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第5話 「強烈! これがデストロイスターの戦い方!」

 前回までのあらすじ! コボルトの猛攻によりピンチに陥るデストロイハート! そこでルシファーはクルミにヘヴィメタルロッドを与え、変身させた! これにより2人目の魔法少女、デストロイスターが誕生! そして彼女はその圧倒的なパワーを用いて、コボルトを追い詰める!











「今だデストロイスター! ヘヴィメタルロッドを構えて、“デストロイ・サンダー”と叫んでくれ!」


「おう!!☆☆」


 ルシファーの声を聞いたデストロイスターは、目の前で倒れるコボルトにロッドの先端を向けて叫んだ!


「くらえや!☆ “デストロイ・サンダァーーーーーーーーーー”!!!!!!!!!!☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆」


 するとロッド先端の星の装飾に、青白いスパークが発生!


「地獄に落ちろ!!!☆」


 デストロイスターはそのままロッドを振りかぶり、息も絶え絶えと言った様子のコボルトの顔面に得物を叩きつけた!


「ウグァァァ!!!」


 ロッドの叩き付けによるダメージと、ロッドを通して体を駆け巡る電撃によるダメージ!!


 強烈な痛みの二重奏がコボルトを襲い、そして!






 ドカーーーン!!!






 閑静な住宅街に響き渡る爆発音! こうしてコボルトは消滅したのであった!! めでたしめでたし! 圧倒的めでたし!!











 変身を解いたエリカたちは、一旦クルミの部屋に戻った!


「はあ……凄く疲れちゃった……☆」


 そう言ってへなへなと自室の床に座り込むクルミ! 先程までの荒々しさは微塵も感じられない!


「クルミちゃん!♡ さっきの戦いぶり、すごく良かったよ!♡」


「まったくだ! あの容赦のかけらもない荒々しい戦い方、地獄の魔法少女にふさわしい!」


 エリカとルシファーは口々にクルミのことを褒めた!


「えへへ、ありがとう!☆」


 メガネをキラリと光らせながら照れるクルミ!


「……っていうかルシファーちゃん、色々と説明して欲しいんだけど……☆」


「あ、そうそう!♡ 私も聞きたかった!♡ ルシファーのこととか、あの怪人のこととか!♡」


「え、エリカちゃんも知らないの?☆」


 クルミは驚きながら首をかしげた!


「うん!♡ 私もついこの間初めてルシファーと出会ったから、まだ説明してもらってないんだ!♡」


「よーし、分かった!」


 そう言うとルシファーは、部屋の中央に置かれた丸テーブルの上を陣取る!


「それじゃあ僕が、順を追って説明するよ! まず、僕について。僕は地獄からやってきた悪魔だ」


「……あ、悪魔!?♡ ルシファーは悪魔だったの!?♡ ぶっちゃけありえな~~~い!!!♡♡♡」


 ルシファーの正体を知って腰を抜かすエリカ!


「そう、悪魔。君たちが変身するデストロイハートとデストロイスターの力も、悪魔のエネルギーを元につくられているんだ」


「そうだったんだ……☆」


「で、あの怪物たちのことなんだけど……実はあいつらは、天界に住む天使たちが送ってきている」


 今明かされる衝撃の真実! それを聞いたエリカとクルミはびっくり仰天!!


「て、天使!?♡」


「なんで天使が、あんな恐ろしい怪物を地球に送ってくるの!?☆」


 クルミの問いに、ルシファーはダンディーな声ですかさず答えた!


「数が増え過ぎた人類をせん滅させて、地球の環境をリセットさせるためさ!」


「なるほど!☆ 再生は破壊からしか生まれないもんね!☆」


 流石は秀才の吉澤クルミ! 理解がはやい!


「本来、人類の扱いは天界と地獄、双方が話し合って決めなきゃならない。なのに天界の奴らは地獄に無断で人類せん滅を決定し、怪物を送り込み始めたんだ。だからそれを阻止するために、僕はこの地球に来た」


 するとエリカが、怪訝な表情で首をかしげた!


「でも人類をせん滅するなら、怪人を送るなんて回りくどいやり方をせずに、天使が直接地球に来ればいいんじゃないの?♡」


 確かに、彼女の疑問はもっともである! しかしルシファーは首を横に振る!


「それがそうもいかないんだ。地球は天使や悪魔にとって、とても過ごし辛い環境だからね」


「じゃあルシファーが猫の姿なのは、そのせいってこと?♡」


「よくわかったね! 本当は僕にも立派な“悪魔の姿”があるんだけど、そのままでは地球の環境に適応できないから、猫の姿になっているんだ!」


「そっかー!♡」


 疑問が晴れたエリカは、朗らかに笑った!


「それで、この猫の姿のままだと天界から送られてくる怪人を倒せないから、地球に住む君たちに悪魔の力を渡して、代わりに戦ってもらうというわけだ」


「OK、ルシファーちゃんの事情は大体理解(わか)ったよ!☆」


「もちろん、君たちを勝手に戦いに巻き込んでしまったのは申し訳なく思っている。でも、これは人類存亡を賭けた重要な戦いなんだ。協力してくれ!」


 いつになく真剣な表情で告げるルシファー! それを聞いたエリカとクルミは顔を見合わせ、コクリと頷いた!


「私、やるよ!♡ なんかよく分かんないけど、みんなを守るためだもん!♡」


「私も、エリカちゃんと一緒に頑張る!☆」


「2人とも……ありがとう! それじゃあ今日から君たちは、地球を守る地獄の魔法少女、“デストロイデュオ”だ!!」


 こうしてエリカとクルミは、天界から送られてくる怪人と戦う使命を請け負ったのであった!!


 次回、「乱入! テニスコートの死闘!」に続く!!!











・特別付録:デストロイスターキャラソング

「破壊神~HAKAISIN~」

ボーカル……デストロイスター(吉澤クルミ)


お前お前お前ーーー!!!☆

俺に指図するなーーー!!!☆

お前お前お前ーーー!!!☆

ここで地獄行きだーーー!!!☆


じゃかましいんじゃボケェェェェェーーーーー!!!!!☆

(※ここはヘドバンをしながら渾身のデスボイス)


破壊魔界地獄全て制覇!!!☆

ダサいセンスなんか全て爆破!!!☆

俺を笑った奴全てカスだ!!!☆

瓦解打開社会全て知るか!!!☆


Yeah! ヘビメタの新時代!☆

俺が築きあげる新世界!☆

Yeah! ぬるい音はいらない!☆

脳みそ揺さぶるホントのロック!☆


ホアァァァァァァァァァーーーーー!!!!!☆☆☆☆☆

(※ここでマイクを地面に叩き付けて木っ端みじんに粉砕する。この際、周囲の観客に当たらないよう配慮を心掛けたい)

・さくしゃあとがき

 だい5わを よんでくれて ありがとう! このあいだ だいすきな からあげを たくさんたべたら、 つぎのひ “いもたれ”を おこしたよ! みんなは すきなたべものでも ちょうしにのって たくさん たべすぎないように しようね! とくに あげものには きをつけようね!

 あと、 とくべつふろくとして “デストロイスター”の キャラソンの かしを のせておいたよ! みんなも おとうさんや おかあさんと いっしょに たのしく うたってみてね!

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