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裏切り傭兵の変革記  作者: 綿鳥守
1章 旧魔術派の傭兵として
2/6

2話 未来の卵を手に入れよう 


『クルート大陸 南 旧魔術派領土』




クルート大陸の南全域はいつからか旧魔術派の支配下にあり、今もなおそれは続いている。


旧魔術が使えなくなるまでは大陸に線引きなど無かったのだが、どうしてか魔術派閥が出来てからこのような大陸の方角別に領土なるものが徐々に確立されてしまっていた。


そんな南の大陸にあるひときわ大きな町にある若い男が目深なフードを被り、灰色のローブを着て訪れていた。


「(引き抜きねぇ・・・)」


お世辞にもファッションセンスがあるとは言えない男は、つい2日前の話し合いをぼーっと考えながら町に入る。


「(旧魔術派に相応しい戦闘要員を3日以内に魔術学院から引っ張ってこいとかさ。無理があるだろ・・・ただの学生なんだから派閥とかに興味なんて・・・いや、今はそうも言ってられねぇのか)」


レードは町の中心に建てられた魔術を学ぶための魔術学院まで歩きながら首を振る。


「(全くなぁ・・・現魔術派・旧魔術派のどちらかに入らないと迫害されるってのも無くならないものかね。そんな風潮だから俺もふてくされて傭兵なんかになるってのに)」


自分の行うことは世間のせいだといわんばかりにレードは自嘲する。


「(中立派ってのもいいかもしれんが、あれは単なる欺瞞と自己満集団だしな。派閥の板挟み役なんてストレスで死ぬだろ)」


歴史や慣習を大事にする基本思想があり、便利な旧魔術を取り戻すために活動する『旧魔術派』。


歴史や慣習を嫌い、逸脱的なものに価値を見いだす基本思想があり、新たな魔術の世界を構築するために活動する『現魔術派』。


旧魔術・現魔術はどちらでも良いという考える者が集う派閥だが、基本思想は無い『中立派』。


3つの派閥に属さない者を侮蔑する名称として『不明』。


このような派閥が出来上がってから、レードはどれに自分が当てはまるかと考えた結果が「不明」になり続けることであった。


「(単に不明だと色々とめんどいから傭兵になったってことなんだが、まさかここまで続けることになるとは。良い感じの隠れ蓑とはいえ、生命の危機はわりとあるよな)」


とほほとレードが1人で勝手に気を落としていると、いつの間にか魔術学院の入口まで辿り着いていた。


「うし。いっちょやるか・・・金のために」


レードは気合いを注入するために、フッと息を吐くと、ゆっくりと学院の中に入った。




「あなたが・・・」


「ええ。今日からしばらくですが、ここの魔術学院で無属性魔術の実戦講師としてお手伝いさせて頂く『レイ』と申します。短い間ですが、どうそよろしくお願いします」


一般の学び舎とはあまり変わらない校舎内の職員室で、レードは自分の名前のレード・クライスをもじった『レイ』という名で教員達の前で自己紹介をしていた。


「失礼ですが、レイさん。いくらシンシア様の推薦とはいえ、室内でフードは・・・」


「あぁ、すみません。私は顔に酷い古傷がありまして・・・これを学生の皆さまにお見せすると勉学に支障が出ると思いましたので、このような処置を。どうかこのままでいさせてはもらえませんか?私も素顔を晒すのは、精神的に辛いので」


