巻六 登場人物および関連地図
◎草原全土
■ジョルチ部
《フドウ氏》
インジャ(ジョルチン・ハーン)……本編の主人公。のちのミノウル・ハーン。数多の盟友とともに草原を統一する英雄。称して「義君」、「赤心王」。オロンテンゲルの山塞を出て、ついに部族を統一。即位してハーンとなり、ナーダムを開催した。
タンヤン……身の丈八尺の長身。大将旗を護持する。渾名は「長旛竿」。
ムウチ……インジャの母。のちの聖母太后。夢に天王に会う。
ハクヒ……インジャの伯父。戦死。「万戸侯神威将軍」に封じられる。
《ジョンシ氏》
ナオル……インジャの最初の盟友。胆力に卓れた智勇兼備の良将。諸将の信頼厚く、山塞では副主。インジャ即位に伴って「右王」となる。渾名は「胆斗公」。
テヨナ……ウルゲンの妻ボドンチャルの侍女。小ジョンシ滅亡の際、インジャに直言して感心される。渾名は「鑑子女」。
シャジ……ジョンシの宿将。渾名は「往不帰」。
《キャラハン氏》
セイネン・アビケル……ベルダイ右派に敗れ、インジャに投じてその盟友となる。知謀衆に優れ、神算鬼謀を以てズラベレン氏を降す。近衛軍(紅袍軍)を統轄する。渾名は「百策花」。
《ズラベレン氏》
コヤンサン……ズラベレン三将の筆頭。勇猛にして豪放。神都では酒乱の悪癖が禍を招く。小ジョンシ戦で先鋒を願い出たが、ドルベンの策に嵌まり敗れる。渾名は「呑天虎」。
イエテン・セイ……三将の一。寡黙で冷静。渾名は「霖霪駿驥」。
タアバ……三将の一。ひと言多い。渾名は「旱乾蜥蜴」。
《ベルダイ左派》
トシ・チノ……「チノ」の号を持つ。ジュレン部に追われ、インジャの山塞に投じる。インジャ即位に伴って「左王」となる。渾名は「霹靂狼」。
チハル・アネク・ハトン……キハリ家の女将軍。二条の鉄鞭を操る。かつて密偵と誤ってインジャを捕らえる。山塞の戦で勇名を馳せる。インジャ即位に伴って、ハトンに冊立される。渾名は「鉄鞭」。
キノフ……医道に通じた娘。「天仙娘」と称される。
サイドゥ……トシ・チノの片腕。知謀の将。ベルダイ右派との戦で先知の才を見せる。称して「長韁縄」。
トオリル……指揮統率に卓れる良将。献策するも容れられず、出奔してインジャに投じる。渾名は「百万元帥」。
カトラ……「双璧」の一。渾名は「隼将軍」。
タミチ……「双璧」の一。渾名は「鳶将軍」。
ナハンコルジ……部将。渾名は「石沐猴」。
ノイエン……身の丈九尺の巨漢。ナーダムの奉納相撲でカトラを破り、「飛天熊」と称される。
カナッサ……写生に長ける。称して「金写駱」。
《アイヅム氏》
コニバン……テクズスの子。仁に富む好漢。サノウの計で山塞に降る。山塞の守将の一人となる。渾名は「慈羝子」。
《カミタ氏》
ドクト……テムルチと争っていたが、インジャに仲裁されて下山。歌楽に長じ、「癲叫子」と渾名される。
オノチ……弓に優れ、「雷霆子」と渾名される。ナーダムの騎射で優勝する。
《ドノル氏》
テムルチ……オロンテンゲルの山塞をドクトと争った知将。山塞の守将となる。渾名は「九尾狐」。
《イタノウ氏》
マルケ……右派に追われるインジャ、アネクらを救う。山塞の守将の一人となる。渾名は「白面鼠」。
