45曲目 武器と触媒
翌日、冒険者ギルドに行くとみんなが話しかけてきた。
気がつくと久しぶりのギルド、みんなが集まってきた。
「アカネさ~ん、次のステージはいつぅ」
「アオイさん、会えて嬉しいです」
「「「モモカちゃ~~~ん」」」
「キノちゃんかわいい~」
「ワカバちゃんこっち向いてぇ!」
男女問わず結構ファンが出来た。
するとその騒ぎに秘書のハンナがやっていた。
「ちょうど良かったわ。皆さんに書いてほしい書類がありますのでこちらへお願いします」
「ハンナさん、何を書くんですか?」
「大会に出す書類です。あと当日は自分の武器は使えませんので、似た武器をこちらで発注します。もちろん刃を落とした物ですが」
「なるほど…」
「ねぇねぇ、これって申請した武器以外を使うと反則負けになるみたいよ」
見てみると武術と魔術で記入内容が違うみたいで、ちょうど来てきたレーアさんとリーナさんにキノとモモカは教えてもらった。
私達3人はそのままハンナさんに説明を受ける。
「ハンナさん、質問いいですか」
「アオイさん、どうぞ」
武術大会の用紙には名前、性別、年齢の他に、使用する武器と流派の記入欄がある。
そして下には大会のルール等が書かれていた。
「武器も無ければ流派も無いんですけど、どう書けばいいですか?」
「武器の所には格闘でいいと思います。過去にもいましたので問題ありません。流派は書かなくてもいいですし、中には我流と書く人もいましたよ」
「ありがとうございます」
「私はどうしょうかなぁ~、ワカバはどうするの?」
「…ふふふ、私は忍び、くノ一のワカバだよ」
どうやら小刀と鎖みたいです。
ワカバに言ったら忍刀と分銅鎖と怒られたけど…
「ハンナさん、武器って2つでもいいんですか?」
「もちろん問題ありませんよ。二刀流とかもいますので」
「あっ、二刀流カッコいいかも」
「…ダメ、アカネは侍。だから武器は日本刀だよ」
「まぁたしかに刀はいつも持ち歩いているから慣れているけど…」
「…あとこれ」
ワカバは収納から防具?を出した。
私はなんか新撰組っぽい衣装で、ワカバはもちろん忍者っぽい衣装。
アオイはチャイナ服?拳法でも使いそうな衣装だった。
隣で記入しているキノとモモカの分もあった。
キノはアニメやゲームに出てきそうな賢者っぽい衣装で、モモカは少し露出のある可愛い衣装だった。
「ワカバ、これコスプレじゃないかしら。私はいいけど…」
「…フッフッフッ、第一印象が大事」
「確かに注目浴びそう」
「私、恥ずかしいんですが…ワカバ、普通の服じゃダメですか?」
「…ダメぇ~~~」
という感じで私達の記入は終わった。
★ ★ ★
え~~~と、名前とぉ~性別とぉ~年齢ね。
「ねぇねぇレーアちゃん、触媒って何?」
「モモカちゃんはその銃ってのじゃないの?」
「そうそう、魔法を出す為にこの杖を触媒にして詠唱すると魔法が出出るのよ。モモカちゃんは違うの?」
「そんなこと何も考えてないかなぁ」
「リーナ、この2人には常識は通用しないわよ。だってキノちゃん触媒ないじゃん!」
「そういえばそうねぇ」
「書かないわけにはいかないわね。モモカちゃんは銃って書けばいいと思うけど…」
「ボクは?」
「キノちゃんは…」
「ねぇねぇリーナちゃん、触媒って他に何があるの?」
「初心者は杖かな?それからどんどん小さいのになって私達はブレスレットよ。Sランクの人は指輪とかネックレスの人が多いかしら」
「それいいわね。私は指輪と銃ね。キノはネックレスにしなさいよぉ」
「わかった」
「という事でぇ、後で指輪とネックレスを買いに行きましょ」
「そうだね」
「レーアちゃんはもう書いて出したの?」
「私はもう書いて出したわよ。そしてこれが私の触媒、リーナと一緒のお揃いのブレスレットよ」
「ねぇねぇ、どこで売ってるか後で教えてね」
「もちろんいいわよ。でもこの国では良い物はあまり売ってないわよ」
「可愛ければいいわ」
「お姉ちゃん、2人は触媒として使わないから何でもいいんじゃないかしら」
「それもそうね」
とりあえずあたし達も記入は終わり!
そうして全員の提出が終わり、ようやく本来の目的の仕事の依頼を受ける事になる。
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