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私って、不幸でしょうか?  作者: 粉巻 まひる
一難去ってまた一難、とはいかない!?
16/25

本題がなかなか始まらない。

 「絢可と私は、保育園からの幼なじみでした」

少女がポツポツと話し始めた。

「小学一年生の時、絢名が勉強がとても出来ていたので、教えて欲しい、と言ったのが始まり……」

「お前、名前なんていうの?」

神宮がモグモグとみかんを食べながら、少女の言葉を遮った。

 状況を考えろやーい!

 ギロリ。神宮を睨みつける。

 神宮もそれに気づき、おとなしくなる。そして、そっと新しいみかんを剥きはじめる。まだ食べるのかよ。

「気にしないでください。この子、空気が読めない子なんです、はい」

「いいえ。私が悪いんです。名乗らずに相談に乗ってもらおうなんて……。私の名前は、瀧河怜実たきかわれいみといいます。怜実、と気軽に呼んで下さい」

 ベッドに横になりながらお辞儀をする怜実ちゃん。

「俺の名前は神宮幸也」

 また新しいみかんを剥きながら自己紹介をする神宮。怜実ちゃんは、首をかしげている。

「お、俺?」

 そういえば、見た目は女子だからなあ。

 「あのね、怜実ちゃん……」

 村近さんに教えてもらったことをそっくりそのまま怜実ちゃんに教える。

 聞いた後の怜実ちゃんの感想は、

「大変なんですね」

だった。きっと、どう言葉を返していいか分からなかったんだろうな。仕方ない仕方ない。

「で」

急に話しだす神宮。そして、私の方を指差す。な、何!?

「このへなちょこが柏宮唯奈」

 ん~?聞き間違いかしら……。なにか、不愉快なことを言われた気がする。




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