シズハン……連丘で敗れたインジャを迎えに行くようマルケに勧めた佳人。渾名は「小白圭」。
■タロト部
マタージ・ハーン……ジェチェンの第三子。インジャの盟友。称して「通天君王」。ウリャンハタ部に敗れ、インジャと行をともにする。タムヤを宰領し、広大な牧地を得る。
ゴルタ……猛将。インジャの初陣を輔ける。タロト部の左王。
マジカン……マタージの兄。連丘で火計に遭い、戦死。「鎮山侯」の号を贈られる。
ジェチェン・ハーン……前タロト部ハーン。「メンドゥの妖人」と称される。ウリャンハタ部の奇襲で命を落とす。インジャ即位後、「大王」の尊号を贈られる。
■カムトタオ(ジュレン部)
イェリ・サノウ……大興の王族の末裔。人嫌いだが知謀才略は傑出している。セイネンと同窓に学ぶ。招かれて山塞に投じる。ジョルチ部を国家とするべく大権を授けられ、断事官に任命される。渾名は「獬豸軍師」。
ハツチ……身の丈八尺。長髯を靡かせる好漢。「美髯公」と称される。コヤンサンの酒乱がためにインジャに投じる。
オガサラ・ジュゾウ……身も口も軽いが、異能の主。渾名は「飛生鼠」また「五技鼠」。小ジョンシとの戦ではドルベンの策に嵌まり捕らえられた。ジョルチ部にて諜報を司る。
トシロル・ベク……役人。ゴロたちと親しい。ヒスワに追われたがクニメイに救われ、山塞に投じる。渾名は「豬児吏」。
ゴロ・セチェン……神都一の富豪。奸計に嵌まりギィを頼る。渾名は「蓋天才」。
サルチン……商人。知謀衆に優れる。山塞の役敗戦後、ホアルンに難を避け、ヒィ、チルゲイらと交わりを結ぶ。北伐中危機に陥ったヒィに舟を調達してこれを救う。渾名は「楚腰公」。
ヘカト……商人。寡黙。コヤンサンと争った。ヒスワを諫めたあと、やはりホアルンに出奔してチルゲイと再会する。北伐より撤退するヒィに神都を囲む計略を示唆する。渾名は「鉄面牌」。
カノン・ジュン……長身の女丈夫。ホアルンに向かう途中、ゾンゲルに襲われたが、ヒィらに救われる。渾名は「一丈姐」。
コテカイ……能書の佳人。渾名は「嫋娜筆」。
チャオ……商人。ミヤーンとは旧知の間柄。ヒスワ即位の報を携えて山塞を訪れる。イシでカントゥカの叛乱を助ける。渾名は「銀算盤」。
ヒスワ・セチェン……ゴロの家宰であったが、これを陥れる。「奸人」と称される。草原に覇を唱えるため計略を練ったが、山塞に敗れる。その後、セペート部と結んでヒィ・チノの留守を襲ったが失敗。ついに大院を廃して自ら皇帝を僭称した。
グルカシュ……カムタイ出身の将軍。渾名は「呼擾虎」。ヒスワに認められてナルモント部攻撃の大将となったが敗れる。ヒスワ即位後、衙門将に任命されて復権する。
ダルチムカ……ジャラート氏族長。渾名は「金毛狗」。
キュロイ……西域の侠客。傭兵の長。渾名は「鼎目蛇」。
■ウリャンハタ部
《スンワ氏》
カントゥカ(エルケトゥ・カン)……二丁の戦斧を操る猛将。オロンテンゲル山撤退の際、その武勇を示す。ミクケルに叛旗を翻し、ドゥルガド台地でこれを破って即位。渾名は「衛天王」。
ボッチギン……「渾沌郎君」の渾名を持つ知恵者。カントゥカを叛乱に踏みきらせた。「上屋抽梯の計」をもってウラカン氏を陥れるなど、卓抜した戦略の才を見せる。
エミル・ガネイ……不思議な魅力を持つ娘。渾名は「妖豹姫」。
