【経済のしくみ】合成の誤謬でみんな貧しくなる
なんで、わたしたちは、デフレを脱却することができないんでしょうか?
答えは、みなさんが当たり前の行動をしてしまうからです。
日本人全員が「宵越しの金はもたねえ!」となったら、ハナシは別です…
けれども、そうはならない。
ケインズという偉人が発見した真理があります。
『合成の誤謬』
これは、
「個人では合理的な行動が、全体では不合理な結果を招くこと」です。
デフレで、みんな将来不安…
消費増税もあり、みんな、お金を使わずに貯金したりします…
すると、消費が減って、GDPは減少していきます。
GDPは支出の総合計でもあり、所得の総合計でもありました。
「誰かの支出は、誰かの収入です」
GDPが減ることは、給料も減ることを意味します。
したがって、みんながやった、「お金を使わないという合理的な行動」が、
経済全体では、ますます不景気になって、所得が減っていくという不合理な結果になります。
これが、デフレの恐ろしさなわけです!
合成の誤謬を克服できるのは、日本政府というヒーローだけなんです。
ここまで読んだみなさんは、日本政府に財源の制約がないことはお分かりかと思います。
累積の財政赤字は通貨の発行残高で、財政赤字は必要される通貨の発行目安量です。
そして、いまはデフレ…
需要を注ぎ込まないといけません!
消費税の減税!
防災インフラのための公共投資!
子育て介護の支援!
インフレ率が4%ぐらいまで、国債を発行しても全く問題ありません。




