特に無い
西路彪子の友達遠森ミドルは何もしない。
高校球児が夏の甲子園に出場するために日々高校生活を送っているというのなら、ミドルは何もせずに高校に通っている。
勉強は最低限やってはいるができる事ならそれもしたくはない。毎回カンニングや不正行為を働くことを一度は考えている。しかしリスクの大きさから毎回却下している。
川を流れる葉っぱのように、寒い地域に作られた雪だるまのように、ミドルは何もせずに動かず、時には流されて生きてきた。
だから西路彪子と友達になった事も学校でたまたま近い席に座っていただけでいつもの事だった。
ミドルは友達になってもしばらくしたら疎遠になる事が得意だった。自分に興味を無くさせたり別の人間に興味を持たせる事にしていた。
しかし西路彪子は自分から離れる事は無かった。まるで自分といる事が運命のように離れなかった。興味がない事に興味がないと言うのか、この地球上からそういう概念が消え去ってしまっていたようだった。
この日も隣の席に座り西路彪子が登校するまで何もしないで過ごす。
昨日は強引に彪子の家まで連れ出されておかしな試練に挑まされた。突然床が無くなりバラエティのように滑り台を滑り外まで追い出された。
その後の事は知らないし興味もないがいささか愛想も尽きたのでそろそろ友達を強引にでもやめたいと思った。
「あー、ミドちゃんおはよー」
彪子が入ってきた。横に見知らぬ人を添えて
「知らない人を連れて来ちゃダメだよ」
ミドルは彪子に注意したがえへへというポーズをする彪子
「昨日ね、おじいちゃんと戦ってたんだけど最後にこの娘がいてね、なんか遺産が欲しかったらこの娘を将棋で倒さないといけないんだけど私将棋なんてわからないからとりあえず連れてきたの、だけどこの娘にはおじいちゃんの研究成果が詰まってるからなんか別の国からスパイ?みたいな人が来るかもしれないんだって」
ミドルは気分が悪くなって保健室に行った。
「あ、後ロボット、だからこの娘」




