↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
24/117

事務子と事件③

これ以上悲しい理不尽なことが起きないことを願っています。

続いて先日起きた医師殺害事件についてです。


訪問診療をしていた医師が弔問に訪れた際に起きた事件。

ニュースを見ると犯人は他のクリニックでトラブルを起こすクレーマーだったと言う報道がありました。

この事件は日本のあらゆる問題を考えさせられる事件だと思いました。


1つは、訪問診療・看護・介護は患者さんの生活空間に入って仕事をするため、危険度がものすごく高いです。

複数で訪問することも診療報酬上できないことも多く、大体1人か2人で訪問するため、患者さんやその家族から舐められたり見下され、暴力・セクハラされる危険性があります。

被害にあっても客観的証拠を残すことが難しく泣き寝入りすることもあります。

患者さんにとって自分の家に来て診察や処置してもらえるのは非常に助かることだと思いますが、スタッフとしては危険な目に合うかもしれないという恐怖もあるのです。


2つ目は、8050問題の年齢が上がり親が死亡し、残された子供の生活が成り立たなくなり自暴自棄になってしまう可能性です。

親の年金で生きている子供が、親が亡くなることで資金が断たれ生活が成り立たなくなり、追いつめられ、親を生かさなかった医師のせいで生活が苦しいと逆恨みしたり、事件を起こすことが増えてくるのではないかと思います。

今回の事件で犯人が「自暴自棄」になったと供述しているという報道がありました。

まさにこの問題も含まれているのではないでしょうか?


3つ目は、犯人が医療機関で有名なクレーマーだったという報道が真実だとすると、診察の度にトラブルになっていたのではと考えました。また厄介なのが、患者さん自身ではなく家族がクレーマーと言う点です。

患者さん自身がクレーマーで医療機関として許容できない場合、行き過ぎている場合は診察を断ることが出来ますが、患者さんに問題はなく家族がクレーマーの場合、非常に断りにくいです。

あくまでも治療の主は患者自身であり、家族は部外者という扱いの為(大袈裟に言うと)他の患者さんに迷惑がかかるレベルでも、治療を断ると場合によっては応召義務違反になる可能性があります。

また、医療従事者は「患者さんの為に」と思う方が多く、家族がクレーマーでも我慢して患者さんの為にやろうとします。そこを付け込まれます。

他の患者さんに迷惑になるレベルのトラブルを起こすなら、警察を呼ぶべきだ、事前に警察に相談したら良いのでは?、威力業務妨害で捕まらないのかと思う方も多いと思いますが、警察はそう簡単に動いてくれません。

病院で何とかしろと平気で言ってきます。



今回の2つの事件を通して、医療従事者は自分に落ち度がなくても逆恨み、妄想の対象にされやすいことを実感しました。

コロナ禍ということも関係あるかもしれませんが、他人を許容することが難しくなっているのではないかと思う出来事も私自身、仕事を通して感じています。


年々患者さんのマナーが悪くなってきてはいましたが、コロナを機に一気に悪くなっています。

患者さんとのトラブルが日常茶飯事になっていることに愕然としています。

医療従事者も患者さんと同じ人間です。

罵倒されたり、暴力を受けそうな目に合うと怖くなります。

患者さんはあなただけではなく、他にもいること、患者さんと医療従事者双方の協力と努力で治療が進んでいくことをどうか理解して頂きたいです。

そして、命というのは予測できるものではありません。時には思うように治療が進まないことだってあります。自棄になる気持ちは理解できますが、だからといって何をしても許されるわけではありません。

病院は何をしても良い場所ではないことを理解して頂きたいです。


そして、一生懸命患者さんに向き合っている医療従事者が理不尽な目にこれ以上合わない事を祈っています。

久々の投稿です。読んで頂きありがとうございました。

仕事に少し余裕が出てきたので投稿を再開していきます。

不定期になると思いますがよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。