表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
384/713

追放者たちの凱歌29

 ようやく戻ってきた王都ローゼンパームでの日々は忙しいものだ。東方移民街でのホテル運営のみならずスパリゾート建設にも指示を出し、冒険者業をやりつつマルディークの道場にも通っている。


 その間に太陽の姫サフィーノから再三にわたる召喚状が届いたが無視。

 竜の谷行でちから不足を感じたサリフが魔法を習いたいと言い出したが無視。私は忙しいんだ。


 業務を手伝わせようとしたクラリス様は竜人の調査団関係で忙しいようだ。なぜか私宛ての請求書ばかりが届いている。空中都市のフェスタ宮廷風リストランテの請求書が届いた時は本気で殺そうと思ったくらいだ。155ユーベル!?


 今日も今日とて忙しい日々。道場からの帰り道、いつもどおりサリフとギャーギャー言い合いながら冒険者ギルドを目指していると……


「よう、久しぶりだな」


 やけに軽薄そうな少年に声をかけられたので無視。最近多いんだ。

 ホテル王と呼ばれるようになってから見知らぬ親友が急増した。投資話や借金の申し入れにやってくる彼らの相手ほど不毛な事はない。金にならないからだ。


 少年とすれちがってギルドに入り……

 私は大慌てで戻る!


「クラウス!?」

「……お、おう。マジで忘れてたろ?」


 そこにいたのはクラウスだ。帝都フォルノークのスラムで銀犬団の会計担当だったクラウスだ。懐かしいな。


「どうしてローゼンパームに! 他のみんなもこっちに来ているのか!?」

「あー、その事だがよ。団はあれから解散しちまったんだ」


 もう二年も前になるのか。レティシア捜索の折に体調を崩したクラウスは彼女の訃報を療養中の宿で知り、春を待ってベランデルに戻りみんなに伝えた。


 団のみんなの動揺は激しく、団の方針で喧嘩になったり派閥に別れたり運営資金の使い込みをする奴が出たりで解散したようだ。……まさかそんな事になるとはな。


「よくも悪くもあの団はお前とレティシアの物だったからな。柱が二つもなくなりゃ倒壊するしかなかったんだ」

「家に例えるかよ」

「あそこは俺らの家みたいなもんだったろうが。……お前はそう思ってなかったかもしれねえがよ」

「そんなわけがあるか」


 この話題はダメだな。複雑な感情がある以上険悪になってしまいそうだ。純粋にクラウスとの再会を喜べなくなるのはイヤだ、


 話題を変える。クラウスは仕事でローゼンパームに来たらしい。頭の良いクラウスの事だ、いい仕事にありついたのだろう。


「どんな仕事だ?」

「とある貴人の小間使いさ。まぁ驚くと思うぜ」

「となると私も知っている貴人か……」


 ガーランドはないはずだ。国外に出る暇などあるはずがない。

 グラスカールもないな。あの御方の行動範囲が安全の保証できない国外まで伸びるはずがない。

 バートランド公だとしたら最低だな。帝国宰相ベルドールでも最悪だ。妥当なところで騎士団のウェーバー副官なら……ないか。実家は貧乏らしい。


 すごいな、物の見事に既知の貴族にロクなのがいない!


 クラウスが緊張の面持ちで顎をしゃくる。ギルド本部の建物の陰からそいつが現れた。幽鬼のごとき陰気な面構えだ。一度見れば忘れることはできないほど華美な顔つきなのに、隠しきれない不浄の気配が恐怖心を刺激する。


 長い襟を立てた古めかしいビヨンドコートを纏うヴァンパイアロードの名はアトラテラ・スカーレイク戦爵。ロステム達の仇だ。


 私はオリハルコンの長剣『神器エルジオン』を手に駆け出す―――


 ギィン! 魔金の細剣と打ち合わせる形となった。このまま攻勢をかける!


