69曲目 ミーティング
食堂の座敷でお茶を用意してミーティングを始めた。
なぜかマッテオさんとアベルさんだけでなくミラ達も参加していた。
ヒルダだけは茶菓子目当てみたいだけど…
「じゃあモモカ、言いたい事があるんでしょ。先にどうぞ」
「昨日も気になっていたんだけどぉ、あたしが見た限りでは売れたジャージが私服として使われているみたいなのよ。ちょっとセンスが悪いわ」
「そういえばそうね」
「ボクが着るわけでもないし、いいんじゃない」
「でもアルテミスも一緒と思われるかもしれませんね
「…同感」
「そもそもみんなゲームのキャラみたいな服でしょ」
「…ロープレ、…装備」
「そうだ!マッテオさんとアベルさんもいるし、この町のファッション自体変えて見ればいいんじゃない」
アカネ達の話にミラ達はもちろん、マッテオ達もついていけない。
そしてモモカが先頭に立って話を進める。
「ねぇ、マッテオさん達に聞きたいんだけどぉ~」
「何でしょうモモカさん」
「この町の服とかはどこで作られているのかしら」
「基本は各お店で作られていていますが」
「だったら生産量は少ないのかしら?」
「大きな店舗はたくさんの従業員を雇っていますのである程度は在庫もあります」
「例えば~、これから売り出すアルテミスの服を大量に発注してマッテオさん達が売るというのはどうなのかしら?」
「とてもいいアイデアと思いますが…モモカさん達が使用して初めて価値が出ると思いますので、売れるかどうか…」
「あたし達がファッション雑誌を作るわよぉ」
「「ファッション雑誌?」」
「そうよぉ、だからマッテオさん達は質のいい服を作れる材料と職人達を探してほしいのよ」
「職人達は私が探しますのでマッテオさんは材料をお願いします」
「わかりました。所で材料とはどういう物をお探しですか?」
「綿ってあるのかしら?」
「ありますが、なにか?」
「そしたら詳しくは明日の朝に話すわ。それまでに簡単なファッション雑誌を作っておくわ」
「「わかりました」」
ミーティングは終わり、ミラは呆然と話を聞いていて、ヒルダはキノと一緒にケーキを食べていた。
「ボク、お腹すいたよ」
「あっ!私も~」
「じゃあ、夕食にしましょう!」
そして夕食を食べ終わるとマッテオ達は家に帰っていき、私達はみんなでお風呂に入った。
「はぁ~、気持ちいい~」
「やっぱお風呂はサイコーよね」
「ミラちゃん、ヒルダちゃん」
「何でしょう?」
「お風呂上がったらちょっと手伝ってね」
「何を手伝うのかよくわかりませんが、もちろんいいですよ」
「ワカバちゃんはモデル兼カメラマンね」
「…任せて」
「モデルはもっと欲しいわね」
「ねぇモモカ、作るのは女性雑誌だけなの?」
「もちろん男性のファッション雑誌も作るわぁ。だからぁ~、アオイちゃんとワカバちゃんは男装して貰うわぁ」
「私が男装ですか!」
「二人は婦人達から大人気なんだから当然よね。でも二人だけだと足りなくない?」
「最初はしょうがないわよぉ」
「カッコいい男がいればスカウトしましょうか」
みんながお風呂を上がると、ちょうどハンナさんとレーアさん達が訪ねてきた。
「どうしたんですか?こんな夜更けに」
「もう聞いたわよ!凄い人気だったらしいわねぇ~」
「お姉ちゃん、その話しにきた訳じゃないでしょ!」
「まあまあ、とりあえずいいじゃない。急いだってしょうがないし」
「何かあったんですか?」
「私から話しましょう」
ハンナさんは一歩前に出て話し始めた。
「実は魔術大会の予選では、圧倒的な強さで勝った男がいたのですが、その男が不穏な動きを見せているみたいなのです」
「不穏な動き?」
「はい」
「アカネちゃ~~~ん、みんな~~~、お茶入れたわよぉ~~~」
「長くなりそうな話ですね。向こうで座って話しませんか」
一旦場所を移動して座敷に座り、お茶を一口飲んでから話を再開した。
ここまで読んで「面白かった」「続きを読みたい」と思われた方は、ブクマ・評価・ご感想という形で応援して頂けますと、とても嬉しいです!
ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます。
これからもご愛読してもらえる様、頑張っていきたいと思います。