シャギチ……フワヨウの甥。ミクケルの侍臣。ムカリとともに去る。
ミクケル・カン……旧の大カン。ヒスワと結んでメンドゥを渡り、草原制覇を目指すが、オロンテンゲル山でインジャに敗れる。その後は奸臣を侍らせて暴君と化したが、カントゥカに敗れて処刑される。
《カオエン氏》
ジュン・ヒラト……ウリャンハタきっての知将。オロンテンゲル山撤退を指揮した。その後、政務を委されていたが、カントゥカとともに叛乱。執政となり、「潤治卿」と称されて敬慕される。
チルゲイ……弁舌巧みな「奇人」。諸方で好漢と交わり、神都でインジャに見える。その後、ヒィ・チノと旅に出る。ヤクマン部で「カラバルの同士討ち」を画策。また「チェウゲン・チラウンの盟」を斡旋。山塞ではタムヤを落とす計略を出す。西原に帰って叛乱に参加、双城を落とす。
アサン・セチェン……衆望を集める聖君子。ミクケルに囚われ、好漢をして蜂起させる契機となる。医療に優れ、「聖医」と称される。
サチ……男装の麗人。槍の使い手。渾名は「花貌豹」。ミクケルの冬営を焼いたほか、ドゥルガドの役で「寡をもって衆を囲む」奇跡的な用兵を駆使、自軍を勝利に導いた。
カコ・コバル……高潔有徳をもって知られる賢婦人。渾名は「雪花姫。カオエンのアイルを守り、イシで「カンの猟犬」を退ける。
タケチャク・ヂェベ……慧敏にして敏捷。渾名は「矮狻猊」。常に斥候として軍の先を駆ける。
ササカ……知勇兼備の美しい女丈夫。鷹を調教する天才。渾名は「蒼鷹娘」。ドゥルガドの役でボロウルを射る。
ジュチ・クミフ……異能ある佳人。渾名は「娃白貂」。
クメン……「笑破鼓」の異名を持つ好漢。
《ウラカン氏》
カトメイ……ツォトンの子。小ジョンシを守るタムヤへ物資を輸送していたが、チルゲイの説得で密かに寝返る。渾名は「竜騎士」。叛乱に加わってイシを奪取する。
ツォトン……イシの知事。ミクケルの不興を買い、檻車中で自決。
ムカリ……喪神鬼イシャンの長子。戦斧の使い手。渾名は「亜喪神」。醜面亀ボロウルとともに「カンの猟犬」と称される。ミクケルの遺児を奉じてヤクマン部に投じる。
《ネサク氏》
シン・セク……弓射を能くし、軍馬に劣らぬ速さで駆ける異能を持つ。渾名は「麒麟児」。叛乱において随所で活躍し、ドゥルガドの役ではミクケルの後方を衝いて勝利を決した。
タクカ……奇策を得意とするシンの参謀。地理物産に詳しく、戦場にドゥルガド台地を推す。酒に弱い。渾名は「知世郎」。
《カムタイ氏》
スク・ベク……勇将。長槍の使い手。渾名は「小虎公」、「一角虎」。ミクケルに父を殺され、叛乱に参加。クニメイの援助によってカムタイに入城。ドゥルガドの役でミクケルを捕らえる。
クニメイ・ベク……商人。「紅大郎」と称される。トシロルを救い、草原へ逃がす。タムヤ攻略の際、火薬を調達する。スクのカムタイ入城を「紅火砲」をもって助ける。
イェスゲイ……工人。兵器製造に長ける。紅火砲を生みだす。
ハヤスン……医人。民政の才を持つ。
オクドゥ……商人。文武に秀でる。
《チダ氏》
カムカ・チノ……渾名は「牙狼将軍」。カントゥカに代わって北辺を守る。
《ダマン氏》
