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28曲目 殲滅

 アオイが離れている間にルークさんから戦闘スタイルを聞かれた。

 はっきり言って今まで戦いなんて無縁の世界から来ている私達に色々聞かれても困ってしまう。

 唯一アニメオタクのワカバがルークさんの質問に答えていた。


「なるほど…特殊な技を持っているとなると見た事の無い俺達と連携をとってもお互いに足を引っ張るだけか」


「…あなたは死なないわ、私が守るもの」


「………」


 意味のわからない事を言うワカバにルークは何も言葉が出ない。


「ルークさん、とりあえず僕達は出来る事だけをやって、彼女達にも同じく出来る事だけをやってもらった方が上手くいくんじゃないでしょうか」


「そうよルーク、ここでああだこうだ話してもしょうがないわ。いざって時は私が魔法で援護するわよ」


「そうよルーク、姉さんの言う通りよ。もしケガでもしたら私がすぐに助けるわ」


 キリンのメンバーとワカバが話しているとアオイが戻ってきた。


「アオっち戻ってきたよぉ」


 キノの言葉に急いでルークがアオイに話しかけた。


「大丈夫だったか?」


「大丈夫ですよ。確かに100頭以上いますね。真っ直ぐ向かって来ているので、あの森を駆け抜けて来ると思います。森の魔獣達も怖れて何処かに逃げたみたいですね」


「この短時間でよく調べたな」


「はい、もうすぐ来ると思いますよ」


「そうか、ありがとう。目標は俺達で20頭の討伐だ。無理はするなよ!ビックボアが駆け抜けたら後ろから追うぞ」


「えっ?」


 ルークの言葉を遮るようにアオイが話し出した。


「全部倒せばいいじゃないですか。何故わざわざ逃すのですか?」


「何を馬鹿な事を言っている。倒せる筈ないだろ」


「そうですか。では私達だけで倒すのでいいです」


「はぁぁぁあ?おいおい、いくらモーリッツさんに強いって言われているからといって調子に乗るなよ!お前らはまだ駆け出しのひよっこに過ぎない」


 ルークさんの言葉に耳を貸さなくなったアオイがみんなに指示をする。

 私はルークさんをなだめながらアオイの話を聞いた。


「火力のあるキノとモモカさんは右側半分をお願いします」


「はぁい」


「ほいほーい」


「私とアカネさんとワカバで左側半分をやります」


「…任せて」


「わかったわ」


 私はルークさん達を見ながら返事をした。


「という訳で私達にやらせて下さい。今までアオイの言う事に間違いはありませんでした。信用して下さい」


「そう言われてもだなぁ」


「そうですよ!あなた達が勝手な行動をとる事で下手をしたら多数の国民が死ぬ事になるんですよ!!」


「「もういいんじゃない」」


「言い争っても意味ないでしょ」


「先輩の私達でフォローしてあげればいいじゃない」


 すると姉のレーアがアオイの前に立つ。


「あなたを信用するわ。もしもの時は私が援護する。その代わりわかっているわよね」


「はい、わかっています。必ず私達で倒してみます」


「あなた達もよ。わかった!」


「「「「はい!」」」」


「おいおい」


「ルーク、女の子にあんなに強く言ってもきかないわよ。お姉ちゃんに任せなさい」


 妹のリーナがルークとノアを宥めた。


 やがて森が騒がしくなってきた。

 多数の鳥が飛び交い、獣達の鳴き声が響くと、徐々に物凄い足音が聞こえてきた。

 そして先頭を走るビックボアが森の外に出てきて姿を表すと、アオイはみんなに声をかけてアルテミス全員がビックボアに向かい走り出した。


「いくわよ、みんなぁ」


「「「「おお!」」」」


 ルークとノアは止める事が出来ずに、ただ見ている事しか出来なかった。

 一方、同じメンバーの姉妹レーアとリーナは同じ女性としてどっしり構えて見守った。


 私達が走りビックボアに近づいてくると、モモカがスピードを上げて歌った。

 一番火力のあるモモカが必殺技を繰り出した。

 モモカの衣装や装備が変わると空を飛び、多数の小型ミサイルとロケットランチャーがビックボア吹き飛ばした。

 その数30頭弱が瞬殺、そしてキノもモモカに続いて歌い出した。

 キノも衣装が代わり空を飛ぶとキノの回りには多数のファイアランス、アイスランス、サンダーランスが浮かぶ。

 赤、白、黄色とカラフルな槍がビックボアを襲うと約30頭のビックボアを撃ち抜く。

 たったの2分で半分のビックボアを倒した。


「モモカとキノに負けてられないわ。私達もいくわよ!」


「「おお!」」


「アカネさん、私が先に行きます」


 するとアオイも負けじと歌う。

 続けてアカネとワカバも歌い出した。

 3人の衣装が変わるとアカネは武器も変わった。

 まずはアオイが中央に気功波を放つと10数頭が吹き飛び、そのまま駆け抜けてそばのビックボアを蹴り飛ばす。

 今度は左側をワカバが空を飛び、収納されていた鉄の槍を32本出すと同時に、ワカバの人数も32人になり槍を掴んだ。

 その槍を一斉にビックボアに向けて放った。

 そして左側のビックボアを全て倒した。

 最後はアカネ、空に浮かんだ無数の剣が右側のビックボアを襲った。

 そのままアカネも走り抜けると生き残った周囲のビックボアを斬り倒した。


 ビックボア討伐終了!


 5分とかからずに128頭のビックボアが殲滅した。

 ここまで読んで「面白かった」「続きを読みたい」と思われた方は、ブクマ・評価・ご感想という形で応援して頂けますと、とても嬉しいです!


 ここまでのお付き合い、誠にありがとうございます。

これからもご愛読してもらえる様、頑張っていきたいと思います。

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