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魔術師の異世界ラプソディー  作者: 木林森
1章 異世界への旅立ち(ラプソディー・オーバーチュア)
1/166

プロローグ

2作目です。

目が回る。


とんでもなく気分が悪い。


自分が、落ちているのか、飛んでいるのか。


感覚が曖昧だ。


上下左右、方向が定まらない。


自分は今、どこにいるのだろう?


目は、とてもでないが開ける勇気がない。


開けたら吐いてしまいそうだ。


気持ち悪くなって閉じるまでの一瞬、見えたものは見たこともない、アニメのような不思議空間。


信じられない。


だってそうだろう?


自分が異世界に飛ばされているなんてな。


最悪の気分の中、俺は自問自答しながら、異世界に旅立った。

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