表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/129

50曲目 二人の来訪者

 あたしとキノちゃんはアオイちゃんを追いかけるのはやめて一旦家に戻る事にした。

 よく考えたら、確か相手の心を読む能力を女神様から貰っていた事を思い出した。

 だからアオイちゃんを信用して家に帰り、みんなに伝える事を選んだ。


「アカネちゃ~~~ん、ワカバちゃ~~~ん、ただいま~~~、いる~~~?」


 しばらくするとアカネちゃんが部屋から出てきた。


「おかえり~モモカにキノ、調査はどうだった?」


「それどころじゃないのよぉ。ワカバちゃんは?」


「ちょっと前に帰ってきて部屋で休んでいるけど………呼んでくる?」


「お願い、とりあえず食堂集合で!」


「わかったわ」


 とりあえずあたしはお茶を煎れると2人が来るまでキノちゃんとお茶を飲んで待っていた。


「モモカぁ~、ワカバ連れてきたよぉ~」


「…どうした?」


 そしてシオンちゃんも一緒に食堂についてきた。

 

 あたしは調査中にあった2人の女性の事やギルドに戻った後にアオイちゃんが2人についていってしまった事を話した。

 少しあたふたしたアカネちゃんだが、すぐにシオンちゃんが調べてくれた。


「どうしよう!探しにいく?どうするワカバ」


「…落ち着いてアカネ」


「なになに~、アオイが今どうしているか知りたいの?」


「わかるのシオン」


「ちょっと待ってねぇ」


 シオンちゃんが目を瞑るとすぐにアオイちゃんの居場所を教えてくれた。


「う~~~ん、こっちに向かっているわねぇ~、もう少ししたら家に着くんじゃない」


「シオンちゃん、そんなことわかるのぉ」


「そんなの簡単よ!」


 どや顔でシオンちゃんが教えてくれた。


「女神の加護を受けたあんた達のだいたいの居場所はすぐにわかっちゃうんだからねっ!」


「ふ~~~ん、スゴいのかストーカーなのかよくわからないけど、アオイちゃんが無事ってわかるだけでも助かるわ」


 そして10分後、アオイちゃんがあの2人を連れて帰ってきた。


   ★   ★   ★


 私は2人を連れて歩いて家に戻った。


「ただいまぁ~、遅くなりました」


 家に入ると4人は玄関のすぐそばにいた。

 まるで今帰ってきた事が前もってわかっているかの様に待っていた。


「アオイ、その二人は?」


「私はミラです。夜分すいません」


「ヒルダよ」


「ヒルダ!」


「…ヒルダです」


「申し訳ございません。悪気は無いんです。少し口が悪いだけで」


「みんなに少し話を聞いてほしいんですけど…いいですか?」


「とりあえず中に入って」


 みんなが食堂に案内してくれると、モモカさんがお茶を煎れてくれてキノがケーキを出してくれた。

 アカネは彼女達の正面に座り、ワカバも並んで座っている。

 私は彼女達の横に座り、モモカさんとキノがテーブルにつくのを待っていた。

 そして全員が揃うと私が話す前にミラさんが自ら話を切り出した。


「先程アオイさんとお話をしたことを話したいと思いますが、ここで皆さんに一つお願い事があります」


「願い事?」


「はい、これから話す事は他言無用でお願いします」


「誰にも話さないでほしいという事ですね」


「はい」


 アカネさん達みんなが納得して話を聞いてくれた。

 みんなはミラさんが話終わるまで黙って耳を傾けると、最後に本題に移った。


「それではブラックドラゴンの死体を見せて頂いて宜しいですか?」


「それは構いませんが、庭で全部出すと目立って大騒ぎになるので、家の中で一部だけでも平気ですか?」


「わかる所をここで出せるのであれば問題ありません」


「わかりました」


 するとアカネさんは一番広い玄関前のホールにみんなを連れていくと、異空間収納からブラックドラゴンの頭を出した。

 ミラさんもヒルダさんもじっくりとブラックドラゴンの顔を確認すると、私達に頭を下げた。


「ありがとうございます。私達の里の者で間違えはありません。私達に代わり粛清して頂き誠に感謝致します」


「姫様、何もそこまで言わなくても…」


「ヒルダ、もしアオイさん達がいなければ多大な被害が出ていたかもしれない。もしそうなったら我が里の沽券に関わる」


「まあ、とりあえずみんな無事でしたので、よかったら今日は泊まっていきますか」


「宜しいのですか?」


「はい」


「お言葉に甘えさせてもらいます。ほら、ヒルダも」


「あ、ありがとうございます」


 そして私達はこの後バーベキューをした。

 2人とも初めて食べたらしく喜んでくれた。

 何よりあのヒルダさんがキノと二人で食べまくって打ち解けたみたいで良かったです。

 いつも思っていましたが、アカネさんには感謝しないといけないな。


 そしてバーベキューも終わり、空き部屋に案内して寝床を用意すると、私達も部屋に戻り眠った。

 ここまで読んで「面白かった」「続きを読みたい」と思われた方は、ブクマ・評価・ご感想という形で応援して頂けますと、とても嬉しいです!


 ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます。

これからもご愛読してもらえる様、頑張っていきたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