン・ジュン……長身の女丈夫。ホアルンに向かう途中、ゾンゲルに襲われたが、ヒィらに救われる。


コテカイ……能書の佳人。渾名は「嫋娜筆(じょうだひつ)」。


チャオ……商人。ミヤーンとは旧知の間柄。渾名は「銀算盤」。


ワラカン・ドルチ……元首(ドルチ)。ヒスワの甘言に乗る。


グルカシュ……カムタイ出身の将軍。渾名は「呼擾虎(こじょうこ)」。ヒスワに認められてナルモント部攻撃の大将となる。



■ウリャンハタ部


《スンワ氏》

ミクケル・カン……大カン。ヒスワと結んでメンドゥを渡り、草原(ミノウル)制覇を目指すが、オロンテンゲル山でインジャに敗れる。


カントゥカ……のちのエルケトゥ・カン。二丁の戦斧を操る猛将(バアトル)。オロンテンゲル山撤退の際、その武勇を示す。


《カオエン氏》

ジュン・ヒラト……ウリャンハタきっての知将。オロンテンゲル山撤退を指揮した。


チルゲイ……弁舌巧みな「奇人」。諸方で好漢と交わり、神都(カムトタオ)でインジャに見える。その後、ヒィ・チノと旅に出る。ヤクマン部滞在中、「カラバルの同士討ち」を画策。また「チェウゲン・チラウンの盟」を斡旋。


《ウラカン氏》

カトメイ……ツォトンの子。


ツォトン……イシの知事。


イシャン……「喪神鬼」の異名を持つ猛将(バアトル)。オロンテンゲル山で陥穽に落ち戦死。


《カムタイ氏》

スク・ベク……勇将。長槍の使い手。



■マシゲル部


《カンダル氏》

マルナテク・ギィ……ハーンの嫡子。「獅子(アルスラン)」と称される傑物。アンチャイを娶る。チャテク家との内戦中、ムジカに攻められ一度は退けたが、バラウンが策に嵌まり敗れる。その後、ムジカと和し、「チェウゲン・チラウンの盟」を結んだ。


《ジャルム氏》

コルブ……弓に優れる。ヤクマン部との戦で本隊と離れ、野盗になっていたが、チルゲイに会ってギィとの合流を果たす。


《クルベイ氏》

バラウンジャルガル……ヤクマン部との戦では策に嵌まって同士討ちを演じる。その後、遁走して現在は行方不明。


《キライ氏》

ハリン……アンチャイの側に仕える。渾名は「赫大虫」。


《チャング氏》

ウチン……賢婦人。



■ナルモント部


《ムヤン氏》

ヒィ・チノ……若き英傑。「神箭将(メルゲン)」と称される弓の名手。チルゲイと交わり、不浄大虫を討って旅に出る。ホアルンの前でカノンを救い、ゾンゲルを降す。ヤクマン部滞在中、マシゲル部との戦で名を成し、その後、ギィ、ムジカと「チェウゲン・チラウンの盟」を結ぶ。父の負傷で帰還。ハーンとなり、セペート部に出征。


キセイ……日に千里を行く早足のもの。渾名は「神行公(グユクチ)」。


ゾンゲル……ホアルン近郊の野盗。ヒィに私淑する。渾名は「病大牛」。ヒィが即位すると近衛軍の将となった。


《サトラン氏》

ツジャン・セチェン……ヒィの友人。知謀に優れる。エルゲイ・トゥグの戦で見事な采配を振るう。撤退の際は殿軍を務めた。


《タラント氏》

モゲト……ヒィの友人。膂力衆に優れる。先鋒を任される。


《アケンカム氏》

ショルコウ……名将ベルン・バアトルの娘。文武両道の女傑。留守地がジュレン部に攻められた際、迎撃する策を立案した。「司命娘子」と称される。


ゴオルチュ……ベルンの末弟。北伐の留守を預かる。


ムバイ……信頼おける老将。


イドゥルド……ベルンの遺児。北伐後、族長となる。


《オラザ氏》

ワドチャ……族長の嫡子。ギィの知己。氏族(オノル)を挙げてヒィを支援する。


ミヒチ……白面の女丈夫。渾名は「白夜叉」。


《オルサ氏》

タガチャイ……ハーンの位を狙ったが、クリルタイでヒィに敗れる。



■ヤクマン部


《ヤクマン氏》

トオレベ・ウルチ・ハーン……ハーン。梁と結んでジョルチ部を分裂させた。


《ジョナン氏》

ムジカ……族長(ノヤン)。仁義に厚い。チルゲイと出会い、これを客とする。マシゲル部を攻めてチルゲイらの力で勝利を得る。アンチャイを庇護し、のちにギィ、ヒィと「チェウゲン・チラウンの盟」を結ぶ。


タゴサ……ムジカの妻。男勝りの女丈夫。渾名は「打虎娘」。


オンヌクド……部将。渾名は「奔雷矩」。


マクベン……部将。渾名は「皁矮虎」。


アルチン……部将。渾名は「笑小鬼」。


《セント氏》

アステルノ……迅速機敏。称して「神風将軍(クルドゥン・アヤ)」。マシゲル部のチャテク家を攻める。カラバルの同士討ちのあと、留守地を接収してアンチャイを捕らえる。



■セペート部


エバ・ハーン……セペート部ハーン。「鎮氷河」の異名を持つ。ケルン・カーン、ヒスワと結んでヒィ・チノを迎え撃つ。


ドブン・ベク……エバ・ハーンの寵臣。謀略家。


ズベダイ……エバ・ハーンの腹心。



■その他


エジシ……タムヤに住む学士。ムウチらを援助。


ハレルヤ……放浪部族ダルシェの若き将軍。インジャ初陣の際、言葉を交わす。チルゲイに出会う。


タルタル・チノ……放浪部族ダルシェの族長(ノヤン)


ドクト……オロンテンゲル山のカミタ氏族長(ノヤン)。勇将。


オノチ……カミタ氏の将。弓に優れ、「雷霆子(アヤンガ)」と渾名される。


テムルチ……ドノル氏族長(ノヤン)。知将。


マルケ……イタノウ氏族長(ノヤン)


シズハン……イタノウ氏の娘。渾名は「小白圭」。


クニメイ・ベク……カムタイの商人。「紅大郎(アル・バヤン)」と称される。トシロルを救い、草原へ逃がす。


ミヤーン……イシ出身。チルゲイと旅に出る。


ナユテ……ホアルン出身。占卜に長じる。チルゲイと旅に出て、幾度もその異才をもって彼らを助ける。渾名は「神道子」。


ジュド……野党の首領。「夜雷公」と称する。


ケルン・カーン……北の異族(ホイン・カリ)族長(ノヤン)。セペート部と結ぶ。渾名は「金杭星(アルタン・ガダス)」。


ドルベン・トルゲ……テュルクダイ氏族長(ノヤン)と称する。「四頭豹」の渾名を持つ奸智に長けたもの。


フーチー……タムヤで私塾を開く老人。エジシの旧知。


章宗……中華(キタド)を統べる梁の皇帝(グルハーン)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