ヨツチ……直情径行で急進派の筆頭。渾名は「急火箭」、または「矮豹子」。
■マシゲル部
《カンダル氏》
マルナテク・ギィ(アルスラン・ハーン)……「獅子」と称される傑物。アンチャイを娶る。チャテク家との内戦中、ムジカに攻められ一度は退けたが、バラウンが策に嵌まり敗れる。その後、ムジカと和し、「チェウゲン・チラウンの盟」を結んだ。かつてのタロト部の牧地を収めて即位する。
アンチャイ……キハリ家の娘。野盗に襲われたが、ゴロに助けられる。マシゲル部のギィに嫁ぐ。アステルノに捕らえられたが、チルゲイのはたらきでギィのもとに帰った。ギィ即位に伴って、ハトンとなる。渾名は「瓊朱雀」。
《ジャルム氏》
コルブ……弓に優れる。ヤクマン部との戦で本隊と離れ、野盗になっていたが、チルゲイに会ってギィとの合流を果たす。ギィ即位に伴って族長となる。渾名は「迅矢鏃」。
《クルベイ氏》
バラウンジャルガル……ヤクマン部との戦では策に嵌まって同士討ちを演じる。その後、遁走して現在は行方不明。
《キライ氏》
ハリン……アンチャイの側に仕える。渾名は「赫大虫」。
《チャング氏》
ウチン……賢婦人。ギィ即位後、族長を説いてこれに帰順させる。アンチャイの側に仕える。渾名は「賢夫人」。
■ナルモント部
《ムヤン氏》
ヒィ・チノ……「神箭将」と称される弓の名手。チルゲイと交わり、不浄大虫を討って旅に出る。ホアルンの前でカノンを救い、ゾンゲルを降す。ヤクマン部滞在中、マシゲル部との戦で名を成し、その後、ギィ、ムジカと「チェウゲン・チラウンの盟」を結ぶ。父の負傷で帰還。ハーンとなり、セペート部に出征するも失敗する。
キセイ……日に千里を行く早足のもの。渾名は「神行公」。
ゾンゲル……ホアルン近郊の野盗。ヒィに私淑する。渾名は「病大牛」。ヒィが即位すると近衛軍の将となった。
《サトラン氏》
ツジャン・セチェン……ヒィの友人。知謀に優れる。エルゲイ・トゥグの戦で見事な采配を振るう。撤退の際は殿軍を務めた。
《タラント氏》
モゲト……ヒィの友人。膂力衆に優れる。先鋒を任される。渾名は「小金剛」。
《アケンカム氏》
ショルコウ……名将ベルン・バアトルの娘。文武両道の女傑。留守地がジュレン部に攻められた際、迎撃する策を立案した。「司命娘子」と称される。
ゴオルチュ……ベルンの末弟。北伐の留守を預かる。
ムバイ……信頼おける老将。
イドゥルド……ベルンの遺児。北伐後、族長となる。
《オラザ氏》
ワドチャ……族長の嫡子。ギィの知己。氏族を挙げてヒィを支援する。
ミヒチ……白面の女丈夫。渾名は「白夜叉」。
■ヤクマン部
《ヤクマン氏》
トオレベ・ウルチ・ハーン……ハーン。梁と結んでジョルチ部を分裂させた。テンゲリを祀り、章宗より「英王」に封じられる。
イハトゥ……ハーンの嫡子。東に所領を持つ。
オルカク・ウルチ……次子。西に所領を持つ。凡庸。
ドラサン……三子。北に所領を持つ。英明を謳われ、次期ハーン候補。
ダマン・マンチク……四子。オルドにあってハーンを佐ける。
マンドゥ……庶子の一人。騎射に長じる野心家。
ピンドゥ……マンドゥの弟。やはり騎射に長じる。
ダサンエン……七卿。三軍を率いる上将。
コルスムス……七卿。侍衛軍の帥将。武芸全般に通じる。
