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私って、不幸でしょうか?  作者: 粉巻 まひる
一難去ってまた一難、とはいかない!?
12/25

新たな非日常。

今回はちょっとホラーが混じってます!

でも、怖く描写していないという……。

いつもに比べて長めですが、最後まで読んでくださいね。

村近さんの衝撃の真実の翌日。

登校して、席で本を読んでいると、咲がニマニマしながらやってきた。

「ゆーいな!」

「何?」

「賭けに勝ったよ!」

「あっそ」

咲が私の周りをくるくる回る。それも、スキップしながら。

「どんな賭けだったか、知りたいでしょ?」

咲が私の本を取り上げる。即座に反応した私は、取り返す。くそぉ、何ページかわかんなくなった!咲め!

「別に知りたくないですが?」

「知りたい?よし、分かった」

でた!このパターン!面倒臭すぎる。

「言ってない」

「小柳と唯奈、どっちが村近さんと下校できるか」

なるほどね。って、待てよ?下校していたことを知っているということは?見てたんか!あんた、見てたんか!

「見てたの?」

「私は見てないよー。小島が見てたんだよね。私と同じクラスの男子。知ってるでしょ?」

「う、うん」

と言いつつ、全く顔が思い浮かばない。いたっけ?記憶にございません。

「正面玄関から出るとこ見たって」

ホッ。胸をなでおろす。それなら、あの騒動もリムジンも知らないか。良かったー。

「ま、そんな訳で。私、クラスに戻るから」

「バイバイ」

咲がスキップしながら去っていった。

なぜかは分からないが、肩がこっている。


「おはようございます」


ビクッ!後ろから急に話しかけられ、漫画みたいな驚き方をしてしまった。三秒ほど時間を使って振り向くと、笑顔の村近さんがいた。

「お、おはようございます……。」

「今日も楽しそうですね」

フフフ、と笑って、自分の机に荷物を置く村近さん。どこがどう、楽しそうに見えたのでしょうか?

「きょ、今日も、車ですか?」

「もちろん、そうですよ」

あー、これ、小柳さんが言ったら、イラッとするんだろうけど、村近さんが言うと、憎めないんだよなー。なんでだろう?癒し?なんか、癒し要素があるのかな?

「今日、一時間目、英語ですね」

「あー、そうですね」

英語……か。




眠い。ヤバイ眠い。

私が唯一、眠くなる教科、英語。英語が嫌いな訳じゃない。むしろ好き。ただ、

「次はー、このー、動詞をー。」

先生の声が眠気を誘うのだ。

中途半端な低音ボイスに、語尾を伸ばす癖。聞いていると、こっくりこっくり、ときてしまう。

ふと、周りを見回す。生徒の大半が寝ている。いいのか?これって、教師として、大丈夫なのか!?

そんなことを考えている私を再度、睡魔が襲う。

運動場を眺める。体育があったら、見て眠気を覚ますんだけど……。なかった。

「……ん?」

だだっ広い運動場にポツンと誰かが一人で立っている。スカート履いてるから、女子?……ちょっと、待てよ?この体育のない時間に、一人ポツン。……。

チラッと黒板を見てから、もう一度運動場を見る。


いない。


えーと、ですねー。よし。私は何も見ていない。私は何も見ていない。ワタシハナニモミテイナイ。ワタシハナニモミテイナイ。ワタシハナニモミテ……。

「柏宮!」

「は、はい!?」

「ここの答えは?」

「え、えーと。泳ぐ、ですか?」

「正解だ」

ひぇー!当てられたー!自己催眠しようと思ってたのに。トホホホホ。


ギロッ。


横から視線を感じた。

恐る恐る横を向く。教室の後ろの扉が、少し開いている。そして、そこから、何かが覗いて……。私のことを見ている。


うそだぁぁぁ!


そして、私の意識は途切れた。

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