 スカーレイクの剣技は私の知るすべてと異なる。古くて異質でつかみどころのない影と戦わされているような手応えだ。だが勝てる。


 あの戦いの日々は無駄ではなかった。あの時は天と地ほどの実力差に諦めた仇敵にこの牙が届こうとしている。


 鍔迫り合いの形に持ち込まれたが構うものかと刃を押し込む。肩口まで押し込んでやる。


「腕をあげたな小僧。いつぞやのベルクスタインの乱の頃とは別人だ」

「褒めてくれてありがとうよ吸血鬼、返礼として冥府へのチケットをやろう。特級便だ! 何度でも殺してやるから冥府でも首を綺麗にしていろよ!」

「やめろシェーファ!」


 スカーレイクの胸を斜めに切り裂くというところで、どうしてかクラウスが割って入ってきた。

 スカーレイクを庇う形で立つクラウスの意図が理解できない。


「冷静になれ、スカーレイク様は争いに来たわけじゃないんだ」

「様? 様と呼ぶのかそいつを? クククク…私は極めて冷静だぞクラウス、どうかしているのはお前だ。この怪物が何をしたかお前が一番よく知っているはずじゃないか」

「呪術儀式の主催者ならたしかにスカーレイク様だ」

「それをわかっていて与するか。やはり貴族だな、何を約束された? 元の位階がそんなに懐かしいか?」


「お前は王族だろうが!」


 クラウスが強い眼差しで睨み返してきた。友と呼んだ男からの睨みは中々に堪えるものだ。


「お前だって王族だ。ドルジア帝国第二王位継承権を持つ立派な王子だろうが! 自分だけが薄汚れたもんから無関係だと言いたいのか!?」

「そのつまらぬ批難で剣を止めるとでも思ったか? やはり温いなクラウス、お前は昔からそうだ。この世の本質がちからだと理解していない。話し合えば理解し合えると信じている。言葉の通じぬケダモノもいるのだと理解できない」


「お前もそうなのかよ」

「ああそうだ。銀の犬に言葉など通じるものか」


 背後から魔法の気配。空中に飛び退くと竜頭のグリードブレイサーが狙いを外して虚空を駆け抜けていった。……やはり貴女もそちら側か。


 グリードブレイサーを放った態勢のままのクラリス様に問いかける。


「今度はどんな企みだ?」

「何も企んじゃいないわよ。落ち着きなさい、そして話を聴いて」

「断る」

「バルバネスー!」


 バルバネスを呼ぶな! 竜の谷を守護する偉大なる王竜が呼ばれてホイホイやってきた。パンを詰め込んだ紙袋を持たされている。パシリか!?


 まったく忌々しい事にバルバネスには逆らえない。何しろ悪意がミリ単位もない。ただの善良な竜が伯父さん面をしてくるだけだ。忌々しい。


「また喧嘩か。クラリスも性根にこそ大きな問題はあるがお前を可愛がっている。あまり困らせるようなマネはするな」

「クラリス様に味方をするのはやめろ」


「馬鹿者、お前の味方だから言っている。説教というものは本来その者の成長を願い」

「ジジくさい説教もやめろ」


 この場で最大のちからを持つ者は間違いなくバルバネスだ。困った事に竜化を封じられている私では勝ち目がない。


 そしてギルドからのやじ馬がな。


「場所を移そう」


 場所を行き止まりの路地裏に移す。各自が適当にそこいらの木箱に座り込む。けして集まったりはしない。この7×5mの路地裏は決闘場よりも不穏な空気が漂っているからだ。原因は私だ。サリフよ、パンを食べるのはやめてくれ。