スーホ……七卿。財政に通暁し、税制を司る。
ウルイシュ……七卿。牧畜に詳しい色目人。
チンラウト……七卿。後宮に仕える宦官の長。
大スイシ……七卿。もとは西域の商人。
小スイシ……七卿。大スイシの長子。讒言を好む。
《ジョナン氏》
ムジカ……族長。仁義に厚い。チルゲイと出会い、これを客とする。マシゲル部を攻めてチルゲイらの力で勝利を得る。アンチャイを庇護し、のちにギィ、ヒィと「チェウゲン・チラウンの盟」を結ぶ。渾名は「超世傑」。
タゴサ……ムジカの妻。男勝りの女丈夫。渾名は「打虎娘」。
オンヌクド……部将。渾名は「奔雷矩」。インジャの即位を視察。
マクベン……部将。渾名は「皁矮虎」。
アルチン……部将。渾名は「笑小鬼」。
《セント氏》
アステルノ……迅速機敏。称して「神風将軍」。マシゲル部のチャテク家を攻める。カラバルの同士討ちのあと、留守地を接収してアンチャイを捕らえる。
《ジョシ氏》
カンシジ・ソラ……族長。礫を得物とする赤髪の好漢。亡きハトンの族子。「赤流星」と称する精強な軍勢を率いる。渾名は「赫彗星」または「赫飛猴」。
《ガダラン氏》
キレカ・オトハン……族長。飛刀を操り、火攻を得意とする。和を尊ぶ仁者。渾名は「紅火将軍」。
《イレキ氏》
オラル・タイハン……近衛兵。礫と叉を得物とし、水攻に長ずる。渾名は「碧水将軍」。
■クル・ジョルチ部
《インガル氏》
ハヤスン・コイマル・カン……カン。超然として俗事に無関心。上卿の傀儡と化している。
《シュガク氏》
デゲイ……族長にして上卿。奸智に長けた巨漢。
《タイクン氏》
セイヂュク……族長。齢六十なるも猛将として前線に立つ。
ササウェイ……金剛球と称する得物を操る強力の将。
《ブリカガク氏》
エジシ……タムヤに住む学士。ムウチらを援助。小ジョンシ来襲の報を携えて山塞へ来る。インジャ即位後、「太師」の号を贈られる。
■セペート部
エバ・ハーン……「鎮氷河」の異名を持つ。ケルン・カーン、ヒスワと結んでヒィ・チノを迎え撃つ。
ドブン・ベク……エバ・ハーンの寵臣。謀略家。
ズベダイ……エバ・ハーンの腹心。
ケルン・カーン……北の異族の族長。エバの女婿。渾名は「金杭星」。
■その他
ハレルヤ……放浪部族ダルシェの将軍。インジャ初陣の際、言葉を交わす。チルゲイに出会う。渾名は「盤天竜」または「太極柱」。
タルタル・チノ……放浪部族ダルシェの族長。
黒鉄牛……崖の上から転落したところをハレルヤに救われた。記憶を失っていたため、本名その他は不明。
ミヤーン……イシ出身。チルゲイと旅に出る。カントゥカの叛乱を助ける。
イェシノル……イシの文官。渾名は「瑞典官」。
ヤムルノイ……イシの武官。渾名は「鉄将軍」。
ナユテ……ホアルン出身。占卜に長じる。チルゲイと旅に出て、幾度もその異才をもって彼らを助ける。インジャの下に留まり信頼を得る。渾名は「神道子」。
ドルベン・トルゲ……テュルクダイ氏族長と称する。「四頭豹」の渾名を持つ奸智に長けたもの。小ジョンシにあってインジャらを苦しめる。撤退の際にはインジャを射て去る。
章宗……中華を統べる梁の皇帝。トオレベ・ウルチを英王に封じる。
梁公主……梁よりトオレベ・ウルチに下賜された夫人。