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【お金の入門編②】お金は貸し借りの記録
会計学の専門用語でいうと、
「借り」を「負債」といいます。
反対に、「貸し」を「資産」といいます。
お金とは負債として、この世に生まれるわけです。
じっさいに、あなたが握りしめている、その福沢諭吉も、日本銀行券という日本銀行の負債として発行されています。
信用創造される銀行預金も、その銀行の負債として計上されています。
銀行預金って、銀行の資産のイメージがありますよね!?
ちがうんです!
銀行預金は、その銀行の負債です。
預金は民間銀行の負債です。
紙幣は日本銀行の負債です。
国債は日本政府の負債です。
つまり、お金を発行するには、誰かの負債として記録されることが不可欠で、そうしないと、お金は生み出されないわけです。
日本政府の借金1000兆円も同じです。
日本政府はお金を発行するために、国債という負債の記録用紙を作ります。
そして、わたしたちの資産となる日本円というお金を生み出しているわけです。