事務子と処方箋①
今回は処方箋をテーマに2本書きます
病院を受診し、お薬が必要な場合、処方箋が発行されます。
ほとんどの患者さんは、処方箋を貰った後すぐに薬局に行かれますが、なかには後日薬局へ行く方がいます。
いつ薬局へ行くのかは患者さんの自由ですが、処方箋には有効期限があります。
処方箋が発行された日を含めて4日以内です。
処方箋にも必ず期限について明記されいてますし、法律で決められています。
↓
保険医療機関及び保険医療養担当規則第 20 条、21 条
イ 処方せんの使用期間は、交付の日を含めて四日以内とする。ただし、長期
の旅行等特殊の事情があると認められる場合は、この限りでない。
時々、「処方箋の有効期限が切れたからどうにかしてくれ」と言われることがありますが、事情を伺うと
「行くの忘れてた」「仕事(用事)が立て込んでて行く時間が無かった」など特殊な事情と言えない理由ばかりです。
法律で有効期限を延ばせない事を伝えるとほとんどの患者さんはお怒りになります。逆ギレですね。
「このまま体調が悪くなったら病院はどう責任を取ってくれるのか」
「こんな不親切な病院にはもう受診したくない」と、本人としては病院を脅して自分の思い通りにさせようというつもりかもしれませんが、私たちはこのようなやりとりを何十、何百とやってきています。
その方だけにこのような対応をしているのではありません。
有効期限内に行けなかったのは患者さんの責任ですし、そもそも4日以上経ってから薬局へ行くということは、薬が無くても生活に支障がないことの証明になっているので、こちらとしては本当にお薬が必要なのかの判断からしないといけなくなってしまいます。
少し冷たい言い方かもしれませんが、全てを病院任せにするのではなく、患者さん自身(もしくは家族、サポートする方)も治療を順調に進めていくために、きちんとやるべきことはやらないと治療はなかなか上手くいかないと思います。
お薬をきちんと服用して日々の生活をよりよいものにするために、処方箋は貰ったら忘れないようになるべく当日中に行くようにお願いします。
処方箋のトラブルは薬局さんにも迷惑がかかってしまうので、個人的にはかなり気を付けています