守るって誓った【碧斗side】
少し短めですm(_ _)m
話によると、彼女は母親が死に、父親と兄が昏睡状態陥っているらしい。誰よりも辛いはずだった。なのに彼女は泣いていなかった。
「未來さん、よければ君は施設に入らないか?そのほうが安全だ。」
施設に入れるのは妥当な答えだろうな。これから先もしかしたら狙われることもあるかもしれない。
「施設には入りません!目覚めるまで、私が家を守らなければいけないので」
施設には入らずに、1人家に残ることを彼女は選んだ。ほんとうに家族が大切なんだな。彼女について、また一つ知った瞬間だった。
彼女の応えにあいつらは「そうか」とだけ呟き、役目が終わったかのようにぞろぞろと出ていった。
あいつらが全員出ていった後も、彼女は残り寂しそうに昏睡状態に陥っている家族を見ていた。だから俺は思わず………
「六角未來さん、だったよね。やっぱり寂しい?」
「えぇっと、誰、ですか?それはもちろん寂しいですけど、誇りにも思います。」
そう聞いた俺に対して、なんとでもないというふうに彼女は振舞った。
「いきなり話しかけられて驚いたよね。俺の名前は夜咲碧斗 由良さんの知り合い…かな」
俺がそう言うと、彼女は一瞬驚い後、少し顔を青くした。(なにか気になることでもあったかな)
「お兄ちゃんの!?もしかして、よくお兄ちゃんが私の事を自慢しに会いに行っている…私と同い年くらいの男の子って…………」
「うん?たしかにそれは俺だね。」
伝えられてはいけない情報でもあったか?というか、由良さんって俺に妹自慢しに会いに行っているだけだったのか…………
俺がさりげなくショックを受けていると、彼女が
「あぁああ!!その節は兄が大変なご迷惑を!」
そう言って、深々と頭を下げた。
そこ気にするんだと驚いた。俺の中ではあまり気にしていなかったからな
「大丈夫だから!未來さん。むしろ、由良さんは俺の憧れだから。」
「あんな兄を!?ありがとうございます!!」
そう言って、また頭を下げ始めた。あんなって、迷惑に感じているのか、由良さんの行為を
そう思うと少し笑ってしまった。
「そうなんだね…ふっあはは。ごめん、ちょっと待ってね」
「なんで笑うんですか!?」
そう言ってむうっと頬を膨らませた彼女を俺はまた可愛いと思ってしまった。この感情が恋なのかは当時分からなかったけど、この子ともっといたい…そう思った。だから俺は思わず……
「未來さん、よければこれからも俺と会ってくれる?」
──
「碧斗くん大丈夫かい?」
「えぇ大丈夫です。少々昔のことを思い出していただけなので」
あれから7年か、もうそんなに経ったんだな。
未來が使ったあの力…恐らくアースと共に世界を統べていた力。未來は由良さんの妹という立場から、常に刺客を送られていたというのに、さらに闇蝶に狙われる危険も高まった。
闇蝶の中で最も気をつけないといけないのはやっぱり、デストネの最愛『 アイラ』全てが謎に包まれている人物。表舞台には姿を現さないのに多くの闇蝶から尊敬されている者…………注意が必要だな。
恐らくそのことを、アスビナ側も理解していたから戦闘部隊にしたんだろう。戦闘部隊なら1人で行動することはないからな。
(本当は俺がそばで守ってやりたい。でも、未來はずっと愛華さんのための方法を探してきた。彼氏なら応援しないとだよな。)
そのためにも、星雲系のことをもっと調べる必要がある、か。能力者のことに関する歴史や、資料はアスビナのほうが多いけど…なぜか俺、嫌われているからな。アスビナの幹部達に、(特に戦闘部隊幹部くん)
ハードルは高くなりそうだな。でも、未來は俺の光であり唯一無二の存在だ。その存在を守るためなら、なんだってやってやろう。だから、
由良さん、安心してください。未來は俺が必ず守ってみせます。この命にかけて
そう改めて誓って、俺は動き出した。
次回から!また未來sideに戻ります!!ついにアスビナ入団式!!!
閑話で碧斗が未來に告白したときも書こうかな〜と思っております!!




