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世界一、やさしい魔法  作者: 牛タン
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おばあちゃん(ムキッ)

 

 いつの間にか僕は立っていた。風が一切なく、目の前には浅い川が流れており、その奥には色とりどりな花々が咲いている花畑が広がっている。僕の足元の周りには膝下まである草草やクローバーみたいな植物がたくさん生えていた。

 花畑の中にはおじいさん、おばあさん、小さな女の子といった老若男女がこちらを見ていた。そしてみんなそれぞれこちらに向かって手を振っている。

 

「おいでぇ、お嬢ちゃん」

「こっち来てよお姉ちゃん!」

「きみかわうぃ~ね!俺みたいなパリピーなお兄さんと遊ぼうよぉぇ」

「ブヒッ!美少女!prpr!hshs!んひぃぃぃ!」


 変態とパリピな人うるさいな!変態さんは捕まるべきですっ!あと僕は男です。みんな間違えてるじゃないか!

 人がどんどんと集まりだし、川の向こうはたくさんの人で埋まった。

 すると、人だかりの中からおばさんが出てきて、こちらの方へ向かってくる。

 身長170cmくらい、全身にはどれだけ鍛えれば付くのだろうかと考えさせられるほど見事な筋肉。立っているだけでツキノワグマのような迫力を漂わせる超ムキムキなおばさん。それは僕が幼い頃から見慣れていた人だった。

 何でなのかわからないけど、


 三年前に死んでしまったはずの僕のおばあちゃんがいました。


 「おばあちゃぁぁぁぁん!」


 僕は形振り構わず走り出した。

 向こうの川岸にいるおばあちゃんの見事な腹筋目掛けて顔から突っ込んだ。


 「会いたかったよ!」


 もう少しで川を渡り終え、腹筋にたどり着くという所で、左頬に強烈な痛みが生まれた。


「バカモォォォン!まだお前はこっちに来てはならんじゃろ!」 


 まるであの名前が魚介類な家族のお父さんのようなセリフと共に僕はビンタされていた。

 

 え、ちょっとまってすごく痛い、泣きそう。


 そのビンタの衝撃で僕は水の中へと倒れこみ沈んでいく。さっきまで浅かった川は今では底の見えないほど深く、そして温かいものへと変わっていた。

 

 沈んでいくほど温かくなっていく水の中でおばあちゃんの声が聞こえた。


 「強く、生きなさい」


 水の温かさと声の温かさに包まれながら僕の体と意識は沈んでいった。


 


 「うぅ……」


 目を開けると、見たことのない木目調の天井が目に入った。起き上がり、辺りを見渡してみるとどうやらここは直方体の形をした狭い小屋の中のようだ。僕の寝ていた下には動物の皮で作られた敷物が敷かれていて、部屋の中央には囲炉裏がある。火床にはまだ火が燃えており、部屋中を暖めている。火の向こう側には外の吹く風のせいか、木製の扉が度々ガタゴトと音を鳴らす。

 

「僕は一体……」


 確か合宿中に遭難しちゃって、日が暮れて帰れなくて、それで喋る骸骨に会ったんだよね……

 あの骸骨はオバケだったのだろうか、それとも……


「おぉ!目が覚めたのでござるな。」


 噂をしていたら例の骸骨が扉を開けて入った来た。


「いや~、話しかけたら気を失っちゃうから驚いたでござるよ!」

 

 僕はもう死ぬ覚悟で恐る恐る聞いてみることにした。


「あ、あの」

「なんでござろうか?」


「あなたは、その……生きているのですか?」


 骸骨は一瞬固まりまた喋りだした。


「生きてるでござるよ!スケルトン族という種族を知らんでござろうか?」


「ご、ごめんなさい、知りません」


「そうでござるかぁ……まあ、怪しい者ではないでござるよ?そんな怯えないでほしいでござる」


 骸骨は少し残念そうな声色で言った。どうやって喋っているんだろう、という疑問ができたが、まあ置いておこう。


「はい……あっ僕、真白って言います。その、倒れていたところを助けていただきありがとうございました!」


 さすがに助けてくれた人に自己紹介とお礼は言っておかないといけないよね。

 人じゃなくて、骸骨だったね。

 

「いや~、礼なんていいでござるよ!拙者、ガシャ丸と申すでござる!」


 声はハキハキしていて、元気が良いのはわかるが顔が怖いですよガシャ丸さん……

 あと名前が妙に和風な感じなことに驚いた。最後に丸なんて付く人は今まで出会ったことがない。

 人じゃなくて、骸骨だったね。

 

 「よ、よろしくお願いします。急で申し訳ないんですけど、ここが群馬のどの辺で、どこなのかとかわかりますか?良ければ教えてもらえたら……」

 

 地名を聞いてもたぶん僕はわからないだろう。でもここがどこなのか分かれば不安も少しはなくなるだろうし、すぐにでもみんなのいる場所へと戻りたいという気持ちもある。たぶん、みんな心配してくれているだろう。あっ面白がっている可能性も……心配してくれていることを信じよう。


「ダールメンド王国のミーカボーズンという街の端でござるよ!」


 YOUは何しに日本へ?そんな番組を思い出させるほど日本要素のない地名だった。

 

「へっ!?えと……もう一度いってもらえませんか?」


 僕の聞き間違いだったのだろうか、そう思い、もう一度聞いてみた。


「ダールメンド王国のミーカボーズンという街の端でござるよ!!」

 

 うん、それはどこなのだろうか。

 

「聞いたことないでござる!」

 

 ついガシャ丸さん口調になってしまったがそれを気にするほど落ち着いてはいなかった。


 どうやら僕は変な場所に来てしまったようです、おばあちゃん。


 



 


 



 


 

 

 

 

無理のある文章と中身の無い内容になってしまい辛いです(´;ω;`)

私のレベルでは直せない!!

で、でもがんばり、


マッスル!!

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