表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/108

事務子と無診察処方

法律は守りましょう

待合室に患者さんが多いときや患者さん自身が急いでいるとき、「薬が欲しいだけだから処方箋だけちょうだい」と言われることがあります。

診察をしないで処方箋のみ発行するこを無診察処方といいます。この行為は法律で禁止されています。

                    ↓

医師法第 20 条

医師は、自ら診察しないで治療をし、若しくは診断書若しくは処方せんを交付してはならない。


法律で禁止されているため出来ないと皆さんにお答えしていますが、なかなか納得してくださらない方も多いです。

理由を伺うと「待ちたくない」「いつも先生とはおしゃべりして診察してもらえないから診察はいらない」という2つが多いです(個人的にはです)


待ちたくないに対しては待てないなら後日受診をお願いするしかありません。

診察していないに対しては医師と対面することが診察なのでとお伝えしています。

患者さん側からすれば大したことのないお話でも、医師からすればその方の日常について聞き、不調がないかや生活で困っている症状が出ていないか等確認しています。

また顔色や何気ない動作から医師は患者さんの状態を確認しています。

話すことだけが診察ではありません。


また無診察処方を希望するということは、医師に犯罪を犯してくださいと言っていることと同じです。

常識的に考えて、相手に犯罪行為を強要することはいけないこと・おかしいことですよね。


おそらくほとんどの医療機関では、説明しても納得せず無診察処方を強要する方は、治療をお断りすると思います。

医療機関は法律を遵守して診察を行っています。患者さんもきちんと理解して受診して頂ければと思います。

医療機関は法律に基づいてやらないといけない事が多々あります。

患者さんが知らなくて当たり前なものもありますが、患者さんが疑問に思ったとき、きちんと説明できるように・納得して頂けるように日々勉強が大事だなと思っています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