 木箱の上にご立派な刺繡を施したハンカチを敷いて座るクラリス様に問う。


「そこの吸血鬼との関係は続いていたか。いかなる理由によるものか白状しろ」

「ストラ様の依頼があるでしょ」


 竜人の人界調査隊の件か。


「わたくしも別に旅慣れてるとか他国の情勢に詳しいってわけじゃないし、スカーレイク卿にも手伝ってもらおうと思って手紙を書いて来てもらったの」

「驚くほどまっとうな理由で困惑が隠せないな。だがスカーレイクを生かしておく理由にはならない」

「小僧になど負けるか」

「どの口がほざく。試してやってもいいんだぞ?」

「はいはいそこまで。話し合いの席でケンカを売らないの」


 呼吸するように他人を不愉快にさせる魔女にそんな事を言われた。


「でね、色々調べたい事もあるしわたくしも一度帝国に戻ろうと思うの」

「帰れ帰れ」


 いやそんな傷ついた顔されても困るぞ。

 クラリス様はたぶんご自分がしでかした数々の悪行について軽く見ておられるのだろう。溶けない雪があるように、この関係もけっして温かなものとはなるまい。


「……ずっと言いたかったのよ。でも言い出す機会もなくて、言えばきっと怒り出すのも目に見えていたもの。でもね、レティシアの誘拐はわたくしの仕業ではないの」


 ……最近感じていた違和感がここにきて確信に到った。

 クラリス様は調子に乗られている。最近少しばかり相手をしてやったものだから許されたと勘違いしている。毎晩ベッドに潜り込んでくるのがその証拠だ。もういっぺん消し飛ばしてやらないとわからないらしいな。


 深呼吸をしよう。すー………はー………すー……


「貴女はッ、ご自分が為された悪行を背負う気もないのか!?」


 落ち着こうとした結果怒りが爆発してしまう。

 怒りの全力往復ビンタがクラリス様の顔面を右に左に流していく。手加減など!


「貴女にまとわりつかれるのは私の罪だ。それは受け入れた。貴女を殺した私が受けるべき相応の仕打ちなのだと受け入れてきた! だがすべての元凶は貴女だ、貴女がレティシアを殺したせいだ! 己の罪業さえ認めぬおつもりか!?」

「……本当にちがうの」


「ふざけるな!」

「食人を覚えたドルジア皇族は定期的に魂を食べる必要があるわ。いつもの供物だと思って手をつけたの。ラ・チェンダのお友達だったなんて知らなかったの、本当よ……?」


「何の弁解をしているつもりか?」

「ラ・チェンダのお友達と知っていたなら食べなかった」

「殺意がなければ殺人を許せと? 貴女の自分可愛がりは気持ち悪いほどイカレているな」


 引っ叩いたのに反応がない。怒鳴り返しもしてこない。しおらしいのが逆に腹が立つな。そこまでして許されたいか。何のためだ?

 もう一度とビンタのために振り上げた腕はスカーレイクに掴まれた。


「姫とお前の間を引き裂こうと画策したものがいる。そういう話だろうが」

「仮にそれが本当だとして黒幕と実行犯は私が裁く。クラリス様と黒幕は私の獲物だ、スカーレイク卿もだ」


 スカーレイクが閉口する。狂犬がとでも言いたそうな呆れ顔だ。


「……で、黒幕の目星はついているのか?」

「調査はこれからになる」


 なんて無益な会話なのだ。誰も答えを持たずに延命を願っている。

 この場で殺してしまうのが一番いい。


「わたくしもあの子…レティシアを連れてきたのが誰だったか覚えていないの。今思えば幻術か何かを行使されていたのだと思うわ」

「引き渡しはどこだ。どこで受け取った?」

「冬の屋敷、わたくしの魔導の工房よ」


 イカレた話だ。オーバークラスウィザードの工房内で工房主を相手に幻術を仕掛け、あまつさえはそれを悟らせないとはどういう神業だ?