「ですが・・・」


教頭に当たる50代ほどの男性がなおも言おうとすると、無言であった校長が耳打ちをした。


「・・・な、なるほど。それでは仕方がない。許可致しましょう」


「・・・ありがとうございます」


何を吹き込んだのかは知らないが、恐らくシンシアの伝言であろう。


レードが仕事しやすいようにしてくれたのは良いが、それでもなお今回の仕事は荷が重い。


いつも請け負う『偵察』・『暗殺』・『スパイ』等とは異なり、相手はまだ子供だ。


将来どこかしらの派閥に入り、仮に旧魔術派の魔術士になったとしても、死ぬ可能性がある戦闘要員までなるかと言われるとそうとも限らない。


そんな危険なものに子供を騙して、あの旧魔術派に入れていいのか。


仕事なんだから、適当にあしらえばいいだけなのに、どうも心の中で迷いのようなものが生まれていた。


「(金のためなら何でもやるって決めたのにな・・・俺も未熟ってことか・・・はぁ、やりきれねぇ)」


先輩に当たる講師の叱咤激励を愛想良く流しながら、レードはそんなことを思っていた。




「どうもー。今日から『実戦』の講義を担当するレイと申します。よろしくお願いします」


(何故だか)初日から講義を任されたレードは1限の前にさっと教科書を読むと、それを自分なりに解釈して準備をしてから、学院の3年次が集う実戦場に訪れていた。


ざわざわと学生達が話をするのは当然とも言えるが、それをレードは気にせず話を続ける。


「えー。私がこのような犯罪者まがいの服装をしているのは訳がありまして・・・」


「教頭から聞きました。顔に古傷があるとか」


1人の男子学生が何気なく発言。


「ええ・・・まぁ、事情が伝わっているならいいか。よし、じゃあ・・・講義を始める」


唐突にいつもの口調に戻すと、レードは運動用の服装に着替えた学生たちを一望し、うんと頷く。


「今日ここで教えるのは無属性の基礎魔術・・・『発光』という魔術だ。これは生活や実際の傭兵でもよく使われるもので、辺りを照らす光を生み出すんだが・・・」


「先生、そんなこと誰でも知っています。早く他の無属性魔術を教えてください」


先ほどは異なる女子学生がそう言うと、こちらの返答をつまらなさそうに待つ。


発言した女子学生の周りの子も同意見だというようにこちらを見る限り、恐らく女子の取り巻きのようなものだろう。


「あー・・・うん、ちょいと待て。一応説明しないと、俺が怒られるんだよ・・・えっとまぁ、とりあえずここにいる3年次のみんなは「発光」を使えるってことでいいのか?」


レードが問いかけると皆静かに肯定するように頷く。


「あー確かに・・・『卒業までに無属性は4種類以上取得すること』って書いてあるな。申し訳ない、見落としていた。じゃあ、早速その他の無属性魔術とやらを教えよう」


レードはフード越しで照れ笑いをしているのだが、どうも伝わらないらしい。


「辺りを・照らせ」


レードは唐突に暗示詠唱をすると、見つめていた地面に白い魔法陣が発生し、すぐさま明かりを生み出した。


「朝だから分かりづらいなこれ・・・」


「先生、それは実戦でどう使えと?自分の位置を相手に知らせるだけでは」


また違う学生の指摘を受けて、レードはふっと笑う。


「今俺に言った君・・・派生魔術は知っているか?」


「ええ。4属性魔術と無属性魔術を独自に使いやすいように術式を変更して生み出される魔術のことですよね。個々人で名称と効果は異なるので一概には言えませんが、大抵は威力と精度が落ちるので、実戦で使うのは戦闘経験が無いと難しい・・・そのせいもあってか学生の中で使えるのは4年次以降です」


「そうそう。よく勉強しているな。では、その派生魔術を見せる・・・『輝きを・そこへ』」


一旦発光を中断すると、今度は同じ場所に同じような魔法陣を発生、起動させる。


すると、今度は先ほどの光量よりもはるかに大きな光を発する何かの魔術が起動し、思わず学生たちは目を閉じてしまう。


「これは俺の派生魔術『閃光せんこう』。どうだ?君、今目を閉じただろ?これで『光を盾に』できるってわけだ」


「ぐっ・・・ですが、これが実際の魔術戦で上手くいくかは・・・」


閃光の魔術を止めたレードを見た男子学生は急に視界から、件のレードが消えたことに焦る。


「なっ・・・『隠蔽』か、いやそれなら痕跡が・・・」


困惑する男子学生の横にいる友達が指で後ろを指す。


「これは『幻影』。どうだ?非殺傷魔術の発光1つでもやりようによっては、こんな風にアレンジできるし、戦闘の補助に使える。ま、幻影は対象1人だけだからあれだが・・・」


学生たちは口々に『確かに・・』『攻撃系魔術でもないから興味無かったけど』『派生魔術前提なら別に』などと言うが、レードは気にしない。


「今日は発光を完璧・・・とまでいかないが、マスターし、派生出来るように指導しよう。なに、心配ない。派生魔術なんてただの思い込みとブロック崩し、落書きみたいなものだ」


「既存の魔法陣を少しずつ組み替えて、どっかしらで効力が出たところで起動させるだけ・・・っっていうどうしようもなくつまらない地道な作業だが、一度覚えちまえば応用できる」


レードの話をあまり聞いていなかった学生達は徐々に聞き耳を立て始めたようだ。


無属性魔術というだけで興味がないとしていた何人かも少しずつ目を輝きだしているところを見ると、案外講師っぽいことは出来ている・・・


「(といいけどな)」


レードは自分が初めて派生魔術を成功した時の過程と感想を織り交ぜながら、話を始めた。




「・・・まぁ、こんな感じだな。後は慣れだ、慣れ。実戦では4属性魔術を駆使して戦闘されていると思われがち(いや、俺以外は大抵そうなんだけど)だが、無属性魔術も使えないことには越したことはない。今日いい感じに派生出来ていた学生もいたことだし、センスはやっぱり俺なんかとは比べ物にもならねーな、くそ」


