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詩集:紫の酩酊

仮眠ホーム

作者: 歌川 詩季

「家」に求めるものはちがいますよね。

 目をさましてるあいだは

 七つの海を歩幅におさめて

 八方に飛びまわってるあんただから

 帰ったあとのわずかな時間をすごす自宅に求めるのは

 シャワーと トイレと

 とりあえず眠れるだけのスペース


 ふとんを()くどころか

  雑魚寝(ざこね)すらできなくてもかまわない

 座椅子にもたれて目をとじてりゃあ

 最低限 必要な睡眠は()れるし

 深い眠りに沈んでやれるほど ひまでもないだろうさ


 でも そんなんじゃ

 ビジネスホテルどころか

 格安のカプセルホテルほどもくつろげはしない

 仮眠ホーム

 あんたの魂の置き(どころ)此処(ここ)じゃないわけだ

 仮眠ホーム

 渡り鳥が巣をつくることがあるとすれば

 こんなやりかたも悪くねえかもなって

 ぬけぬけとほざくところが なんとも また

 私は、ものを置くスペースが欲しいってのがメインかなぁ。

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― 新着の感想 ―
仮眠室でもベットは必要条件でしょうか? 幼稚園で保母さんが仮眠するところは壁にもたれて仮眠するポットが有るらしいです。 いわゆる立ったままというか壁にもたれて寝ることが出来るらしいです。
タイトルを読んで、駅のホームかと思いました。 スミマセン<m(__)m>
語り手と対象の間に係る哀愁の糸が視えますて刹那くなりますた
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