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転生したらチュートリアルで殺される悪役貴族だった件 ~元ニートの俺は引きこもるために努力する~  作者: 抑止旗ベル
第二章「美少女領主と仲良くなれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)」

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第62話 終わらない明日

「選挙まではまだ日があるとは言え、余裕があるわけではない。これから更に忙しくなります、リリィ様」

「はい……分かっています。しかしまずはステイナー領を安定させなければ。反ステイナー派のような存在が現れないように。そしてそのためには……」

「リリィ様にとって強力な味方が必要です」

「その通りです、中佐」


 なるほど、人員の増強か。


 確かに、ステイナー領を治めるだけで手いっぱいのリリィに国王選挙への準備もさせるのは酷だ。ワンオペ勤務は大変だからな。人手を増やすのは大切だろう。


「大変だと思うけど無理するなよ、リリィ。中佐もリリィを手助けしてやってくれよな。俺も応援しとくから」

「……何を他人事のように言っているんだ、フルスト殿」

「え?」


 リリィが立ち上がり、中佐の隣へ行く。


「中佐、任命書の準備は?」

「もちろん出来ています。こちらに」

「……では」


 中佐から書簡を受け取ったリリィが俺の方に近づいていく。


 なんだか嫌な予感がした。


「えっと……ちょっと待て、リリィ。任命書って……?」


 中佐とリリィが放つ無言のプレッシャーに負け、俺はリリィの目の前に立った。


 リリィは文書を両手で広げると、その文面を読み上げた。


「ステイナー家当主、リリィ・ステイナーの名を持って命じる。フルスト・ロウを私の補佐官に任命する」

「ほ――補佐官?」

「リリィ様の相談相手になるということだ。これからもよろしく頼むぞ、フルスト殿」

「い、いやしかし俺は……」


 ようやく引きこもり生活を満喫できるはずだったのに――と言いかけたとき、リリィが背伸びをして俺の耳元で囁いた。


「あなたじゃないとダメなんです、フルスト様」


 蠱惑的な声に脳みそがクラクラするのを感じながらリリィの方を見ると、彼女は俺の手を両手で包みながら、甘えるように俺を見つめていた。


 くっ……推しヒロインにそんな目で見つめられたら!


 いやでも、俺には引きこもり生活が!


 これまでも引きこもるために頑張って来たんじゃないか!


 それをみすみす見過ごすわけにはいかない―――!


 断るんだ、俺!


 またよく分からない争いに片足を突っ込むことになるんだぞ!


 断れ、俺!


 だけど推しヒロインからこんな風に甘えられたら……ッ!


「あの……補佐って何をしたらいいんですか……?」


 俺の口からこぼれ出た言葉を聞いて、リリィが満面の笑みを浮かべる。


 結局断れなかった。


 でも、仕方ないか。俺を必要としてくれている人の気持ちに応えないわけにもいかないし。


 こうして俺は、新たな戦い――次期国王選挙に巻き込まれていくことになったのだった。



◇◆◇◆



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