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82曲目 臨時会議

 マルガレータを残してエディングは部下を連れて帰った後、カール国王とイレム国王は他の国王に細かい経緯を説明する為、王宮に戻った。

 そしてマルガレータも一緒についていく。

 もちろん不安はあったがあのような血の盟約を見た後に、拒否する必要もなければ、話も進みやすいと思い連れていった。

 マルガレータの同伴には是非アルテミスもという声も上がったが、後片付けがあるためモーリッツが同伴することになる。


 国王達が王宮に戻った後、後始末が残っている。闘技場を片付けてから翌朝の大会の準備を整えると、一旦ギルドに戻り報告書を書く。

 その後は魔族のアジトだった場所に足を運ぶ者とグラースシュテッペ王国の騎士が泊まる宿の手配と治療、気がつくともう朝になっていた。


「ハンナさん、私達は帰りますね」


「お疲れ様です。ゆっくり…は休めないですね。試合楽しみにしてます。あっ!先程連絡がありまして、アカネさん達はシード枠で2回戦からになりますので、少しは休めると思います」


「本当ですか!何時に行けばいいですかねぇ?」


「午後からになります。午前中は武術大会1回戦の4試合と魔術大会1回戦の4試合が行われます。時間は9時から12時までで、2時間の休憩を挟んでから2回戦が始まりますので、13時30分までには来て下さい」


「わかりました!」


「まぁ~だぁ~、もう疲れたわぁ~。アカネちゃん、早く帰ってお風呂入って寝ましょうよぉ」


「「「賛成!」」」


「じゃあ、私達は帰りますね。みんなもお疲れ様でした」


 ようやく長かった1日が終わった。


   ★   ★   ★


 一方王宮では、今回の事件の説明が始まった。


 まずはイレム国王が説明をすると、続いてカール国王、最後にマルガレータが改めて説明と謝罪をした。


「で、どうするんじゃ。のうイレム国王よ」


 一番年配者のヨハン=フォン=ブーゲンハーゲン国王が今後についてを代表で聞いた。


「今回、多大な迷惑をお掛けした」


「そういうことじゃないんじゃよ。幸いなことに被害はない。ワシらも多少なり迷惑を被ったが、些細なことじゃ。全てはカール国王の采配とあの娘達の活躍じゃ。それに責めている訳でもない。もしかしたらワシがお主の立場になったかもしれん。ワシが聞きたいのは今後の魔族とワシら他国との付き合い方じゃよ」


 するとカール国王が代わりに発言した。


「ヨハン国王、この件に関してはすぐに決められることではありません。とりあえずはこの大会を最後まで楽しみ、改めて話し合いの場を設けるというのはどうでしょう?」


 その発言にメーアエンゲ王国、フランツ=フォン=ベーメンブルク国王とアイスベルク王国、ヘルムフリート=フォン=ドライヤー国王も賛成をした。


 するとフランツ国王とヘルムフリート国王がアルテミスの事を聞いてきた。

 そして一番気にしているのは助けられたイレム国王達である。


 ここにきてようやくモーリッツが呼ばれる。


「モーリッツよ、彼女達について知っていることを全て話してくれぬか」


 全員の視線がモーリッツに集中する。


「はい。彼女達アルテミスがこの国に来たのは約二ヶ月ほど前でございます。彼女達は何処から来たのかは不明でありますが、入国する為に冒険者ギルドと商業ギルドで登録をして身分証を発行しました」


「この国専属の冒険者ではないと」


「はい、残念ながら」


 モーリッツは自分の知る情報を全て話した。


「とにかく全てが異例で、Fランクから始まる登録も訳あっていきなりBランク冒険者と戦い、圧倒的な勝利によりCランク冒険者として登録しました。職業もアイドルと聞いたことのない職業で、また彼女達が作る食事や生活がこの世界にないと思われるものばかりです」


「是非、我が国に来てもらいたい」


「いや、私の国に!」


「私は助けてもらった礼もある。カール国王、彼女達との対面する機会を作っていただきたい」


「私も同じ事を思っていたところだ」


「皆も考えは同じようじゃのう」


「モーリッツよ」


「はっ!」


「頼めるか」


「お任せ下さい。今回の大会も彼女は出場します。まずは無事、大会が終わってからではどうでしょうか?」


「うむ、任せたぞ。それでは話は一旦終わりで宜しいか?」


「ではそうしよう」


「あと、マルガレータという魔王の娘、丁重にもてなす方向で宜しいか?」


「親善大使として丁重にもてなす事じゃな。これはこの先の人間の存続に関わる事になるかもしれんからのう」


「そうですな。ここは慎重」


 気がつくともう夜明け間近で、各国王達も全ての大会が終わった後に改めて話をすることで、すんなりと説明が終わり就寝についた。

 ここまで読んで「面白かった」「続きを読みたい」と思われた方は、ブクマ・評価・ご感想という形で応援して頂けますと、とても嬉しいです!


 ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます。

これからもご愛読してもらえる様、頑張っていきたいと思います。


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