私エリートじゃない
私は今、アスビナ本部にいる。(なぜかエリート集団戦闘部隊に入ることになったし………)
「なーんでこうなったんだっけ?」
小さく呟く。放心状態に近い私に戦闘部隊の人が近づいてきた。
「未來ちゃん緊張してない?」
「楽にやっていいから〜」
「いや、緊張してやれ」
戦闘部隊の人が元気づけてくれる。(一人除いて)幹部……そこは嘘でも元気づける所でしょ!?あなた私が戦闘部隊に合格してから態度変わりましたね!?!そういうのよくないと思うなぁ!?
と、心ではそう思っていても口には出さないのが大人ってことだ
「ちょっと夜詠?それだと怖がらせるじゃん。あっそういえばさ、未來って私と同い年だよねー?先輩後輩とか関係なしに、名前で呼んでよ!!」
先輩を名前で……?さん付けするのが礼儀なのに…?
「え?でも……」
「呼んでくれるよね!?」
「あ、はい。彩葉」
なんか圧で押し切られた感がすごいがまぁいいのかな?
「お前ら、そこ話し合ってないでそろそろ入団式だ」
「あっそっか」
そろそろなんだ。ただ…その前に聞きたいことが、
「あの、その前に私なんでこんなに、目立ってるんですか」
そう、なぜか私はさっきから!戦闘部隊の人が来る前から!目立ってる。(理由は知らない)
「それはあなたがすごい存在だからよ」
「ふぁ!?」
どこからともなく幹部長がやってきて、そう言った。
「すごいって……?」
私ただのモブAなんだけどな……
「まず一つ目、由良の妹 二つ目、あの夜咲碧斗の彼女 三つ目、未知の能力をもっている。これだけあれば、注目されるでしょうね」
未知の能力はわかる。でもそれ以外って……
「お兄ちゃんと碧斗ってそんなにすごいんですか?」
そう聞いたら、何言ってんだこの子というような目で見られた。(解せない)
「おほんっ、まず、夜咲碧斗だけど世界最強である樹天の能力者で、才色兼備だからね。女の子によくキャーキャーいわれているし、」
確かに言われてる………
「次に、由良は次期トップとまで言われていた実力者、そんな奴の妹なんだから誰だって興味を持って当然よ」
あっそっか、お兄ちゃんいつもバカだから気にしてなかったけど、次期トップ候補なんだ。
「そういうことですか…なるほど」
「そうそう、由良さんは俺たち3人の憧れだからな。彩葉なんて恋してるし」
「直葉???なに勝手に言ってるのかなぁ!?」
え…彩葉ってお兄ちゃんのこと好きなの!?憧れはわかる。まだね…でも、お兄ちゃんに恋!?お兄ちゃん好きな人いるのに、翠さんっていう、めちゃくちゃ美人な人が………ま、まぁ言わないでおこう。
「あなたたちそろそろ入団式なんだから!指定の位置につきなさい。」
──まもなく、入団式をはじめます。幹部、幹部長、トップはステージまでお越しください。
ようやく!!はじまる!!
アスビナ入団式ってマスコミも来るんだよね?闇蝶は人間に化けれないらしいから、ひとまずは安心で、こういうことをするのも、闇蝶に圧をかけるため、なんだよね……闇蝶からの危険から隊員を守るために、アスビナに入団したら、寮生活で家に帰れるのも、土日だけで学校の代わりも果たすらしいし………
『 新隊員代表 六角未來さんステージにて、代表挨拶をしてください。なお、マスコミからの質問に対しては、無理のない範囲で答えてもらって構いません。』
ん?ん?は?え?聞いてないんですけど!?え、あのえ、Why!?とりあえず…行った方がいいのかな
ステージに向かう途中で彩葉と直葉さんと目が合い小さく謝られた。(えぇ………)
言う言葉は社交辞令でいいよね!私ならできる!
「新隊員代表挨拶を任された、六角未來です。春を告げる時期に、入団することができ、とても嬉しく思っております。先輩方、ご指導よろしくお願いいたします。そして同期、仲良くやっていきましょう!これからよろしくお願いいたします。」
完璧だ。天才だ。自分で自分を自画自賛する。
『 それでは質疑応答に入ります。未來さんに質問したい方はいらっしゃるでしょうか』
なんでも来い!今の私は無敵だからな!!
──質問をしてもよろしいでしょうか
『 どうぞ』
おっきた。何が来るんだろ
──どうしてアスビナに入ろうと思ったのですか?兄の背中を追ってですか?




