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4話 異世界とチート(ほとんど説明)

今回は説明会で疲れてしまうかも。時間と心に余裕があるときに見てほしい。

あと主人公のプロフィールが謎だったと思うから転生前までのものを書いておきます


橘健人(たちばなけんと) 転生前18歳

目つきが鋭い以外、顔は整っている。

一人っ子だが両親には構ってもらえずずっと一人で過ごしてきた。

中学に入ってからイジメられ、精神的にもやつれていた時に剣術の師匠と出会う。得物は刀を得意としている。本人には自覚は無いが師匠が本気を出さないと勝てないほどに強い。

高校からは知り合いがいないところへと一人暮らしをする。

バイトや予備校での勉強の疲れによりトラックが突っ込んできていることに気付かず即死、転生。

「ん、はわぁぁ」

そんなあくびが出る。

「森だな」

そう周りは森で囲われている。吹いているそよ風が心地いい。

っとそんなことを考えているときユラユラと目の前に紙が落ちてきた。


~~~~~~~~~~~~~~

転生者 ケント・タチバナ君へ


やあ!神様だよ!気分はどうだい?多分何処にも不自由はないはずだけど。

君は今森の中にいるはずだ。その辺一帯はモンスターも出ない安全な場所のはずだから安心して。前に進めば君の要望の家があるからそこまで移動してもらえるかな?なんとなく場所はわかるんじゃないかな。

~~~~~~~~~~~~~~

そんなことが書かれていた。確かにこの先に進めば何かがある感覚がある。とりあえず進んでみよう。


------------------------

ほんとにあった。

そこまで大きくなくだが小さいわけでもない。ちょうどいい大きさの家がそこにはあった。

「とりあえず手紙の続きを読もう」


~~~~~~~~~~~~~~

どうかな?いい感じの大きさでしょ。とりあえず庭にあるベンチに座りながらでも読んでよ。

最初に君にあげた転生特典について説明しちゃうね。

まず一つ目はそこにある家だね。家の周囲100mは結界に覆われているんだ。この結界はたとえ君がチートの全てを以てしても『破壊』は不可能だよ。ただ結界の『解除』は君もしくは君の許可した人ならできる。結界を張りなおすのが面倒だからなるべく解除はしてほしくないけど、解除したかったら家の地下にある『結界石』に魔力を流しながら台座取り外してね。張りなおすときは取り外した時以上の魔力を消費するから気を付けてね。

二つ目は君の「健康な体」にお答えして、君のからだを12歳の体に戻すのと、スキル:異常状態耐性(特大)をあげたよ。まず君の体の傷を治すのにイジメられる前の体つまり12歳の時の体に戻したよ。あとは異常状態耐性(特大)は完全に異常状態、例えば毒、麻痺、風邪などにならないんだ。これで健康な体はゲットだね!あ、筋力や体力は自分でトレーニングしてもらうことにはなるよ。まぁ君は元々鍛えていたから苦にはならないとは思うけど。

三つ目の「魔法が使いたい」にお答えして現代魔法適正(特大)とスキル:消費魔力減(特大)、さらにおまけで空間魔法適正(特大)をあげたよ。

現代魔法適正(特大)は現代魔法である火・水・風・土・光・闇・無属性の全ての属性魔法がすべてしかもすべての魔法を覚えることができるんだ。

この7種類の属性についてのざっくりした説明をしておくよ。

火属性:火に関する魔法。火力が一番強い

水属性:水に関する魔法。氷も作れる。

風属性:風に関する魔法。そよ風から鎌鼬(かまいたち)、台風まで。

土属性:大地に関する魔法。土や鉱物を操ってものを造ったり木を動かしたり。

光属性:光という名のバフ付与魔法。HP回復や異常状態回復系の魔法を使える。またアンデット特攻。

闇属性:闇という名のデバフ付与魔法。また影を操ったりや瘴気なども作れる

無属性:上記以外の属性のない魔法の総称。

詳しくは家の中にある魔導書に書いてあるから読んでおくといいよ。

スキル:消費魔力減(特大)はその名の通り魔法を使った際の魔力消費を大幅に抑えられるんだ。初級魔法で70%くらい、超級魔法で最大50%まで抑えられるんだ。幾ら魔法を多く使えるからって魔力消費が大きくて全然使えないってなったら本末転倒だからね。

空間魔法適正(特大)についてだけど空間魔法についての説明をしとこうか。この魔法は大雑把に言うと

『空間に干渉する魔法』といったところかな。空間と空間をつなげてワープしたり、こことは違う空間につなげて物を収納したり、空間を固定、移動させて空間を『交換』したり自分のイメージ次第で空間に関することなら何でもできる代わりに消費魔力はとても大きいんだ。それでも消費魔力減(特大)があるから使いすぎなければ魔力が枯渇することもないとは思うよ。ちなみにこの空間魔法は古代魔法(ロストマジック)として現代には無い魔法だから人に見せるときは気を付けてね。

最後に僕からのささやかなプレゼントが家の中においてあるからぜひ使ってね!それじゃ!

君の人生が良いものとなりますように。


神より

~~~~~~~~~~~~~~~~~


・・・

いやチートすぎだろ!!!

なんだよ古代魔法(ロストマジック)って!!!

てか俺病気にならない体になったのか、、、

神の力ってやつはすごいな。

とりあえず神からのプレゼントを受け取りに行こうか。


神からのプレゼントは家に入ってすぐの玄関に紙と一緒それは置かれていた。


~~~~~~~~~~~

やあ!また会ったね!

キミへのプレゼントは太刀と刀と片刃のナイフです!

君にとって扱いやすい得物をプレゼントとしてあげたよ!

三つの得物の説明をしておくよ!


風雷神刀(ふうらいじんとう)(ごう)

神によって作られた風属性を宿した太刀。魔力を流すことによって風属性魔法を刀身に付与できる。また風によって静電気が溜まるため雷のようなものを打ち出せる。刃こぼれすることがなく折れることもない。

黒緋神刀(こくひじんとう)(えん)

神によって作られた火属性を宿した刀身が黒く赤いラインが入っている刀。魔力を流すことで火属性を刀身に付与できる。刃こぼれすることがなく折れることもない。

ナイフ「桔梗(ききょう)

刀身が桔梗の花のような色をしたとてもキレ味が良いナイフ。刃こぼれすることがなく折れることもない。


こんな感じだね!折れることは無いけど大事に使ってね!

~~~~~~~~~


・・・・・・・・・

「チートすぎんだろおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

そんな声が家中に響き渡った。

説明会で面白い内容ではなかったと思う。次回から面白くなるように頑張りたい。

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