事務子と傷病手当を巡るトラブル2-②
傷病手当を巡るトラブル2話目です。
②書き直しの要求
傷病手当は保険元へ出す正式な書類です。
そのため、記入前に正しく書くために記入項目をチェックします。
保険組合ごとに書式が違います。かなり細かく記入しなければならないものもあります。
患者さんは初めて申請する方がほとんどですので、説明を読んでも分からない方が多いです。
会社側も制度を理解せずに書類を渡している事があり、私の勤務している病院では、初回申請の際は一緒に確認しながら申請をすすめています。
そこでトラブルになりやすいのが、申請期間の項目です。
働けなかった期間についての保障の書類ですので、期間を書く項目が必ずあります。
給与に代わるものなので、大体は1ヶ月毎に出します。
もしくは、給与の締め日に合わせて出すよう指示がある場合もあります。
保険組合によっては1回の申請期間について厳格に決めていることもあります。
患者さんが書類を持ってきた時、そのことを説明して期間を聞きますが「今日までの分で」「今月末で」と適当に言われます。
会社への確認をめんどくさがって適当に言われるのが本当に困ります。
医師が責任を持って記入するため、書き直しはできないことを念押しして記入しますが、このような方の場合、記入して渡した後に「期間が違うと言われたから書き直してほしい」と言ってきます。
書き直しはできないと事前に説明したと言っても「なんで⁉書くだけでしょ」とトラブルになります。
患者さんが確認を怠ったために起きるトラブルについては、会社へ自身で説明してご自身と会社でどうするか話し合って下さいと伝えます。
冷たいと思われるかもしれませんが、こちらとしては事前に一緒に確認して説明したうえで書いたものを簡単に書き直せというのは非常識だと思います。
事前確認をする理由は患者さんへ発行する書類が多いため、こちらの不手際をなくすために最初で時間をかけてやっているのです。
また、傷病手当は保険算定が認められています。
2回も被っている期間を算定すると、二重請求しているとみなされ請求棄却されます。
過去に患者さんにも病院にも非がなく、会社の担当者のミスで書き直しをしたことがあります。
このままでは請求ができないと言われたため、自費で請求することと患者さんから2回被っている期間の記入を依頼する同意書を取って書きました。
書き直す場合はそれくらいの事情がないとやりませんし、病院が不正に発行したものではないという書類を残さないといけません。
病気療養中で大変なのは分かりますが、書類の確認はキッチリやっていただきたいです。
適当にやると後が本当に大変です。
次回は6/9投稿予定です。




