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79曲目 星屑のステージ

 正面では国王と王子達が到着した。

 周りに怪しまれないように大臣1人と護衛の騎士1人しかつけていない。


 国王達を席に案内をすると、続々と各国の国王達が集まってきた。

 予定通りにシュテルンツェルト国王達と少し間隔を空けて、左側の席に偽国王達とグラースシュテッペ王国所属第一騎士団団長エドワードがいた。

 偽国王は座り、辺りを見渡している。

 他の魔族は一歩下がった後ろに立ち構えていて、その一番右側に立っていた。

 こっちにとっては都合のいいポジションだった。


 そして全ての国の国王達が席に着くと、闘技場中央がライトアップされた。

 闘技場中央にはアルテミスがスタンバイしていた。


「誰なんだ?」


「何が始まるんだ」


 周りがざわつき出した。


 そして、


「こんばんわ~~~」


 何もわからない各国の来賓客は、何がおきているのかわからず、辺りを見渡している。


「私達は」


「「「「「アルテミスです」」」」」


 何処からともなく音楽が流れ始める。


 ざわざわ、ざわざわ、ざわざわ、


 そして、爆音と共に光が散りばめられると、闘技場が上へと盛り上がり、国王達の目線の高さへと変わった。


 それはキノの土魔法によるものだが、各国の来賓客はこんなに強大な魔法は今まで見たことが無い。


 まだ驚きが隠れないまま1曲目が始まると、全員が無言となる。

 皆、呆然ただ眺めること約5分、1曲目が終わった。

 数秒の無言が続くとシュテルンツェルト王国の王子達が口を開けたまま拍手をした。

 まばらだが徐々に拍手が増えていく。


「続いて2曲目いっちゃうわよぉ~」


 モモカの声で2曲目が流れ出すと、曲に合わせてイルミネーションが変わり出す。


 ああ、何て幻想的なんだろう。

 今、目の前に踊っている女性は天使なのか。

 聞いたことのない音色、見たことのない踊り、暗闇に輝く世界、そして美しい声、これはいったい!

 彼女達は天使、いや女神様に違いない!!


「父上!いや国王陛下、彼女達は何者ですか?」


 第一王子のクラウスが訊ねる。

 もちろん、同じ事を思っている第二王子のイザークと第一王女のアリーナも目を輝かせて聞いている。


「う、うーん、………また後で、な」


 そして2曲目、3曲目と歌い終わるとMCが入る。

 自己紹介、歌というものの説明、そしてアップテンポの曲が終わり、ソロに入ると各々の個性を生かした歌を歌う。

 アオイのソロでバラードを歌った時には第一王女のアリーナが涙を流しながら祈る様に聞いていた。


 辺りは数々の星が散らばり輝く。


 アカネの時は赤色に、アオイは青色、キノは黄色、ワカバは緑、モモカはピンクと光輝くアルテミスと星々、皆が心を奪われていく。


 みんながソロを歌い終わると、ここで二度目のMCに入る。


 そして遂に!


「今日は私達アルテミスの歌を聞いてありがとうございます。ここでゲストを紹介します」


「ゲスト?」


「ゲストってなんだ?」


 少しざわつくと下の入場口から人が現れた。


「イレム国王!」


「しかし、イレム国王はここにいるぞ!」


 周りが混乱しはじめた瞬間、結界が張られた。

 よく見るとアカネ以外のアルテミスの姿は中央にはなく、横を見るとシュテルンツェルト国王達が座っている場所ではアオイが、モモカが他国の国王達に別の結界を、ワカバはグラースシュテッペ王国第一騎士団団長エドワードを救出していた。

 キノは真上に飛び上がり、結界を維持して全体を見渡している。


 そしてアカネが!


「さぁクライマックスです。イレム国王、いや偽国王、あなたの仲間は全員捕縛しました。諦めて正体を明かしたらどうかしら?」


 周りは更なる混乱を招いている時、偽国王が歯ぎしりしながらゆっくりと立ち上がった。

 ここまで読んで「面白かった」「続きを読みたい」と思われた方は、ブクマ・評価・ご感想という形で応援して頂けますと、とても嬉しいです!


 ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます。

これからもご愛読してもらえる様、頑張っていきたいと思います。

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