後半から愚痴のようなことを言っていたのを聞いた何人かの学生はくすくすと笑いをこぼしていたが、それは初めの冷たいものではなく、暖かい輪になり他の学生に広がった。


「じゃあ、今日はこんなところで終わりでいいか。あ・・・終了します・・・また来週お会いしましょう」


最後にまた丁寧な言葉づかいになったのは、職員室から先輩がこちらを覗いていたのに気付いたからであるが、学生たちは特に何も言わなかった。




「ひぃー・・・つっかれた。いつも無言で対象をヤッたり、演技してるから、素で話すと調子狂うわー」


昼休みにレードは1人で寂しいのを誤魔化すように、ベンチで座りながらそんなことを呟いていた。


「あの・・・」


「?」


レードは無気力な表情で声がかかった方へと首だけ向けると、そこには黒髪長髪でかなり大人びた少女が自信なさげにこちらを見ていた。


「何か私に用ですか?」


レードはこの美人といえる少女に一応は敬語で答えるが、業務時間外ということでぶっきらぼうに返答していたことに言ってから気付いた。


「(あ、やべ・・・何か不機嫌野郎みたいな感じだったかな)」


すぐさま謝ろうとしたところでその黒髪少女は口を開いた。


「ええと、その・・・レイ、先生ですよね?私、『二メア・オルガルド』と申します。1年次の・・・」


「えーと?4年次ではないのですか?」


「あ、いえ・・・その、よく間違われます」


「・・・ふむ」


レードはこの二メアという少女をじーっと見つめる。


身長が190ほどの長身気味なレードより小柄とはいえ、女性であるということを考えるとかなり高い。


それに自信なさげな顔も並の女性とは似ても似つかないほどの美形なため、14歳という証拠がない限りは判断に迷う。


全身像も少女とは言い難いほど成長しており、胸囲とスタイルの良さは成人した女性よりもはるかに上回るはずだ。


そんな二メアをフードの下から目が見えるくらいずらして観察していると、当の本人は凝視されていることが耐えられないのか、羞恥で顔を赤くしてしまう。


「あ、あの・・・何か?」


「あぁ、申し訳ない。少しね」


レードはごほんと咳払いすると、フードを少し下げる。


「で、何故私のところに?こう言っては何ですが、今日初めてここに来たので、あまりお教えできる事はありませんよ?・・・講師とか初めてだし」


「?・・・少し噂を聞きまして。レイ先生は無属性魔術がお上手だと。出来ればでいいのですが、私にその、無属性魔術を教えて頂きたいなと」


「1年次はまだ4属性魔術を出せないはずでは?それなのにいきなりマイナーかつ戦闘で使いにくい無属性魔術を知りたいと?」


「えっと・・・」


二メアはレードの『何でそんなものを』というような口ぶりで言うのに少し押されそうになったが、キッとした表情に変わり、フード(顔がある位置)を見て答える。


「私・・・将来はシンシア様の近くで働きたいと考えているんです」


「・・・あの婆さんのとこで?」


「えっと、はい・・・先生はお会いしたことがあるのですか?」


「まぁ・・・あるといえばあるし、ないといえばない・・・ですね」


レードは部外者に正直に言うことはないと考え、そう言ったのだが、どうも二メアはあまり良い顔をしていないらしい。


フードを深くかぶっているためよく見えないが、気配でそう感じた。


「・・・そこで働くには全ての魔術を使いこなせないと駄目な気がして・・・それで無属性魔術を最後に覚えたいと・・・」


「うん?最後・・・ってことは」


「はい。私は一応4属性魔術の基礎は習得しています」


「・・・ふむ」


二メアがレードの教えを乞うだけにこのような嘘を吐いても意味がないのは分かる。


実際にやらせてみればいいし、そのようなことを言うよな雰囲気の少女ではないのをここ数分の会話で感じる。


多様な人が行きかう町や傭兵業で、話す口調や姿勢から相手はどのような人物なのかを瞬時に判断できるようになったレードは、この少女は比較的内気で真面目な人物であると推測した。


