巻一一 目次
第一五一回
ナユテ邪教を析けて迂直之計を説き
インジャ天兵を帥いて千里結言を守る
第一五二回
カノン北原を撫して黒鉄牛に護られ
ガネイ朗報を齎して神道子に倣わんとす
第一五三回
ガネイ天真の情理を推して弁護に努め
ヒィ釈明の内実を測りて罪尤を決す
第一五四回
ヒィ神風将軍を起用して敵を脅かし
シノン覚真導師に辟易して槍を揮う
第一五五回
シノン黒袍の塋を定めて気概を顕し
ヤマサン莫逆の友を助けて城塞に拠る
第一五六回
ドルベンの奸謀を以て半日にて巨星墜ち
クミフの明察に依りて一歳にて賢良出づ
第一五七回
天仙娘ツジャンを療やして眷恋を躱し
黒曜姫メサタゲを招いて兇手を殲ぼす
第一五八回
ナオル猛将を加えて亜喪神を退け
スブデイ智者を得て神都城を衛る
第一五九回
インジャ三種の兵器を嘉して尽く命名し
アルビン四門の守禦を攪して頻りに讒訴す
第一六〇回
アルビン北に犬猿を駢べて呼擾虎を悩ませ
ヤマサン東に病者と替わりて青面鼬を駆る
第一六一回
ヤマサン楼車を毀たんとして忽ち命数竭き
ヒスワ侍衛を充たさんとして乃ち佞臣奏す
第一六二回
皇宮炎上してブギ・スベチ獅子を迎え
小人落命してコヤンサン旧知を見る
第一六三回
サノウ義君に見えて呼擾虎自ら刎し
ドクト奸人を逮えて蓋天才専ら恥ず
第一六四回
楚腰公神都に還りてインジャ西に帰り
神道子光都を慮ってゴルバン東を望む
第一六五回
ジュゾウ光都に駆けて一丈姐を逃し
ゴルバン府署を設けて河東公に達す