 どう考えてもクラリス様の虚言だ。王宮に出入りできる危険人物をガーランドが見過ごすはずがない。


「レティシアを受け取ったのはいつ頃だ?」

「社交シーズンの頃だったわ」

「ベルクスタインの乱の前か?」

「前よ」


 この答えだけでクラリス様を殺せる。己の情けなさに憤死もできる。それほど近くにいて気づけなかったとはな。


 千里眼の一族の住む王宮だ。対策は完璧に施されている。それは理解している。


「わたくしに時間をちょうだい。ラ・チェンダとわたくしを嵌めた奴を捕まえる時間を。その後ならどうとでもしていいわ」

「素直に殺されてくださると?」


「わたくしも嵌められたままじゃおさまりがつかないもの」

「素直に殺されてくださるという意味かとお尋ねしている」

「……そこは応相談で」


 さすがクラリス様だ。言葉を交わす意味が存在しない。この場しのぎの了承をしないだけ成長したと言えるのだろうがな。


 だがこれでクラウスがスカーレイクに協力する理由もわかった。こいつはずっとレティシアの仇を探していたのだ。帝国から逃げ出した私とちがって……


 人の性根は目を見ればわかるとはよく言ったものだ。クラウスの眼差しには陰りがない。後ろめたさを持つ人間すべての眼に宿る卑しさがない。凍りついた眼が見る夢が復讐なら、それはきっと私と同じ目のはずだ。


「……みな席を外してくれ。クラウスと話をさせてくれ」


 皆が心配そうな眼差しで路地裏から出ていく。何だかんだで私には心配してくれる奴がいる。クラウスには? こいつを思いやる人間はいないのか?


 クラウスが私を見つめている。私と同じ凍りついた憎悪の目だ。


「案外楽しそうにやってんだな、驚いたぜ」

「……クラウス、君はどうなんだ?」

「俺は今ブルーローズで活動している」


 ブルーローズ、帝国革命義勇軍か。また厄介な組織に入ったものだ。

 学のあるクラウスは銀犬団の外でも立派にやっていける。こいつだけは別格だ。いずれは一角の人物になるにちがいない。そう思っていたんだがな。


「イエットリー、これは組織の隠語だが地方監督役っつー幹部なんだ」

「どうして青の薔薇に手を染める?」

「スカーレイク卿はブルーローズの重鎮だ。呪術儀式は彼の資金源の一つで以前青の薔薇の幹部と話をしているのを見たことがあった。業腹だが俺には卿しか伝手がなかっ―――」

「ちがう。どうして青の薔薇に入る必要があった」


「情報が欲しかっただけさ。帝国全土に活動拠点を持つブルーローズの情報網を使うには組織に入るしかねえ」

「レティシアを誘拐した黒幕を見つけ出すために?」

「そうだ」


 まったくイヤな気分にさせられる。怪物の映り込んだ鏡と対面している気分だ。


「……クラウスには輝かしい未来があるものだと考えていたよ」

「奇遇だな、俺もお前には王冠のような未来を信じていたよ。だが俺達の未来は闇に落ちた、たった一人の女の死によってだ」


「後悔しているのか?」

「まさか。やりがいのある人生の目標ができてウキウキしてるぜ」


 この世のすべてを憎むような目をする少年がそう言った。心浮き立つ想いなどもう何年も起きていない者がする、擦り切れそうな表情でだ。

 無理やり起動した楽しそうな表情が痛々しかった。


「組織に入ってわかったが帝国は沸騰しかけている。バートランド卿が推し進める豊穣の大地プランの余波が全土に広がり、集金のツケが民衆に来ているんだ。この二年で民衆の山賊化もだいぶ増えた。口減らしで奴隷にされる子もだいぶな。ブルーローズは革命を願う民衆の組織だ、その目から見える帝国は荒廃しているよ。なあシェーファ、俺達の中でバートランド卿に一番近かったのはお前だよな。卿はどうしてあんな無謀な作戦を考え出したんだ?」