「1年次でそこまでやれるってのは素晴らしいですね・・・分かりました。では、放課後に実戦場で待っていてください。私も仕事が終わり次第向かいますので」


「ありがとうございます!」


そう二メアが言うと丁度昼休みが終わる鐘が鳴り、その場の話し合いはお開きとなった。




「すげぇな・・・」


夕日が差す放課後の実戦場でレードは用意していたプラスチックの的に二メアが見事『水矢みずや』という水属性の基礎魔術を命中させていたことに驚いた。


40メートルほど離れた的に正確に当てるのはもちろんのこと、その暗示詠唱・魔法陣展開・魔術起動の一連の過程が丁寧かつ迅速であった。


「そうですか?少し緊張していつもより下手になってしまったのですが・・・」


「いや、俺が見てきた中の水矢で1、2を争うほどの精度です。まさかここまで天才的な才能を持っているとは・・・」


続けて炎の基礎魔術『炎剣』、風の基礎魔術『風盾ふうじゅん』、土の基礎魔術『土壁つちかべ』を見せてもらったが、どれも負けず劣らず全てが同じような精度・起動速度で詠唱された。


「(これはもしかして・・・育て上げれば依頼内容の戦闘要員になれるか?将来はシンシアの元で働きたいとも言ってるし。よし、聞いてみるか)」


珍しく相手の都合を考えたレードは少し汗をかいて拭っていた二メアに話しかける。


「お疲れ様、二メアさん。どれも素晴らしい」


「いえいえ!そんな、先生の方がお上手でしょう?私なんかより」


「・・・い、いや(俺は水属性の基礎しか使えません)・・・」


「?」


言い淀むレード本音を隠しつつパチンと手を叩くと、二メアが何か言う前に言葉をつむぐ。


「これほどの魔術センスと才能があれば、将来的に旧魔術派の戦闘要員でも何でもなれますよ?きっと」


「戦闘・・・今争いがあるのは現魔術派と旧魔術派が対立しているからですよね・・・そんな場所に私のような女がいても大丈夫なのでしょうか?」


「性別は関係ないですよ。やる気と覚悟があれば、ですが」


レードは慎重に言葉を選んで二メアの返事を待つが、何か考えているようで言葉はない。


どれくらい待ったのかとレードが時計を確認しようとした時、急に二メアは声を上げた。


「私・・・やってみようと思います。戦闘要員」


「理由を聞いても?」


「こんなにたくさんの人が争う世の中は誰かが何かをしない限りは収まりません。私は両親から旧魔術派がいかに良いかなどを聞かされていましたが、それは実際に見てみないと分かりませんし、私としても現魔術派の方たちがどうしているのか関心があるのです。争いの種はどこにあるのかを知るためにも最前線である戦闘地区に行くのは避けるわけにはいきません」


少し息を整えると、二メアは真っ直ぐレードを見る。


「私は幸いにも生まれつき魔術の才があるとのことでしたので、この力をただ持つだけではなく、私自身のため・・・広く言うならば、この大陸の魔術士全員が争うことが無意味であるということを魔術によって証明したい。そのためには今はあらゆる魔術を取得して、その中で平和解決できる術式を生み出したいとも考えています」


「・・・武力行使に頼らざるを得ないこともありますよ?」


「それも承知しています。ですが、私としてはなるべく昔のような誰もが自由に暮らしていた頃に戻したいのです。今となっては叶わぬ夢だと思いますけど・・・」


レードは静かにふむと頷くと、二メアに背を向けながら話す。


「よし!じゃあ、早速シンシアのところに行くか!」


「へ?」


「いや、だってさ。それだけ色々考えているなら、早く行動に移した方がいいでしょ。だから、あの婆さんのところに行く」


「で、でも・・・学院が」


「そんなのあの婆さんの権限でどうにでもなるさ(俺は関係ないし)。だから、今決めてくれ。俺に付いてくるか、ここに留まるか」


「・・・」


「別に俺としては君が来ようがどうでもいいんだが、一応仕事だし。来ないなら別の誰かに聞いてみるし、何なら4年次の方がいいかねー。あわよくば上級魔術を取得してたり・・・」


レードが挑発気味に二メアを誘うには訳がある。


まず、この少女は真面目な学生であるがゆえに規則や逸脱、ないしは慣習にとらわれている。


次に性格からか自分の思うように言うはするものの、きっかけがないとずるずると後伸ばしにする傾向があると推測。


最後に、普段からこのような輩に慣れない言葉をかけられると、自然と対抗心が湧き出ることがあるかもしれないと感じ取ることが出来た。


・・・全て推測の域を出ないが。


「(さぁ・・・どう来るよ?)」


レードは根拠の無い自信が湧き出るのを自覚したまま、彼女の返答を待った。



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