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世界一、やさしい魔法  作者: 牛タン
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出会い

☆ここに文字を入れてね☆

「そろそろ帰らないと本当にまずいな」


 お土産にキノコはどうなのだろうか。

 そんなくだらないことについて考えていたら日が暮れ、だんだんと辺りは暗くなってきた。

 夜の山、森はとても危険だ。夜でも熊や猪などの動物もいるだろうし、なにより暗くて足場が見えなくて照明なしでは進めないだろう。

 僕は来た道を戻ることにした。すぐに帰れるだろう。そう願いながらどんどんと戻っていく。しかし一向にログハウスにたどり着くことはできない。

 そしてとうとう空は夜に染まった。綺麗な星たちが空を飾っていた。唯一の救いは三日月が出ていることだろう。そのおかげか、少しだが周囲の様子が見れるがそれでも不安と恐怖心は消えない。

 どこからが遭難なのかわからないけど、これはもう遭難したのだと思う。


 僕が遭難なんてするわけがない。


 そう思っていた時期が僕にもありました!

 なんかライトノベルの題名みたいになっちゃったな。内容は遭難した高校生が必死に生きていく様子を書いていくのはどうだろうか。ヒロインはキノコのキノ子ちゃんとかありかもなぁ。


 絶対これは売れないね!

 

 ハハハッ

 自分で言っておいてなんだが、つい笑ってしまった


 いや笑ってる場合じゃない!

 

「こ、こういう時って動かない方がいい……のかな?」

 嘘か本当かはわからないが遭難にあった場合、動かない方が良いとどこかのサイトで見たことがある。

 月明りが辺りを照らす、木々は風が吹くたびに葉をさざなみのように揺らす。葉がこすれるたびに微かな音が聞こえるだけで不気味なほど他の音は聞こえない。虫の鳴き声さえも聞こえない。

 

「よ、よし!ここを動かないぞ!」


 不安と恐怖を紛らわすため、自分に言い聞かせるように言った。

 そして、ふと部長の言っていたことを思い出してしまった。


ここはよく、人が消えるらしい。


「考えちゃダメだ!あれは部長が単に僕をからかうために言っていたことだ!本当の話じゃない、考えちゃダメだ僕!」


 そんな事を言うがどうしても考えてしまう。なんで僕がこんなに苦手なのかというと、幼い時に見たあの有名な番組、本当に〇った怖い話、のせいだろう。ただ、見ていたのならそんなに怖くなかったと思う。しかし、怖い話もそろそろ幽霊が登場して終わるだろうと思ったとき、あいつは動き出していた。

 

 そう、妹の真央まおだ。


 真央は僕の後ろにスタンバイし、女性の幽霊の顔がどアップに映されたと同時に、


「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛アアアアア!!!!」


 真央は横から僕の顔間近まで迫り叫んだ。僕は悲鳴を上げる余裕すらなく、気を失った。

 僕はそのあと10分間くらい顔を恐怖にゆがめながら眠っていたらしい。

 以来、それがトラウマで怖い番組などは見ていない。


 いつも嫌な思い出には妹が関係している気がするな。

 いや、気のせいかもしれない。

 

 妹、許すまじ。


 そうこうしている間に部長の言葉からどんどんと怖い妄想が広がっていく。


 ガサガサッ。


 「ヒッ!?」

 

 突然、目の前の草むらから音が生まれ、同時に一匹の動物が出てきた。

 それはちいさなリスのような動物でこの子が動いたことから生まれた音だった。


「大丈夫だ僕、幽霊じゃない、幽霊なんていない!」


 僕は自分を落ち着かせるため目を瞑り、神に祈りを捧げているかのようなポーズで何度もそう声に出した。

 10分くらいたっただろうか、だんだんと落ち着きを取り戻していく。


「ふ、ふぅ……余裕だな、全然怖くないや!」 


 少し落ち着いたことで、強がりを言えるほどまで回復した。よし、朝までがんばろう。そう思い、そして僕はそっと目を開ける。

 

 そこにはよく物語の中に出てくるような魔法使いのローブの様なものを着た……


 骸骨(がいこつ)が立っていた。


 マインクラフトに登場するスケさんのような可愛らしさは全く無く、それはTHE骨といった感じである。


「いやぁ、驚いたでござる。声がすると思って忍び足で来てみたら、人間の子がいるなんて!しかも超かわいいでござるな!」

 

 骸骨は流暢な言葉で話す。

 もう僕の頭は恐怖と驚きで現状を処理できないようで全身の力が抜け、仰向けに倒れこむ。


「あ、あれ!?お嬢ちゃん大丈夫でござるか!」

 

 あぁ、もう疲れたよパトラッ(ry


「お嬢ちゃぁぁぁぁん!」


 骸骨が僕の体を揺さぶりながら叫んでいる。その声を聞きながら僕の意識は遠のいていく。

 あれ、なんかこの揺れ良いな。それはまるで小さい頃におばあちゃんに足を持って持ち上げられ、ブラブラと振り回されていた時の様だ。怖かったはずなんだけどな、いつも泣いていたし。

 懐かしいな。


 うぅ、気持ち悪くなってきた。 


 そして僕は意識を手放した。



小説って書くのすごい難しいですね……

他の方はみんなすごいな。

まだ異世界感がまったく出せていないので早めに出せるようにがんばり、


マッスル!


僕はキメ顔でそういった。



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