78曲目 予定外の準備
闘技場では、
おぉーーーーーーい
「あれ?キノちゃん達じゃない」
「あら、本当ね。予定よりも早く来てくれて助かるわ」
アオイ達も合流してアルテミスの準備が始まる。
さて、私達の番ね。
「さっ!国王達が来る前に準備をしちゃいましょう」
「オッケーよぉ」
「任せて下さい」
私とアオイで国王達のお出迎えね。
まずは着替えっと…
「どうかしら?」
「いいと思いますよ」
「護衛にしてはカジュアルすぎるかしら」
「まあ、催し物も兼ねているから、これでいいと思いますよ」
「じゃあ決まりね。予定通り、アオイは国王達の護衛ね。私は偽国王の護衛という感じで」
「わかりました」
さて、ワカバとモモカの方はどうかしら?
その頃、モモカの指示で闘技場のライトアップを魔法でする。
「…どう?」
「いい感じよワカバちゃん」
ワカバは闘技場全体の照明を、モモカはイルミネーションを担当した。
もちろん作戦がバレない様にするための単なる演出である。
あっ!いい感じじゃない。
ワカバとモモカは準備はいいみたいね。
キノはどうかしら?
アカネは少しだけアオイに任せてキノの様子を見に行くと、既に国王達が通る通路には出店が出ていた。
「キノ、どう?」
「いい感じだよ。後はワカバが手伝いに来てくれれば問題無しだね」
「結界をの方は?」
「いつでも張れるから、アカっちのタイミングで指示してよ」
「わかったわ。ありがとう」
アカネは確認してアオイの所に戻った。
さて、後は国王達と来賓用の席の用意ね。
「アオイぃ~、お待たせ!あらもう準備終わったの?」
「はい」
ホント、うちのメンバーは優秀よねぇ~
ん?
モーリッツさん?
はぁはぁ
走ってアカネの所に来ると、息を整えてから話し出した。
「わりぃ、予定外の事が起きた!」
「予定外?何ですか?」
結論から言うと、各国の国王も来ることになった!
メーアエンゲ王国の国王フランツ=フォン=ベーメンブルクと数名の護衛、ルフトシュピーゲルング王国の国王ヨハン=フォン=ブーゲンハーゲンと数名の護衛、アイスベルク王国の国王ヘルムフリート=フォン=ドライヤーと数名の護衛が来る事になった。
後20分位で集まる。
すぐにアカネはアオイに指示をした。
「ごめんアオイ!急いでマッテオさんとアベルさんを連れて来て!」
すぐに理解をしたアオイは急いでいった。
アオイは向かう途中、キノにも声をかけ、アオイはアベルさん、キノはマッテオさんと、二手に別れて呼びにいった。
「私は今から全員の席を用意しますので、モーリッツさんはワカバとモモカを呼んで来て下さい」
「わ、わかった」
「あと、入口付近でのお出迎えと国王様達の席への案内をお願いします」
「ま、任せてくれ。それぐらいなら俺でも出来る」
予定変更、すぐに新しい作戦に切り替えないと!
既に新しい作戦を考えたアカネはみんなのワカバとモモカに伝え準備に取り掛かった。
アオイ、キノはそれぞれアベルとマッテオを容赦無用で捕まえると空をひとっ飛び!
「ちょっ、ちょっとアオイさん!」
「すいません。急ぎますんで」
そこでキノと合流した!
細かい説明を省き、空を飛びながら説明をするが、心ここにあらず、目のには闘技場が見えてきた。
ようやくスピードも落ち、アベルとマッテオも安堵の表情になってきた。
「いっ、いったいどうしたんですか?」
「すいません。今から説明しますね。マッテオさんも聞いて下さい」
アオイは説明をしながら、ゆっくりと闘技場入口へと降りた。
目の前にずっとモーリッツが国王を待っている。
「モーリッツさん、まだ来てませんよね」
「大丈夫だ。まだ到着まで10分はかかると思うぞ」
「あとは任せます」
アオイはアベルとマッテオの手を引き、売店へと向かった。
「とうちゃ~く!ボクが説明するよ。アオっちは先にアカっちに報告しにいってよ。すぐに向かうから」
「お願いします」
っという事で、販売するドリンクやホットドッグ等の説明をしてキノもアカネの所へ向かった。
売店もダミーの出店である。
そんなに数は無いのでアベルとマッテオも作戦に参加した。
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