「ガーランドはすべての負債を未来に投げているんだ。現在のあらゆる不幸を見捨て、より良い未来で清算しようとしている」


「支配者の理屈だ。いま苦しんでいる人達が幸福な未来を迎えられるものか。飢えを解消するために危険な森に入って死ぬ村の子達が、冬一つを越す準備のために売られる子達が、どうやって幸せになれる……!」


 クラウスは豊穣の大地プランの本当の理由を知らないのかもしれない。

 帝国北部の強度寒冷化が進めば居住可能エリアが減少する。その時に起きる混乱はプラン準備期間の比ではない。……とはいえ結果は同じだ。


 帝国総南下計画が実行されれば列強国との激戦になる。相応の国土を獲得するまで止まれない帝国が破滅に向かって突き進む未来と、その混乱の何がちがう? 他国と殺し合うか内戦で殺し合うかのちがいだけだ。


 だから私の答えは決まっている。


「ガーランドのやり方は間違っている。帝国の不幸を他国になすりつけるだけだ。たしかに帝国には幸福が訪れるだろうな。だが人界全体で見れば富の再配分が行われたにすぎない。帝国に代わる弱者が生まれ、彼らが虐げられるだけだ」


「俺もそう考えている。民衆にとって国家なんてどうでもいい、支配者が誰かなんてどうでもいいんだ。必要なのは俺達の暮らしが続けられるかどうかだ」


 クラウスの眼に郷愁がよぎる。

 私達が共有する幸福だった少年時代を思い出しているのか。


「俺は……幸せだったんだ。あの日々を奪った連中だけは絶対に許さない。そのためならスカーレイクだって利用してみせる」


 復讐を夢見る瞳は熱のない炎が燃えるかのようだ。青くてどろどろした炎の瞳が私を見つめている。私までも燃やそうとするように眼差しだ。


「バートランド卿も同じだ! 彼の無能が大勢の、俺達のような子供を作ろうとしている。そんな非道を許すわけにはいかないんだ! 俺は革命に命を捧げる覚悟だ。シェーファ、お前にも協力してほしい!」


「何をすればいい?」

「兵員のスカウト、資金提供、やることは山ほどある。何をやってくれても助かる。帝国を襲う未曽有の厳冬を乗り越え、革命の春を迎えるために……」

「春…か」


 ふとガーランドの言葉を思い出している。

 誰もが春を求めている。けっして折り合わぬ信念を掲げ合いながら、共に同じものを求めて争う運命か……


 答えは出ている。かつて約束したようにあの男の過ちは私が正そう。

 革命義勇軍に立ち塞がる帝国最強の騎士ガーランド・バートランドを倒せる者はきっと私しかいない。


「クラウス、共にドルジアの春を迎えよう」

「ありがとう。レティシアの仇討ち、革命の成功、やることは山ほどあるがお前と俺なら不可能な話じゃない。……全部成功させたら祝杯をあげよう」


 クラウスが笑う。復讐鬼と成り果てた友が再会から初めて笑った。

 昔みたいに少しばかり皮肉屋の顔を出したあの微笑みでだ。


「あの丘の上で、お前が作ってくれたレティシアの墓の前で俺達の凱歌を謳おう。お前がいなくても俺達は大丈夫だ、悔しかったら墓穴から這い出して来いってさ」

「そいつはいいな。彼女の性格上本当に這い出して来かねない」

「その時はあいつと一緒に宴会だ。とびきりいい酒を用意しよう」


 革命を誓いて握手を交わす。

 見果てぬ妄想に等しかった復讐の算段がついた時、ふと思い出したのは、私が倒さねばならない兄達の横顔だった。

 守銭奴98%

 装備:飛竜蔓の編みサンダル(32銀貨) 遠雷布の東方装束(233銀貨) 神器エルジオン(価値不明) 聖銀の投げ大針×8(480銀貨)

 所持金:約550856金貨

 総資産:大型ホテル9軒 40万金貨(未受け取り) 王竜の財宝(半数はスクラップの武具)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