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51曲目 ミラの頼み事

 朝起きるとミラさんとヒルダさんは外で体操?みたいな事をしていた。


「おはようございます」


「アカネさんおはようございます」


「おはようアカネ。キノは?」


「もうすぐご飯だから下りてくると思うわ」


「ご飯!私達のは?」


「もちろんあるわよ」


「やったー!やりましたね姫様」


「あなたと一緒にしないで下さい。すいませんアカネさん」


「そんなに喜んでくれたら私達も嬉しいわ」


 みんなが食堂に揃うとモモカが日本食を作る。

 たぶんミラさんもヒルダさんも食べたことが無いと思いチョイスしたのか、ただ朝はご飯と味噌汁と思って作っているのかはわからないが、味噌汁の匂いにつられてみんなが集まってきた。

 シオンも寝ぼけて下りてきたが、私は急いで部屋に連れて戻る。

 他の人間には見えないが竜人はわからないし、目の前で食器だけ動いて料理がなくなるのは明らかにおかしいので、シオンには部屋で菓子パンをあげた。

 寝ぼけているシオンは菓子パンで誤魔化せたので私は食堂に下りる。

 既にみんなが揃っていた。


「さぁ、みんな出来たわよぉ~」


 テーブルにはご飯と味噌汁、そして焼き鮭や焼き海苔、漬物等も並んだ。


「「「「「いただきま~す」」」」」


 私が手を合わせて食べ始めるとアオイはミラさんに、キノはヒルダさんに箸の使い方を教えながら朝食を食べた。


 朝食を食べ終わると二人はとても満足してくれたみたいでモモカに色々質問していた。

 そしてミラさんがいきなり頼み事をしてきた。


「皆さん食事まで頂きありがとうございます。出来ればもう一つお願いがあります。私は近々ある武術大会に出たいと思っています。是非アオイさんと闘ってみたい。だからそれまでここに泊めて頂いても宜しいですか?もちろんお金は払いますので」


 そう言うとミラさんは金貨を10枚出した。


「足りないでしょうか?」


「足ります足ります。多すぎです。こんなに貰えませんよ」


「姫様、私が出します。アカネ、美味しいご飯頼むよ」


「ヒ~ル~ダ~」


「まあまあミラさん、ヒルダさんはモモカのご飯が気に入ったみたいね」


「こんなに美味しいご飯は初めてよ」


「良かったねモモカ」


「お昼は何を作ろうかしらね」


 昼食の話で盛り上がり、そして大会に出るという事なので二人の武器や戦い方を聞いてみた。


「ミラさん、ヒルダさん、二人はどういう武器で戦うの?」


「皆さん、さん付けはやめて下さい。ミラでいいですよ」


「ヒルダでいいわ」


「それじゃあ私達も呼び捨てで呼んでね」


「で、ヒルダの背中に背負っているのが武器?」


「これは鉄扇よ」


「でかくない?」


 その鉄扇は1メートル50センチ位あり、ほとんどヒルダの身長に近い大きさだった。


「武器としても使えるし、姫様を守る盾にもなって便利よ」


「ちょっと持たせて」


「普通の人間には持てないわよ」


 するとアルテミスの5人は軽々と持ち上げて振り回したり、開いて扇いだりした。


「あんた達、本当に人間?この鉄扇は150キロはあるぞ」


「本当に凄いですね。私も早く皆さんと闘いたいです」


「ミラの武器は?」


「私は素手です。武器は槍が少々使えますが持ってきてはいないですね」


「じゃあアオイと一緒ね」


「アオイも素手何ですか!早くアオイと闘ってみたいです」


「受付は済ませたの?」


「今日これから受付してきます。明日の予選大会の優勝者だけが本選に出れるみたいなので頑張ります」


「1人だけって事はミラとヒルダ2人とも本選に出る事は出来ないのね」


「私は出ないわよ。面倒だからね。姫様はこういうのが好きで困っちゃうのよねぇ」


「私達も予選見に行くからミラを応援するね」


「ありがとうございます。皆さんのご予定は?」


「私は昼ご飯食べたら、本選に向けて特訓!ちょっと必殺技が欲しくてね。たぶんみんなも」


 そんな話をしながら食後の休憩も終わり、ミラとヒルダは予選の受付に出掛けた。


 私はシオンを呼び、必殺技についてみんなに話した。

 ここまで読んで「面白かった」「続きを読みたい」と思われた方は、ブクマ・評価・ご感想という形で応援して頂けますと、とても嬉しいです!


 ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます。

これからもご愛読してもらえる様、頑張っていきたいと思います。

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