まめちしき 便利ですよ「限度額適用認定証」
入院や治療が長引くとき、費用の心配をされる方は多いのではないでしょうか?
そんな時は「限度額適用認定証」を発行してもらうことをおすすめします。
病院の窓口で保険証と一緒に提示すると、1ヶ月(1日~末日)の窓口の支払いが限度額までになります。支払いの限度額は収入に応じて変わるのと、同じ病院でも入院と外来は支払いの限度額は別になります。他にもいろいろと細かい決まりはありますが、支払いが多くなりそうな方は持っていたほうがお得です。
申請方法は加入している保険によって変わります。
国民健康保険の方は各市町村の窓口で、社会保険の方は加入している保険元に申請してください。
社会保険で多くの方が加入している協会けんぽ(水色の保険証で下の部分に全国健康保険協会〇〇支部と書かれている保険証)の方はネットから申請用紙をダウンロードできます。手続きは郵送でできます。
国民健康保険も社会保険の方も本人以外の申請でも基本的にはできます。
「限度額適用認定証」を使うことは患者さんにとてもメリットがあるものですが、私たち医療事務も治療費が高額になる患者さんが使って下さると、とても助かります。
算定(会計の計算)がとても楽になります。治療費が多いもの=算定が複雑になるので計算に漏れがないか確認するのに手間と時間がかかります。もしミスがあった時、患者さんに返金や更に頂かないといけなくなってしまいます。しかし限度額適用認定証があれば上限以上は会計で頂かなくていいので、間違いが起きた時、データの修正のみで済みます。
治療費が高額になりそうな時はぜひ申請してみてください。
もし、限度額適用認定証を使わずに支払いをした場合は、高額療養費の払い戻しを各保険元で手続きをしてください。3か月ほどかかりますが、上限以上に支払ったお金が戻ってきます。