4月からまたデスゲームがはじまる
そろそろ新社会人たちがやってきますね。
まずは、新社会人さんたち就職おめでとうございます。これから期待しています。
そんないかにも大企業の人事のような上から目線で書き始めましたが、私は今小さい会社にいるので新卒は来ません。
しかし、この時期思い出すのです。
ちょっとだけ昔話に付き合ってください。本題ではないのですぐ終わります。
自分が新社会人になったとき、ほんの少しだけ病んだことをちょっと。
16年も前のことです。
結局1年半しかいなかったですが、辛かったことは良く覚えて、未だに怒られたり働いたりしている夢を見るのだから自分なりによく頑張ったのだと思います。
私は就職氷河期の後半に就職した年代なのですが、その時代コンプライアンスなんて言葉もありませんでした。
法律はあるけれど今のように周知が行き渡っていないか抜け道がたくさんあった時代です。
セクハラ・パワハラ・モラハラなんて言葉も出始めた頃で、真面目に取り組む事柄ではありませんでした。
例えば、声かけでいうと 「今日もカワイイね!」なんてセリフはおじさんが若い子に好かれたいがための挨拶の内でしたが、今ではセクハラですね。
それに、指導方針は 「フザケてんのかお前はっ!ムカつくわー!」と机バンバンするのは、お前のために俺様が怒ってやっているんだという部下思いの上司と評されていました。なんなら自分の指導不足を棚に上げて、「お前のせいだお前が悪い責任とれ」ぐらいの勢いです。
しかし、今ではパワハラモラハラ一発アウトです。
しかも、お客様は神様の時代ですからどんな理不尽にも笑顔で対応できることが素晴らしい人材でした。
泊まりがけの新人研修ではベテラン社員が「辛くても女優になるのよ!どんな時も笑顔よ!」と爛々とした目で怖いくらい完璧な笑顔で語っていたのをよく覚えています。
今はカスハラという言葉が浸透し、汚客という言葉まで登場して毅然と対応できる本当にいい時代になりました。
さて、自分の可哀想だったアピールはこれくらいです。お付き合いありがとうございます。
ここからが本題です。
新社会人と一口に言ってもに当たり前ですが、実力も多種多様で入社理由も様々なんですよね。
それまでトップを走って社会に出ても実力を発揮しようと意気込む子たちがいる反面、言われたことだけやってお給料をもらいたい子たち。
それまでは学力も年代も同じ世界で生きていた子たちが、ごちゃまぜで一斉に入社してきます。
そういった背景の違う子たちが自分の働き方を優先できると期待をして入社してくるのです。
残念ながら、自分の理想な働き方なんてできるわけがありません。
新社会人が学生時代にどんなに優秀でも、会社は個人にはあまり興味がないのです。
どれだけ外国語が得意であろうが、数字に強かろうがITに強かろうが、会社的には「それで実績は?で?この会社の何を知っている?」といったところです。
君は最低限の知識を持っているなという評価でしかないのです。
実際、博士号まで取ったのに違う畑の分野に配属されたと愚痴る人と話したことがあります。
彼は専門外な仕事で本当に辛そうでした。
のらりくらり働きたい人でも、最低限の課題さえやれば良かった学生時代とは違い、自分で本質を捉えて考えて行動しなくてはいけなくなるのです。
それってとても難しいことなんです。
だってはっきり言って上司の指示なんて、指示じゃなくて丸投げなのです。
例えば「コピー取っておいて、私1時間で戻るから」というセリフ1つとっても、情報が足りないのです。
いつ、誰用に、何部、カラーか白黒か、等倍で良いのか、持ち込む先は、そもそもどのコピー機で?使い方知らんし上司はどこに何しに行くの?などなど。
それで1つでも間違えば「コピーもできないの?わからないなら聞いてよ」と皆の前で言われ、上司の客には「上司の行動を把握してないなんて」と理不尽に言われるのです。
情報共有してこないくせに、たまったもんじゃありません。
学生時代に経験したことのない理不尽さです。
さて、思い描いていた働き方が出来ないと思った新入社員たちはどうなるか。
サクッと辞めます。
早い人は半日、一ヶ月で半分。
1年で3分の1残ったら御の字かもしれません。
まさにデスゲームです。
社員たちが「期待している」と言った口でどんどん新人を駄目にしていきます。
カイジやイカゲームのようにどんどんいなくなるのです。
最近あの人いないよねとか話題にされれば良い方かもしれません。
なんなら新社会人に限ったことではありません。
中途採用で入社してくる人たちは経験豊富なので嗅覚が鋭く、駄目な会社をすぐ見抜きます。
今私が勤めている会社では、中途採用募集しかしませんが、採用辞退の連絡をしてくれれば良い方で、連絡なしで面接に来ない人や急に音信不通になる人も居たりします。
彼らは誘拐でもされているのでしょうか?
今は就職氷河期も遠い昔で、常に人が居ない状態なので、辞めてもすぐに次が見つかるのでしょう。
ちょっとでも条件が良さそうな方、採用までの対応が良かった方に流れてしまう印象です。
一方、企業目線で見てみると、採用には結構なコストが掛かっているので辞めてもらいたくはないのです。
中小企業はコストをかけて雇い準備しているので、割と落ち込みます。
しかし大企業は落ちぶれた奴が悪いと言わんばかりのようです。
個人的には事務員として、新人もベテランもみんなが働きやすいように居心地が良いようにしたいんですが、正解がわかりません。
今やほとんどの企業がセクハラ対策、風通しの良さ、メンタルケアなどの研修もそれなりにして従業員のお行儀は昔よりも良い方だと思うのです。
最近、採用関連の仕事を補佐として入るようになったのですが、まぁ老若男女辞める辞めるで驚いています。
せめてココが駄目だと教えてくれれば。
お給料?仕事内容?拘束時間?会社の空気の時代遅れ感?
でも言えないですよね普通。もう関わりたくないよね…。
最近採用した子がまた辞めたのでデスゲーム開催のお知らせ(求人)を出さなきゃいけないのです。
私が関わり出してからシーズン5くらいまで来てる気がします。
大人気シリーズですね。
さて、次はどんなデスゲームが開催されるのでしょうか。
ここでちょっといい展開があったので少し。
上層部がやっと採用希望者が少ないことや新人の離職者が多いことに気づいてくれました。
「駄目なところをいっぱい言って案を練ってね」と言ってくれました!
案はもうあって、それはもう山のようにあって稼働できれば大分楽になるはず。
そしたら原始人から現代人になれるはず!
手書き作業よさようなら!!!
しかし実現するかどうかは未知数なので期待は禁物もかしれませんが、ワクワクしちゃいます。
ちょっと話がズレたので戻しますが、デスゲームの主催者側(現従業員)は新社会人を来てくれてありがとうって思いながら見てます。
どの人も新人イビリしたいわけじゃないのは心の片隅に覚えていてくれると嬉しいです。
もし、春から新社会人として活躍予定の方がいらっしゃったら陰ながら応援してます。
でもストレスは人を変えますから、自分を見失わないようバランスを大切に。
お読みくださりありがとうございました。




