何もしない院長パート99「ケアマネ座談会――加算になるなら、これもお願い!」
これはフィクションです。作者の願望を込めた妄想が含まれることがありますので悪しからずご了承くださいませ!
■ 登場人物
司会:地域包括ケア局の竹ノ内課長
ケアマネ①:ベテラン佐藤さん(勤続20年、ズバズバ物言うタイプ)
ケアマネ②:若手木村さん(熱心だが少しお人よし)
ケアマネ③:中堅田村さん(お茶目で冗談好き)
野上院長:オブザーバーで羊羹を食べながら聞いている
■ 座談会スタート
司会:「では今日は“どんなシャドーワークが加算対象になると嬉しいか”を、ざっくばらんに語っていただきます」
■ ベテラン佐藤さん
「まずは“電話地獄”ですわ。病院、薬局、家族、民生委員、全部私の携帯にかかってくる。月100件以上。これ、加算になったらケアマネは億万長者ですわ」
会場爆笑。
■ 若手木村さん
「私は“冷蔵庫チェック”です。腐った食材の処分や、牛乳の買い出しまでやってる。でも患者さんの命に直結するんですよ。これ、生活衛生管理加算として認めてほしいです」
■ 中堅田村さん
「私は“ペットケア”ですね。独居のおばあちゃん、猫を飼ってて、入院中は私がエサやり。正直、猫に懐かれて癒されますけど、仕事かといわれると微妙……。でも“動物介在連携加算”なんてあれば最高」
■ 司会のまとめ
竹ノ内課長:「つまり――電話地獄、冷蔵庫、猫。これらがシャドーから“正式役割”になれば、皆さんの負担も報われると」
■ 野上院長の一言
ここで野上が口を開いた。
「……冷蔵庫も猫も、結局“暮らし”や。暮らしを支えるんが仕事になるんなら……ええんちゃう」
ケアマネたち、しばし沈黙。
次の瞬間、大爆笑と拍手が起こった。
■ 後日談
地域新聞の見出し:
「ケアマネ、冷蔵庫も猫も“加算対象”に?――南方発シャドーワーク座談会」
これはフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。