【お金の入門編③】国債1000兆円はお金の発行量だということ
前回は、お金の本質、そのしくみを暴きだしました。
お金は肩たたき券である…
つまり、
『貸し借りの記録』
『負債の記録』
『債務の記録』
と言い換えることもできます。
もっとも、これらは、すべて同じ意味であって、みなさんに馴染みの言葉であれば、『借金』と言うこともできます。
お金とは、そもそも借金でありますから、
「国の借金1000兆円!」は、お金の発行金額ということになります。
ほかにも、国債で通貨を発行している国があります。
アメリカのドル
イギリスのポンド
スイスのフラン…とかでしょう。
自国通貨建ての国債を発行している国は同じしくみでお金を発行しているのです。
そして、それは、財務省が認めています。
つまり、財務省も、自国通貨建ての国債が、単なる通貨の発行で、デフォルトなんてあり得ない、そもそも国債とデフォルトは関係ない!と分かっているんですね。
日本政府の1000兆円の国債(借金)は、逆からいえば、日本国民に1000兆円の資産があることになります。
そして、じっさいに、国内で流通しているお金の量は、1000兆円ぐらいあって、国債がお金を発行していることが分かります。