表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/129

46曲目 更新完了!

 私達は5人とも無事に用紙に記入してハンナさんに提出を済ませた。

 一緒にいたレーアさんとリーナさんは一旦別れたがキノとモモカは後で会う約束をしているみたい。

 とりあえず5人で依頼ボードを見ながら良さそうな依頼を探した。


「なかなか無いわね」


「あたし達Cランクだから、Bランクの仕事まで出来るのよね」


「そうよ」


「これはどうかしら?」


 それはこの辺では珍しい討伐依頼だった。

 ほとんどの仕事が薬草など調達依頼や隣の町までの護衛依頼や配達依頼ばかりだった。

 だが、この間のビッグボアの騒ぎでこの町の近くにある森の生態が変わってしまい、魔獣が多種多数現れる様になり、護衛依頼が多数貼り出されている。

 この辺りは今まであまり魔獣が出なかったのと治安がいいのが理由で高額の依頼がなく、高ランク冒険者も少ない。

 だからBランクのユニコーンやケルベロスは最近忙しく、護衛の依頼で町から離れていた。

 麒麟のメンバーは何かあると困るから町から離れないでいるらしい。


「どれどれ…」


「モモカさん、何の討伐ですか?」


「ビッグボアよ」


 依頼内容はビッグボアの肉が欲しいらしく、その数は5頭!

 成功報酬は金貨20枚で毛皮などの素材は要らないらしい。


 実はあの事件の時、キノとモモカの攻撃でビッグボアの半分は黒焦げになったが約60頭位は無事に解体出来た。

 その時の肉以外の素材は私達の収納に入ったままで、肉も実は約40頭分は収納に入っている。

 理由は肉フェスの時、20頭分の肉を仕込むのがやっとという事と、自分たちのバーベキュー用に取っておきたかったからだ。


「これ、肉はあるからすぐ依頼完了じゃない?」


「でしょ!」


「確かにそうですね。目的は肉って書いてありますし」


「ボク達の分は残るの?」


「…お腹空いた」


「でも、あの森にビッグボアって生息しているんだぁ」


「ねぇ、とりあえず受付で聞いてみればぁ~」


 私達は受付に話を聞きに言った。


 どうやら、5頭分の肉があれば依頼は完了らしく、とりあえず私達は依頼を受け、すぐにビッグボアの肉5頭分を提出した。


 受付の人も受けた瞬間に完了なので、戸惑っていたが隣の人にアドバイスを受け、無事任務完了となった。

 彼女は先週入ったばかりの新人受付嬢で、あのあと隣にいた先輩受付嬢に私達の事を色々教わっていた。


「これでしばらくは依頼を受けなくて平気になったわね」


「アカネちゃん、私とキノちゃんでちょっと森を見てくるわ」


「どうしたの?」


「レーアちゃんとリーナちゃんが森に調査に行くみたいなのよぉ。そのあと買い物に行く約束したんだけど…ちょっと森も心配だから一緒に見に行こうかなって」


「あら、モモカにしては珍しい」


「なんでよぉ~」


 みんなが頷く。


「だってねえ」


「…モモカは興味ないと思った」


「ワカバちゃんに言われるとは思わなかったわぁ」


「異世界来て、少し変わったんじゃない?」


「ボクもモモカと行くよ。レーア達と約束してるしね」


「わかったわ」


「アオイとワカバはどうする?」


「私は…ちょっと森が気になりますね。モモカさん達についていきます」


「ワカバは?」


「…ヒマだから親方の様子見てくる」


「じゃあ、私は剥れる前に家に帰ってシオンの相手でもするわ」


 そしてアカネは家に帰り、ワカバは建築現場に行き、アオイとキノとワカバは麒麟のメンバーと合流した。


   ★   ★   ★


「レーアちゃん、リーナちゃん」


「あっ、モモカちゃん。もう用は済んだの?」


 あたしはレーアちゃんとリーナちゃんに経緯を説明して、森の調査の同行を頼んだ。


「で、あたし達もついていっていい?」


「もちろんよ」


「ルークやノアと行動するよりも安心よぉ」


 レーアちゃんとリーナちゃんが笑いながら話しているとルークさんとノアくんがやってきた。


「まるでリーダーの俺が頼りないみたいじゃないか」


「あら、聞こえたぁ」


「僕だって頼りになりますよ」


 ルークとノアは二人の口の悪さはいつもの事と思いながら歩いてきた。


「ルークさん、よろしくお願いします」


「アオイさんは本当に礼儀正しいな」


「あたしだってぇ礼儀正しいわよ」


「ボクだって」


「そうですね。モモカさんとキノさんも礼儀正しいですね」


「わかっているじゃない。ノアくん」


 あたしとキノちゃんはノアくんの頭をポンポンしてあげた。


「僕、子供じゃ無いんですけど…」


 みんなが笑い、そして森の探索について話をした。

 ここまで読んで「面白かった」「続きを読みたい」と思われた方は、ブクマ・評価・ご感想という形で応援して頂けますと、とても嬉しいです!


 ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます。

これからもご愛読してもらえる様、頑張っていきたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