まおーさまのための勇者(仮)3こめ
まおー「会議だよ!全員集合!」
めいど「それでは早速会議を進めていきたいと思います、今日の議題は≪勇者のために我々はどういった事をするべきか?≫ですね」
まおー「うむ!意見のあるものはどんどん発言よろしく!」
おーく「フゴッ!」
まおー「パス1、次!」
おーく「フンゴッ!?」
どらご「まずは人事異動をすることが大事かと」
まおー「人事異動とな?なぜだ?」
どらご「いくら勇者といえども最初の村からレベルが高い敵と戦うのは自殺行為に近いものがあります、まずは弱い者を倒してもらい、経験値を稼いでもらってレベルを段階的に上げていってもらうのが良いかと」
まおー「なるほどなるほど、たしかに勇者はなぜかレベル1から冒険するのが決まりみたいなものだしな、レベリング(寄生)を勇者がするとも思えないしな!人事異動は随時行っていこう!他にはなにかないか?」
でびる「はい、勇者が冒険するとなると、武器や防具の充実、果てには伝説的な装備が必要です、勇者がそういった装備を買ったり、手に入れたりするために、勇者に倒されたとき用のお金や装備をそろえておくことが大事かと」
まおー「伝説の装備!いいな!魔王グッズみたいのもそろえておきたいな!」
めいど「では、伝説系の装備は天使や妖精に発注しておきましょう。お金は日本への出稼ぎチームに馬車馬のごとく働かせて工面します、魔王グッズはいかがなさいますか?」
まおー「ちょっと自分で作ってみたい!」
めいど「かしこまりました、ではそのように準備いたします」
まおー「うむ!まかせた!ということで今日の会議は終了だ!解散!」
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まおー「まおと!」
めいど「めいの」
まおー&めいど「簡単!誰にでも作れる魔王グッズ!はっじまるよー!」
この番組は、いつも心に魔王様、株式会社≪魔王軍≫の提供でお送りします。
まおー「というわけで早速、魔王グッズを作りたいわけだが、魔王といえば何の装備があるんだ?」
めいど「すでにある物でいいのでしたら、まおー様が愛用しているものをグッズ販売すればよろしいかと。寝巻とかならプレミアが付くのでは?」
まおー「嫌です」
めいど「ではハンドメイドでいくしかありませんね」
まおー「うむ!それで今日は何を作るのだ?」
めいど「鍋つかみです」
まおー「…え?」
めいど「鍋つかみです」
まおー「なぜに」
めいど「説明いたしましょう。あれはそう、人類がまだ魔法さえ使えない時代まで遡ります。極寒の時代を生き抜くため人は火という文明を生みだしました。人々は生きるために火を様々な事に使いました。暖を取るため、肉を焼くためいろいろなものにです。ですがある時、一人の男が酷い火傷を負ってしまいました。彼は病気の娘のために温かい食べ物を食べさせてあげようとしていたのです。器に水と食べ物をいれて火をかけて、それを食べさせてあげようとしたのです。そう、鍋です。
彼は寝入ってる娘のもとに鍋を持って行こうとしました、しかしあまりの熱さに鍋をひっくり返して全身火傷を負ってしまったのです…
そして彼は二度とこの過ちを犯さないようにと心に誓いできたのが、魔王の鍋つかみです」
まおー「それ、私の父親の話だよね?」
めいど「細かいことはいいんです、とにかくまおー様がおつくりになれば、とりあえず伝説になるので大丈夫です。」
まおー「色々と突っ込みたいことはあるんだけど、まあいい!とりあえず作ろう!」
めいど「まずはですね、こちらに普通の鍋つかみを用意します」
まおー「すでに完成してるじゃんかよ!」
めいど「はい、この鍋つかみにまおー様が魔法でなんちゃらすれば出来上がりです」
まおー「………」
めいど「というわけで今週の簡単!誰にでも作れる魔王グッズは終わりです、また来週あいましょう。さようなら~」
この番組は、いつも心に魔王様、株式会社≪魔王軍≫の提供でお送りいたしました。
このお話は魔王軍の提供でお贈りします