巻九 目次
第一二一回
セイヂュク上卿に謀られ独り麒麟児に対し
イトゥク義憤に駆られて倶に靖難社を興す
第一二二回
花貌豹軽騎を以て野戦にタクネイを破り
胆斗公献策に由って天牢にミマンを討つ
第一二三回
イトゥク上将の傲岸に忿りて卒かに叛し
セイヂュク友軍の背叛に諦めて自ら刎す
第一二四回
ガラコ禿頭虎を責めて漸く輿望を担い
モルテ王大母を警めて徑ちに藩屏と作す
第一二五回
ガラコ和を欲するも竟に兵鋒相交わり
デゲイ卿を罰して陰かに権柄を掌握す
第一二六回
黥徒バルゲイを訪ねて回生の策を授け
太師ナオルに合して志士の蒙を啓く
第一二七回
靖難将エジシに服して教導を請い
黥大夫ガラコに投じて躁恣を匡す
第一二八回
カンバル勅命を奉じて禿頭虎の断を促し
イトゥク聖上に謁して弓箭士の官を得る
第一二九回
カンバル好漢と語りて忽ち本籍を訐き
チルゲイ女傑に陳べて大いに事理を弁ず
第一三〇回
バルゲイ燕饗に斃れて衆庶圏営に投じ
モルトゥ軍命を奉じて奇人籌策を運らす
第一三一回
サチ虎将を随えて縦横に擬戦し
チルゲイ武神に見えて流暢に説陳す
第一三二回
オウタン徒爾に兵を発して恥辱を被り
ガラコ余暇に猟を楽しみ奇禍に遭う
第一三三回
アサン圏営に赴きて将に鴆毒を除かんとし
ナユテ祭壇を設けて方に連盟を誓わんとす
第一三四回
三上卿朋輩を売りてモルトゥの不興を買い
胆斗公盟邦を援けてエジシの帰郷を勧む
第一三五回
ツジャン蕃民を駆りて倏ち勝機を齎し
ショルコウ聖旨を奉じて乃ち異郷に嫁す




