八話 戦闘
睡魔らしき者が襲ってきますた。(泣)
塔を制覇していきたいですね。
そんなかんやしていると、突然ドアが激しくノックされる。ロロは驚き尻餅をついてしまう。
「ひっ………?!怖いよ……」
怯えるロロをクロノアは優しく抱きしめる。ロロは安心したのか、一人で立つ。
「全員動くな!クロノア・ゼロ、そこにいるのは分かっているんだ!大人しく出てこい。」
ドア越しから野太い声が響き渡る。シザンは動じず、兵隊に向かって挑発。
「ああ、いいよ。俺らは動かないさ。でも、そのドア、開くかな………?ヘイタイサンよぉ〜!!」
(リズは調合釜を。後は各々戦闘に備えろ。クロノア、お前は呪文を一発放った後、どデケェ爆発呪文で一掃してくれ。それまでの間俺とリズで足止めしておく。ロロちゃんはクロノアから離れるんじゃねぇぞ。作戦開始だ)
(わかったわ)
(ああ)
(はっ、はい!)
作戦を一通り伝え終わると、ドア越しからさっきの声とは違う声が聞こえる。恐らくリーダーっぽい人物だろう。
「シザン・ヴェルモットだな。マレブランケに歯向かう結社の犬め」
そして、ドォン、という音が響き、ぞろぞろと兵士が中に入ってきた。
「一…二…四人か。大人しくしていろよ。俺らはクロノア・ゼロに用があるんだ。無論、歯向かえばお前らも同罪だ。命はないと思え」
(ああ……怖いよ……あの時のように……)
怯えるロロをクロノアは優しく撫でる。そして小声で
(目、瞑って)
と言う。言われた通りにロロは目を瞑る。
「さぁ死んでもらうぞクロノア・ゼロ!!」
「………悪いが、その言葉はお前も同じだ。もうすぐお前は散る」
したたかに、静かにクロノアは言う。兵士は一瞬だがたじろいだ。
が、その後の強気の表情こそ、兵士の死に顔となった。
兵士の体が踏みつけたトマトの様に爆発し、肉片が辺りに飛び散る。クロノアは返り血を浴びて真っ赤に染まり上がる。
「汚いな」
シザンが小さくガッツポーズをして、
「よし第一段階はオッケーだ!行くぞリズ!」
「ええ!!」
兵士達は仲間の死に様を見て、戦意をなくした。しかしリーダーが、
「どうしたァ!お前ら、ファルファレルロ様に殺されてぇのか!」
と一喝する。兵士達はヤケになりつつシザンとリズに襲いかかる。
「家は……残ってたら奇跡だな!」
「……ふふ、そうね。錬金の力、思い知りなさい!」
「突撃ー!!あの二人を殺せー!!」
シザンは剣を巧みに使い、兵士の剣をバサバサと落としていく。
リズは調合したものを適当に、シザンに当たらないように投げる。当たってしまった兵士は身体が溶けたり、変色したり、挙動不審になったりして参ってきている。
………その時、クロノアの詠唱が終わった。
「散れ、シザン、リズ!」
「「おkー!」」
「行くぞ!『太陽の力よ、我にその爆発の力を示せ!』」
あたりに凄まじい轟音が鳴り響く。ロロは目を瞑りながらクロノアを離すまいと必死にしがみついている。
「ふぇ…………?ク、クロノアさんっ?」
ロロが目を開けるとその先には、バラバラになった兵士『だった』肉片があちこちに散らばっていた。
そのあまりの魑魅魍魎さに、ロロは吐き気が起こる。
「うっ……?!お、おええぇぇぇぇぇ……」
「やべっ、少し刺激が強かったか……?」
「おいクロノア、ロロちゃん吐いてるぞ。お前がわざわざ兵士の体内から爆発させるからだよ」
「う…だがそれはお前の指示ではなかったか?」
「いや……違うだろ」
「まぁまぁ…ロロちゃん大丈夫?」
「刺激が強すぎます…これで普通なのはやっぱり経験なんでしょうか…」
次回、未定。
超更新したい…