【お金のしくみ】日本政府はみなさんの預金を借りない
すいません、注釈をつけます。
『日銀当座預金』ですが、これは日銀と民間銀行でやり取りされるお金=預金のことです。
銀行以外の会社や個人は、日銀と日銀当座預金の口座をもつことができません。
もちろん、口座をもてないので、日銀当座預金をやり取りすることもできません。
預金というと、口座みたいなイメージを浮かべがちですが、
預金も紙幣と同じお金であることに注意してください。
いったん、整理します。
◇お金の発行のしくみ
①民間銀行による信用創造
⇛預金というお金の発行
②日銀による現金紙幣の発行
⇛日銀が銀行から国債を買い取って現金紙幣を発行
③日銀による日銀当座預金の発行
⇛日銀が銀行から国債を買い取って日銀当座預金を発行
筆者の説明が悪いせいで、①と③がごちゃごちゃになってるかなと思います。
①の信用創造の預金発行は、みなさんがつかう銀行預金というお金のことです。
③の日銀当座預金は、日銀と銀行と日本政府がつかう日銀当座預金というお金のことです。
したがって、日本政府は国債を発行して、借りているお金は、日銀当座預金というお金です。
だから、国民たるみなさんは、みなさんの預金から1円たりとも、政府にお金を貸し付けしているわけではありません。
そして、前に図解した通り、日本政府は日銀当座預金を錬金術の素材にして、無限に国債を発行できます。
そのプロセスで、失うものはなにもありません。




