現実世界との別れ
「なんで。。。」
世界に静寂が訪れる。目の前の出来事に驚きを隠せなくなっていた。
「ピピッ...ピピピピ..ピピピッ...ピ....」
朝の目覚ましがなる。今日は梅雨にも関わらず空模様がいいようだ。
カーテンの隙間から陽が差していた。
「ん...んんん..ん」
俺は朝が大の苦手だ。起きようと何度思っても毎回気持ちが負けてしまうのだ。
そして誰かに催眠薬を飲まされたかのように二度目の就寝は記憶に残らない。
安定の二度寝を決め込んで遅刻をするかと思われたが今日は休みだった。
久しぶりの空模様に胸を高鳴らせながらも俺は家を出た。
今日は大学生になって初めての一人旅なのだ。
(ふっ どうせ二度寝をするだろうからと遅めの飛行機をとっておいたんだ)
そう思いながら空港内を俺はなぜかダッシュで走っている。
そして俺は出発10分前に飛行機乗り込んだ
「飛行機に乗る前誰かに声をかけられた気がするのだが...」
(気のせいか)
少しすると機体は動き出し、離陸した。
そして俺は死んだ。
俺は眠っていた。ずっと永遠に眠っている、そんな気がした。
目が覚めるとそこはまるで天国のようだった。周りには草花が生え、雲一つない青空が
一面を覆っていた。目の前にはこれまで見たことのないような服を着た女性が座っていた。
(これが..あれだろう..え~っと.........女神か)
「少し違います、私は地獄でいう閻魔の天国版とでも思ってください。
さて、あなたには別世界に生まれ変わってもらいます。今あなたが思っているような
魔法の使える世界に。」
(なにがさてだよ)
「そこであなたには一つだけ能力を選んでもらいます。どんな能力でもいいです。ただし
最強になりたいだとか。無双したいとか。抽象的なものは控えて下さい。」
状況が全く理解できず困惑していだが今の俺はなぜか落ち着いていた。
そして俺は転生させられた。なぜ死んだのか、あそこはどこだったのかも分からずに。