2話 神と謝罪
気が付いたら俺は見知らぬところに立っていた。
こ、ここは何処だ!?確か俺はトラックにひかれたはず、、、というか何だこの空間?
そう部屋でも道路でもない、どこに立っているのかそもそも立っているのか寝ているのか飛んでいるのかわからない不思議な感覚だ。
そんなことを考えていた時だった。
「あなたは18歳にして死んでしまいました」
そんな声が整理できていない俺の頭に響き渡った。
え?誰だ!?急に声が!?周りにも誰もいないしもしかして『こ、こいつ直接脳内に!?』ってやつか!?
ときょろきょろしていると
「ぷ、、ぷぷぷ、、、、」
そんな笑い声が聞こえてきた。
って笑ってんじゃねぇよ。こっちは状況確認しようと必死なんだよ。そんなに俺がびっくりしてるのが面白いか。
「まあまあ、そんな怒らないでよ」
男性の声変わりする前のような、女性の声のようななんとも中性的な声が聞こえる。
怒るなも何も急に笑ってきたんじゃねぇか。てか最初そんな話し方じゃなかったろ!
「ごめんごめん、ついね?それと一度は丁寧な口調で言ってみたかったんだよ!」
いやごめんで済んだら警察はいらないって小学生の時先生から教わらなかったのか?
「教わらなかったよ?警察居ないもん」
いや警察居ないってなんでだよ。ん、、、?
・・・・・・
って!?ちょっと待て!俺一回も口空いてないんだけど!?てかお前誰だよ!?
「今頃気づくんだね、、、誰って、う~ん?君たちの世界だと『神様』?」
神様、か。だったら言葉をかえさずとも会話できるのは納得だなぁ。
って!そうじゃない!ここは何処なんだ!?なんで俺はここにいる?
「そうだね。その前に君に僕の姿を見せようか。ちょっと待ってて」
と言われた(?)瞬間目の前に光が集まっていきやがてそこから人影が出てきた。
「やぁ!神様だよ!」
そこには中世的な顔立ち体系の人が立っていた。しかしどこかで目の前にあるものは人知を超えた何か、そう『神』であると納得できる、実感できる何かがあった。
「ここは君たち風に言えば『天界』と呼ばれるところだね。」
「っ天界ね。じゃあ俺はやっぱり死んだのか?」
「ちょっとビビった?ねえねえ?ビビったの?」
うるせぇ!そんなことどうでもいいから早く答えろ。
「ぶー、ケチ。まあいいか。そうだね。橘健人君、君はトラックに引かれて死んだんだ。即死だったよ。そしてこちらから一つ謝りたいことがあるんだ。」
神の目が真剣なものに変わった。
「っなんだ?神に謝らせるようなこと俺やったか?」
「いや。君のせいじゃない。完全にこちら側の責任だ。まず僕ら神は世界の管理者をしている。そして神はその世界の生物に試練と褒美を与えるんだ。地球を管理している神が間違えて君に試練を与えすぎてしまったみたいなんだ。僕はその地球の神の上司でね。それで、、、
今回の件は本当にすみませんでした。」
目の前の神はそう言って頭を下げた。
「ってことは!今までの小さいときから親がかまってくれなかったのも!中学の時イジメられたのも!俺がずっと孤独だったのも!今回トラックにひかれて即死したのも!全部お前らのせいだったのかよ!ふざけんな!お前らのせいで!おれは!」
「っ!ほんとうにごm「なんてな」、、、え?」
「別に起きてしまった事に文句を言っても仕方ないし、結局生きていても楽しくなかっただろうしそのうち自殺してたかもしれないし、っていうか!神様に対して文句を言うとか罰当たりが過ぎるしな。気にしてないって言ったら嘘になるかもしれないが恨んじゃいねぇよ」
「っありがとう!ほんとうにごめんね!」
そう言って神様に笑顔が戻るのだった。
文章力皆無でほんとごめん。
まだ転生できない。というか転生のての字も出てきてないんだが。この話が必要だったのかすらわからん。
こんな感じの中性的な神様が好き。てかヒロインとキャラが被るかもしれない。