1分でホントの経済学! ②GDPの三面等価の原則
GDPは、その国の1年間の
①支出の合計
②所得の合計
③生産価値の合計
◇GDPの異世界風の説明
・町の鍛冶屋が鉄鉱石から「鉄の剣」を作ります。
・「鉄の剣」を、鍛冶屋は武器屋に50ゴールドで売りました。
・そのあと、「鉄の剣」を、武器屋は、勇者に200ゴールドで売りました。
・武器屋は店員に給料を150ゴールド渡しました。
問題:この異世界のGDPはいくらでしょうか?
答え:200ゴールドとなります。
解法:50ゴールド+150ゴールド=200ゴールド
鉄の剣を売ったことで50ゴールドの価値が生まれ、
勇者に売ったことで150ゴールドの価値が生まれました。
これが生産価値の面のGDPです。
また、最終的に、勇者が鉄の剣を買うのに、200ゴールドが支出されました。
これが支出のGDPです。
さらに、鍛冶屋が手にした50ゴールド、武器屋が店員に払った給料で150ゴールドの所得が生まれました。
これが所得のGDPです。
(支出・所得・生産価値)がイコールになることを、『三面等価の原則』といいます。
◇まとめ
・支出(需要)、所得、生産のGDPは同じ値になります。
・GDPを増やすのが経済成長です。
・支出が増えれば、所得も増えて、生産も増えていきます。つまり、GDPが増えます。




