二章 西の城
どうもお久しぶりです。雛木由香ですっヽ(・∀・)
前の投稿から随分と時間がたち、"もしかしたら"少数の方に迷惑をかけたかもしれません。
申し訳ございませんでした。
では、やはり広い心を持って読んでください。
GO!ε=( ≧∇≦)
西の城…。山のような丘に建っている城で、魔女が住んでいると言う噂がある。その噂もあってか、現在は誰も寄り付かなくなったお化け屋敷だ。
しかし、現実はただのボロい城。手入れされていないだけだ。
この点は、以前にゼフの調査団が調査した時に判明している。
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『…くそぅ…、まだか…』
『もう少しだよ。頑張って、三鬼丸』
あたしは何故かバテバテの三鬼丸の手をとり、険しい坂道を登っていく。
『あたしとは手を繋いでくれないのに何で三鬼丸とは手を繋ぐの!?』
ここで、だだっ子はやめてくれ…
『えぇっ?そりゃ…、三鬼丸が疲れてるから…』
『ズルいズルいズルいズルいズルいズルいズルいズルいズルいズルいズルいズルいズルいー!!!
あたしも疲れたのにー!!』
嘘つけ。山(険しい丘)をスキップで登るような体力バカのクセに。
『…あたしの事…嫌いなの?』
『ぐ…… 嫌いじゃない…よ』
『じゃあ手繋いでよ』
『やだ』
『なんで』
『アミは元気じゃん』
『三鬼丸も元気じゃん』
『どっからどう見てもバテバテなんだけど…』
日頃からのこんなやり取りが山(険しい丘)を登っていると、とてもめんどくさい。
『あ』
こんなめんどくさいやり取りも終わりに近付いたようだ。
山(険しい丘)を登りきり、西の城についた。
ここで時間軸の異常検索をしなければ。
この西の城に関する時間軸にこれから何らかの異常が発生する、と言うのがパール元帥の見た未来だ。
あたしたちは三鬼丸の体力が回復するのを待って、異常検索を開始する。
…しかし、三鬼丸は何故あんなに体力が無いのだろうか。
身長も165cmのあたしより頭2つ分くらい大きいし(190cmくらいだろうか)、かなり体格も良い。あの体力の無さはどこに隠れているのだろうか…
、と三鬼丸を注視してしまっていた。三鬼丸がこっちを不思議そうに見ている。あたしは
「なんでもないよ」
と目で合図を送る。三鬼丸もそれが分かったみたいで、にっこりと微笑みかけてくれた。
十分ほど経ち、
『もう大丈夫だ』
と三鬼丸が回復したので、あたしたちは異常検索術を発動する。
『uncommon retrieval』
その瞬間。あたしの足元から時間軸が広がり、異常の発生するとされる時間まで時間移動する。
分かりやすく例えれば、ドラえもんのタイムマシンだ。
『さて。任務の始まりだよ』
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『ふう。やっと着いたか』
三鬼丸が首の後ろをポリポリと掻きながら言う。
西暦 年 戦国時代に、あたしたちは来ていた。戦の真っ最中だ。
『…こんなところでタイムズスクエアが起きたら歴史…、と言うか教科書とか変わっちゃうね』
アミが戦う人々を眺めながらそう呟く。
『一刻も早く、ディクターを探そう。歴史が変わるとややこしいじゃ済まなくなる。三鬼丸、アミ、行こう』
『おぅ…。んん?』
三鬼丸が何かを見つけたようだ。
『おいおい、もしかしてもしかしなくなくて…あれは…。あのお方は…!』
『え?え!?三鬼丸!?』
突然走り出した三鬼丸を追い、戦の真っ只中へ。
『三鬼丸危ないよ!』
アミの忠告も聞かず、三鬼丸は"あのお方"の下へまっしぐら。
『はぁ、はぁ。誰が居たんだろう…』
あたしは息を弾ませながら疑問に思う。
『え?ヤナギ、"はぁ、はぁ"ってまさか興奮してるの゛っ…』
アミが腹を押さえてうずくまる。あたしの右手の拳はそのアミの腹へ。
重いパンチをくらい、しかしそれでも
『え、えへっ。これも一種の愛情…うっ…』
と、何故か嬉しそうにもがいている。
『バカな事言ってないで。三鬼丸を追うよ!』
『うっ…、えふっ。待っ、待って…』
どうだったでしょうか。やはり読みづらい、想像しづらいなどあるかとは思います。
しかし、後書きまで読んで下さっているあなたに、感謝を込めて…。
ありがとうございましたm(__)m