人化グリフォンと厄介事の予感
とりあえず誤字はないように気をつけていきます。文法のミスは指摘して下されば幸いです。
俺は初めて『神々しい』という言葉にふさわしいモノを見つけた。
色白い肉体、触らずとも分かる張りのある肌、俺の手のひらにちょうど合うような小振りの双丘、ほっそりとしたくびれ、そして産毛すら見えぬパ「はっ!?俺は何を!?」
「ヒカゲ様、どうかした?」
「は、裸じゃないか!?服はどうした?」
「・・・どこ?」
「どこ!?・・・もってないの!?」
マジで!?持ってないの!?
「うん」
「うん!?・・・はぁ~これを着てて」
はぁ~、Tシャツ渡しとくか・・・
「ヒカゲ様」
ん?
「なに?」
「ヒカゲ様、裸、恥ずかしい」
はい!?何言ってんのこの子!?
「服着ないとダメ!」
「いや、いやいやいや。あなたが裸だからですよ?」
「わたし、服着なくても大丈夫」
「いや、ダメでしょ!!」
「わたしグリフォン。」
そうでした、この子グリフォンでした
「はぁ~」
「ヒカゲ様、どうしたの?疲れた?」
瞳は純粋なのに言葉に悪意を感じるなぁ。とりあえずどっかの国に行かねば・・・
「この近くに人間の街ってある?」
「ない、村ならある。」
「じゃぁ、そこに行こうか。」
「わかった。」
「・・・」
「・・・」
・・・ん、なぜ無言?
「あぁ~シュラさん?案内してくれません?」
「わたし、場所知らない。」
はい!?知らないの?
「えっと、・・・どうしようか?」
「森でる?」
「とりあえず、そうしようか。」
ここがどこかも分からないし・・・
「となりの森まで3キロぐらい」
はい!?となりの森!?
「あの~ほかの道は?」
「反対側にもあるよ?えと・・・恵みの森?だったかな」
まじか、どんだけ森あるんだよ!?脳内地図じゃそこまでないんだけどな・・・
あ、何か今更新された気がする
『すみませ~ん、それ300年前のでした~テヘッ』
はぁぁぁぁ!?ふざけんなー!!
ってか、300年で森広がりすぎてない?ここから半径30キロぐらい森なんだけど・・・
「じゃぁ、一番近い道を案内してね」
「ん、わかった『解除』」
「えーと、なんでグリフォンに戻るの?」
「飛んだ方が速い」
・・・・・・で、ですよね~。わかってましたよ、もちろん。
(ヒカゲ様、飛びます)
シュラが軽く助走をつけ勢いよく空に飛び出した。
あぁ、風が気持ちいいな。空を飛んでるというより走っているという感じだが・・・
「この調子で飛ぶと2,3時間で森を抜けられそうだね」
(ヒカゲ様、もっと速くできます)
「いやこのままでいいよ。もう少しこの空気を楽しみたいし」
異世界に来て初めて良かったと思えたな。
『せりゃぁぁぁぁぁぁぁ!』
なんだ今の叫び声は!
(30m先森中で馬車が襲われてる。ヒカゲ様、どうする?)
「そっちに向かおう。知らぬ振りは寝覚めが悪いからな」
(りょうかい)
シュラが翼を傾けだんだんと高度を落としていった
初異世界人だな、楽しみだ。
次は戦闘パートです