星雲系ってもしかしなくてもすごい?
一気に視界がクリアになる。人々を襲おうとしている獣……
もう怖がらない。守りたい。今度は守らなきゃ…!
「誰も死なせないよ」
そうして私は、手を天高く突き出した。
「星雲系 『星幕の蘭華』」
私が言うと、辺りがベールに包まれた。心地よい歌声が聞こえたと思うと、獣は眠っていた。そして、眠っていたのを待っていたかのように歌が止まり、次の瞬間……獣が切り裂かれていた。
(えぇー、まじか…アメとムチってやつ?)
うわぁ…と私が若干引いていると、
「「「「はっ?」」」」
と、みんなの間抜けな声が聞こえた。
やばい!みんな絶対不思議に思ったよね!?なんて説明しよう……
私が頭を抱えていると、もう瀕死状態の"アイツ"が…
「六角…未來、なぜだ…お前は……能力なし、のはずだろ……」
ふっ前はそうだったけどね!今は違うんだよ!!
「授かったのよ、たった今ね! あっ、碧斗達には後で説明します。」
ドヤ顔でそう告げる。
「今、だと?」
驚愕で"アイツ"が目を見開いている。(わかるよ、信じられない気持ち。私もそうだった。)
うんうんと、頷く。(そろそろ終わりにするか、ちょっと…………みなさんの視線が痛い、)
「じゃーね、闇蝶。星雲系『 星雲の開眼』」
「グアアアアア…ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」
私がそう言うと、雲が現れ"アイツ"を吸い込んでいった。(終わった……のかな?)
「未來!!大丈夫か!?」
「碧斗!平気だよ。」
碧斗が心配して駆けつけてくれる。(やっぱり私の彼氏最高!!)
「未來さん、無事でよかった。ところであの能力は?」
「そうそう!あれってどんな能力!?」
「未來ちゃんって能力使えなかったよね?」
アスビナの人達が興味津々というふうに聞いてくる。(気になりますよねー!そりゃあ)
『この力のことは私が話しましょうか』
「「「「だれ!?」」」」
スターライト出てきちゃった。心臓に悪すぎる……まぁたしかにスターライトに話してもらったほうがいっか(押し付けよう)
「あなたはフォレミナですか?」
さすが碧斗!そうそうそう
『ええ、そうね。私の名はスターライト、スターライトフォレミナ』
「スターライトなんて名前のフォレミナはいないはずですが……」
そうなんだよね。私もはじめて知ったもん
『私が未來の前に力を授けた人間は200年前だから知らない人が多いのも無理ないわ。』
200年!?えっ、長すぎでしょ……よくそれまで待っていたな。ほらほら、みなさんも固まってるし、
『 あっでも、アースは知っているはずよ〜』
「アースが!?ちょっと聞いてみます。」
碧斗、驚くよね…自分のフォレミナが怪しいフォレミナのこと知ってるんだから。(私はスターライトをフォレミナだと完璧に信じた訳ではないからね!?)
「アース!スターライトフォレミナって名前のフォレミナ知ってるか?」
『スター…ライト?はっ?あいつがいんのか!?』
やっぱり知ってるのか……じゃあほんとにフォレミナなんだ。(まじかー悪いことしたなー)
『アース〜久しぶり〜元気だった〜?』
『スターライト!!おまえ、今まで何してたんだよ!!』
『のんびりぐうたら〜』
『サボるな!パートナーちゃんと探せ!!』
結構いいコンビじゃん…確かに夫婦というより、親友だな…………。(残念無念)
『あははっまぁまぁ、アースゆっくりお茶でもして、近況報告でもしましょうよ』
『そうだな…行くか』
あっお別れかな、まぁ能力は使えるだろーしいいや。(信じてる!信じてるけど怪しいもん!やっぱ)
『未來〜後は頼んだわよ〜みなさんにちゃんと説明してね〜』
自分は関係ないというふうに言って去っていく。
そうじゃん!!みなさんに全然説明してないし!なにやってんのよ、スターライト!!!
まぁ……過ぎたことを怒っていてもしょうがない。簡単に説明しますか、
「ええっと、ですね…」
「「「「「「はい(うん)」」」」」」
「スターライトの能力は神秘、守護星は宇宙全て…です!簡単に言うと」
「宇宙…全て?」
「そんなことが可能なのか……」
「神秘…なるほど、だからアースは知ってるのか」
えっ……わかったの?すごすぎでしょ、なんでわかるのよ…………
「なんでみなさん理解が早いんですか!?」
「時間が経てば話す。それだけだ。」
えぇーめっちゃ気になるんだけど…仕方ないのか…?
「それと、未來さん。あなたは試験合格だ。」
えっ、やった…やったーー!!これで、愛華を救う方法に近づける…………。ようやく、ようやくだ。愛華…待っててね。必ず見つけてみせる。
この命に替えても!
「ちなみに所属は戦闘部隊だ。」
………………はっ?




